2回目の任意整理はできる?成功させる3つのポイント
「過去に任意整理したけどもう一度できないかな…」
過去に任意整理をしたことのある人でも、2回目の任意整理ができないということはありません。ただし、任意整理はあくまで相手と交渉して同意を得るプロセスであるため相手から2回目の任意整理を拒否され、失敗することもあります。
この記事では、2回目の任意整理を検討している人が、成功させるために知っておくべきことについてまとめました。
【関連記事】任意整理とは?
任意整理を検討されているあなたへ | |
任意整理について詳しく知りたい、真剣に検討している人は弁護士・司法書士事務所に直接相談することをおすすめします。 弁護士・司法書士事務所に直接相談・依頼することで以下のような事が望めます。
借金原因は問われませんので、まずは、お気軽にご相談ください。 |
2回目の任意整理が成立しづらいケース
任意整理は、お互いの任意で借金減額や利息のカット、支払い期限を調整する行為です。そのため、債権者(お金を貸す人)が交渉に応じる限り何度でも行えます。
2回目の任意整理が成立しづらいケースとして、1回目に任意整理を行った同一の債権者に再度交渉する場合が挙げられます。相手としては一度譲歩したものを再譲歩することに難色を示す可能性があります。
2回目の任意整理に必要な費用や期間
2回目の任意整理に必要な費用や期間についてご紹介します。
2回目の任意整理に必要な費用
2回目の任意整理を行うにあたって必要な費用は、1回目の場合とあまり変わりません。ただし、交渉が難航した場合、その分期間が延びるため、弁護士費用が増額することがありますので、その点にはご注意ください。なお、任意整理にかかる費用の目安は下記の通りです。
相談料 |
0~5,000円/30分 |
着手金 |
2~4万円/1社 |
減額報酬 |
減額できた金額の約10% |
これに実費が加わります。事務所によって料金設定は異なりますので、あらかじめ弁護士にご相談ください。
2回目の任意整理にかかる期間
2回目の任意整理にかかる期間も、1回目の任意整理と変わりありませんが、交渉が難航した場合には長引く可能性もあります。
相手方が交渉に応じてくれない場合、前回からプラス1カ月以上は必要になると考えておくと良いでしょう。
2回目の任意整理を成功させる3つポイント
2回目の任意整理を成功させる3つのポイントについてご紹介します。
弁護士・司法書士といった専門家のサポートを受ける
2回目の任意整理の交渉は1回目と比べて非常に困難です。そのため、1回目は自力で交渉できたという方であっても、2回目の任意整理に臨む場合は弁護士・司法書士といった専門家に相談されることをおすすめします。
弁護士や司法書士であれば、今までの経験から2回目の任意整理でも最善の結果になるような提案をしてくれます。また、債務者本人に代わって事務処理や交渉できるため、負担を最大限まで軽くすることができます。
明確な返済計画を作成し、完済の意思を伝える
2回目の任意整理を成功に導くためのコツは、返済計画の作成にあります。毎月いくら支払って何年で完済できる、途中で不測の事態が起きた場合はどのように対応するかまで決めておきましょう。
また、返済計画を作成することは、完済する意思を伝えることにも繋がります。いくら交渉の場で完済すると言ったとしても、口だけではないかと相手方は考えてしまいます。そうした事態を防ぐため、口だけではないことを示すためにも返済計画の作成が重要なのです。
任意整理をせざるを得ない理由を説明する
どうして2回目の任意整理となってしまったのか。この点が債権者側からすると一番知りたいことです。もし理由がギャンブルで浪費してしまった等であれば、債権者側が任意整理に応じてくれる可能性が低いでしょう。
しかし、子どもができたり、近親者の介護が必要になったりといった相手方に仕方ないと思わせる理由であれば話は違ってきます。2回目の任意整理を成功へと導くため、どうして任意整理を再びすることになったのか、その理由をしっかりまとめておきましょう。
2回目の任意整理に失敗した場合
2回目の任意整理が失敗してしまうこともありえます。その場合の対応についてご紹介します。
個人再生か自己破産を検討する
2回目の任意整理が失敗に終わってしまった場合、他の債務整理の方法を検討してみるとよいでしょう。債務整理には法的手続である「個人再生」や「自己破産」といった方法も存在します。
もし任意整理で借金問題を解決できなかったとしても、個人再生や自己破産を用いることが可能です。専門家である弁護士や司法書士と相談しつつ、どの方法を利用するのか判断してもらいましょう。
個人再生と自己破産の利用条件
過去に個人再生や自己破産をしているのであれば利用に制限がかかる場合があります。2回目以降の個人再生・自己破産は、1回目から7年以上の歳月が経過していなければならないのです。
【制限表まとめ】
1回目 |
2回目 |
制限 |
任意整理 |
任意整理 |
なし |
任意整理 |
自己破産・個人再生 |
なし |
自己破産・個人再生 |
任意整理 |
なし |
自己破産 |
自己破産 |
7年 |
自己破産 |
個人再生 |
なし |
個人再生 |
個人再生 |
7年 |
なお、個人再生を2度する場合、7年の制限が掛からないケースもあります。2回目の個人再生を検討している方は、「2回目の個人再生で注意すべきポイント」についても確認しましょう。
任意整理でいくら借金を減らせる?デメリットはある?無料相談で確認しよう
まずは、お近くの弁護士・司法書士事務所に次の3点を無料相談して、任意整理すべきか確認しましょう。
・借金を減額できるか?いくら減らせるか?
・あなたにどんなデメリットがあるか?
・費用はいくらぐらいかかるのか?
当サイト債務整理ナビでは、任意整理や借金問題の解決が得意なお近くの事務所を簡単に探すことができます。借金問題が得意な事務所のみを掲載しているので、どの事務所に相談してもOKです。
まずは、以下からお住まいの都道府県を選んで、無料相談しましょう。今すぐにお話できない方はメールがおすすめです。
もちろんあなたの都合やプライバシーを配慮しますので、安心して相談してください。
まとめ|以前任意整理をしたことは弁護士・司法書士に必ず伝える
2回目の任意整理を禁止する法律は存在しません。しかし、債権者が任意整理に応じてくれる可能性は1回目の時と比べて低いのが実情です。成功させるには、弁護士や司法書士からのサポートが重要になるでしょう。
また、過去に債務整理を行っている場合は、相談時にその旨を伝えるようにしましょう。弁護士・司法書士はそのことについて怒ることはしませんのでご安心ください。
【最短30秒】ユーザーアンケートに回答する |
|
【借金のご相談は何度でも無料!】【法人破産にも対応】経営が苦しいと感じる経営者の方はご相談を。返済に追われ、生活ができない/督促が来てしまったなど、個人の方からのご相談も歓迎◎【依頼後は最短即日で督促が止まります!】
事務所詳細を見る【秘密厳守の法律相談/初回相談無料】【分割払いOK】【借金総額200万円以上の方へ】毎月返済がつらい方、自己破産を迷っている方、ご相談下さい。1万件以上の破産・再生事件を担当した弁護士が味方になります。
事務所詳細を見る【請求・取立て・支払いをSTOP】住宅ローンが家計を圧迫/支払いの催促が来た/借金が増え続けている/自宅を失いたくない/収入減で返済できない◆借金トラブルの実績豊富な弁護士にお任せを◆分割払い◎電話相談可◆法テラス利用可
事務所詳細を見る当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。
・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡
いつ起きるかわからない法的トラブル。弁護士費用の準備はできていますか?
答えがNoの方、ベンナビ弁護士保険が役立ちます。
弁護士への依頼費用は数十万~数百万円かかりますが、ベンナビ弁護士保険(月2,950円)に加入しておくことで、弁護士費用の補償が受けられます。
- 保険料は1日あたり約96円
- 通算支払限度額1,000万円
- 追加保険料0円で家族も補償
補償対象となる家族が5人の場合、1人あたりの保険料は月590円(2,950円÷5人)。労働問題、ネット誹謗中傷、近隣トラブルなど様々な法的トラブルに対応しています。
補償内容、付帯サービスをまとめた資料の請求はWEBから。
弁護士保険で法律トラブルに備える
任意整理に関する新着コラム
-
クレジットカードは便利な支払い手段ですが、使い過ぎると借金が膨らんでしまう可能性があります。 その際、任意整理を実施すれば借金を減額できます。 ...
-
任意整理は、裁判所を介さずに、直接お金を借りている金融機関と交渉をおこなうことで借金の減額を目指す手続きです。本記事では、任意整理をおこなうことで起...
-
自己破産と任意整理は、いずれも借金などの負担を解消・軽減できる「債務整理」の代表的な手法です。本記事では、自己破産と任意整理の違いや、債務整理手続き...
-
不景気といわれている現代でも、住宅ローンを組まれる家庭は多くいらっしゃいます。住宅ローンは、何十年の長い期間で返済する高額なローンのため、少しでも返...
-
任意整理は借金の減額や利息をカットする手続きで、返済計画の見直しが図れます。任意整理を弁護士に依頼する際は、弁護士の選び方を知っておくことで費用を安...
-
「過払い金がまだ戻ってくるのか知りたい」方に向けて、過払い金の時効の調べ方や過払い金の時効についてよくある誤解、時効が不成立となる3つのパターンを解...
-
任意整理を行って借金の整理を行った人が、新たにクレジットカードを発行することは可能なのでしょうか。債務整理後にクレジットカードを作りたいと思っている...
-
任意整理後に収入が下がったり、想定外の支出が生じたりして支払いが難しくなり、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。本記事では、任意整理後に払えない...
-
借金減額の方法の一つとして任整理が挙げられます。この任整理後はブラックリストに登録されてしまい、5~10年程度は消えることはありません。このブラック...
-
任意整理を検討している人の多くは、弁護士費用が気になるかと思います。この記事では、弁護士費用の相場とともに、費用を抑える方法や支払いに不安がある人で...
任意整理に関する人気コラム
-
「過払い金がまだ戻ってくるのか知りたい」方に向けて、過払い金の時効の調べ方や過払い金の時効についてよくある誤解、時効が不成立となる3つのパターンを解...
-
任意整理とは、債務者が債権者と交渉をして借金の返済金額とその返済方法を決め直すことですが、この任意整理中には「クレジットカードが持てない」「キャッシ...
-
任意整理後は、住宅ローンを一生利用できなくなるわけではありません。この記事を読むことで、任意整理に関する誤解や不安を解消できるのではないでしょうか。...
-
任意整理を検討している人の多くは、弁護士費用が気になるかと思います。この記事では、弁護士費用の相場とともに、費用を抑える方法や支払いに不安がある人で...
-
時効の援用をすることで、時効が成立し借金の返済義務が消滅します。ただ誰でも利用できるわけではありません。この記事では、時効を狙っている人や時効間近の...
-
自己破産には借金が免責されるメリットがある反面、大きなデメリットがあると思っている方もいるのではないでしょうか。本記事では、自己破産した後の生活と破...
-
任意整理を行って借金の整理を行った人が、新たにクレジットカードを発行することは可能なのでしょうか。債務整理後にクレジットカードを作りたいと思っている...
-
自己破産すると携帯電話はどのなるのでしょうか?自己破産が携帯電話の使用者へ与える影響、破産者の携帯電話の取得方法とシチュエーション別にご紹介します。
-
任意整理(にんいせいり)とは、裁判所を介さず、弁護士や司法書士の専門家が債権者との交渉により、返済可能になるような金額や返済期間を決めることです。
-
借金問題でお悩みの方は、少しでも早くその悩みから解放されたいことが本音ですよね。あなたの借金完済を加速させてくれる債務整理が得意な弁護士を選ぶ際のポ...
任意整理の関連コラム
-
任意整理後は、住宅ローンを一生利用できなくなるわけではありません。この記事を読むことで、任意整理に関する誤解や不安を解消できるのではないでしょうか。...
-
任意整理から個人再生に切り替えるには、利用条件を満たす必要があります。この記事では、個人再生へ切り替えるためのメリットやデメリット、切り替えるべき人...
-
会社からのリストラ、出産や子育てによる奥さんの収入の減少など、毎月の住宅ローン返済が困難になる家計は珍しくありません。本記事では、住宅ローン滞納によ...
-
借金50万円を「甘く」「軽く」考えないでください。今すでに返済に困っていれば、すぐに膨れ上がります。借金50万円を無理なく確実に返済する方法を紹介し...
-
債務整理には過払い金請求、任意整理、個人再生、自己破産などの方法があります。この記事では、それぞれのメリット・デメリット、利用条件、利用に適している...
-
任意整理は、裁判所を介さずに、直接お金を借りている金融機関と交渉をおこなうことで借金の減額を目指す手続きです。本記事では、任意整理をおこなうことで起...
-
任意整理後に収入が下がったり、想定外の支出が生じたりして支払いが難しくなり、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。本記事では、任意整理後に払えない...
-
脱サラ失敗で借金を抱えた際、自己破産以外の方法があることをご存知ですか?脱サラ予定の方必見!これから脱サラする方、既に脱サラに失敗してしまった方へ、...
-
任意売却をした場合、その住居に住み続けることはできるのでしょうか? 住み慣れた家だからこそ、手放したくないという人も多いはずです。 この記事では...
-
不景気な昨今、少しでも将来の蓄えを増やすために株式投資を始める人が増えてきています。しかしながら、株式投資による成功する人は一握りであり、失敗により...
-
借金の問題を抱えている人の多くが、一度は任意整理を検討されたことがあると思います。任意整理を行うデメリットや専門家への費用を考えるあまり、二の足を踏...
-
任意整理とは債務整理の一種で、債権者と交渉して借金を減らしたり分割払いにしたりする手続きです。任意整理後には、あらゆるローンを組むことが難しくなりま...
弁護士・司法書士があなたの借金返済をサポート
債務整理では、債権者と交渉する任意整理や法的に借金を減額する、個人再生や自己破産などがあります。また、過去の過払い金がある方は、過払い請求を行うことも可能です。
ただ、どれもある程度の法的な知識や交渉力が必要になってきます。債務整理をしたくてもなかなか踏み切れないあなたをベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)の弁護士・司法書士がサポートいたします。
任意整理をもっと知りたいあなたに