更新日:

債務者とは?債権者との意味の違い・役に立つ知識をわかりやすく解説

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
債務者とは?債権者との意味の違い・役に立つ知識をわかりやすく解説
注目
借金減額でお急ぎの方へ
何度でも
相談無料
後払い
分割払いOK
夜間・土日
相談OK
借金減額の無料相談先を探す
借金減額の
無料相談先を探す
※一部事務所により対応が異なる場合があります

債務者(さいむしゃ)とは、特定の債権者(さいけんしゃ)に対してお金を借りている、あるいは一定の給付義務を持つ人のことで、住宅ローンや自動車ローンなどの未払い、借金の滞納など、支払い義務を怠っている人の総称をいいます。

債務者に対して金銭の請求ができる権利を持つ人を債権者と言いますが、今回は債務整理における基本用語として、債務者についてご紹介します。

なお、債務整理をご検討中の方は以下から無料相談先が探せます。

借金に苦しめられている方へ

借金問題は弁護士に相談するのがおすすめです。

弁護士に相談するメリットは、以下の通りです。

  • 自身の状況にあった解決策を知ることができる
  • 債務整理の違いについて解説してもらえる
  • 弁護士費用について知れる など

「ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)」は借金問題が得意な弁護士事務所を多数掲載しております。

初回相談が無料のところもあるので、まずは下記からお気軽にご相談ください。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ債務整理で
債務整理に強い弁護士を探す

債務者と債権者の違い

おさらいすると、債務者とはある特定の人に対して金銭の支払いや、一定の給付義務を持つ人のことといわれています。
この「一定の給付義務」とは簡単にいえば「債権者の要求に応える義務」のことで、他人に対して金銭の支払いなどを要求された場合に、その要求に応じる義務があることをいいます。

一方債権者(さいけんしゃ)とは、債務者に対して金銭の請求を行うことができる人のことです。住宅ローン、不動産ローンで言えば銀行が債権者となりますね。

債務者に対して債権者が持つ効力

債権者が債務者に対して行使できる「債権」には、下記の8つの効力があります。

  1. 給付保持力:債務者の給付を受領し、自分の財産として保持できる

  2. 請求力・訴求力:債務者に対して給付を請求できる

  3. 執行力=強制力:債務者が履行しない場合裁判所に履行を請求できる

  4. 損害賠償請求権(民415)

  5. 契約の解除(民540以下)

  6. 受領遅滞(民413)

  7. 債権者代位権(民423)

  8. 詐害行為取消権(民424)

執行力=強制力には下記2点も含まれます。

  • 貫徹力:金銭以外の債権が実現できる

  • 摑取力(かくしゅりょく):債権の有する金銭的価値を債務者の一般財産から受けることができる

引用元:大阪大学|法学部向け資料より

債務者について知っておくと役に立つ知識

債務者と一言でいっても、様々な種類の債務者が存在します。ここでは債務者について、以下の5つの知識を紹介します。

1.連帯債務者とは

連帯債務者(れんたいさいむしゃ)とは、数人の債務者が同じ内容の債務を、それぞれ独立して全責任を負った状態にある方々のことです。

債務者の一人が万が一金銭の返済ができない場合に、債務者を増やすことで債権回収の確実性を確保することができます。

2.第三債務者とは

第三債務者(だいさんさいむしゃ)とは、債権に対する強制執行を行う際に、例えば当事者(アシロ太郎)の相手(アシロ花子)がもつ債権を差し押さえて、その債権に対して直接借金の返済を行う「第三者」のことを、第三債務者と言います。

もう少しわかりやすく言うと、あなたが友人(アシロ太郎)に1万円を貸していたとして、友人(アシロ太郎)は別の友人(アシロ次郎)に2万円を貸していたとします。

その場合、あなたとしては友人(アシロ太郎)があなたに貸金を返してくれないし、友人(アシロ太郎)にはどうやら返済能力がなさそうだということで、友人(アシロ太郎)の友人(アシロ次郎)に対する2万円のうち1万円を、裁判所の差し押さえ命令で確保し、友人(アシロ次郎)から貸したお金を取り立てようとする場合に、その友人(アシロ次郎)を第三債務者と呼びます。
第三債務者

債務者が死亡した場合の支払い

もし債務者が死亡してしまった場合、「相続人」に請求が行く事になるでしょう。

遺産相続においては被相続人の借金も遺産分割に含まれますので、残った相続人で借金の分割を行う事になります。

まとめ

債務者とは、債権者からお金や物を借りて返済を怠っている人の総称です。債権者は債務者に対して一定の効力を持つ場合があります。

2020年現在、感染症の影響で債務に関するトラブルが増えたという方もいるのではないでしょうか。

債務整理において、債務者や債権者という言葉はよく出てきますので、間違いのないように覚えておきたいですね。

もし債務整理をご検討中であれば、以下からお近くの無料相談先を探してみてください。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ債務整理で
債務整理に強い弁護士を探す

【最短30秒】ユーザーアンケートに回答する

 
 ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)では、よりよいコンテンツを提供するためにアクセスいただいたユーザーの声を募集しております。
 8問選択式の簡単なアンケートですので、ぜひご協力ください。
 
アンケートに回答する
 
東京
神奈川
埼玉
千葉
大阪
兵庫
【自己破産なら】岡田総合法律事務所

【ご相談は何度でも無料】【分割払可】債務整理のデメリットが不安で、依頼を迷っていませんか?借金でお困りの方は早期にご相談ください!丁寧に説明した上で、依頼者様に最善の方法をご提案します。

事務所詳細を見る
【八王子】弁護士法人ガーディアン法律事務所

【自己破産/法人破産】【相談実績約10,000件】【秘密厳守の法律相談/初回相談無料】【借金総額200万円以上の方】返済義務を無くしたい・自己破産を迷っている方、ご相談下さい。経験豊富な弁護士がお力となります

事務所詳細を見る
【全国対応】北千住支店 アディーレ法律事務所

【全国65拠点以上】【法律相談実績90万人以上】【周りに知られずに相談OK】はじめの一歩は弁護士への無料相談!あなたの街のアディーレに、何でもお気軽にご相談ください

事務所詳細を見る
東京都の弁護士一覧はこちら
弁護士費用保険をご存知ですか?

いつ起きるかわからない法的トラブル。弁護士費用の準備はできていますか?

答えがNoの方、ベンナビ弁護士保険が役立ちます。

Cta_merci

弁護士への依頼費用は数十万~数百万円かかりますが、ベンナビ弁護士保険(月2,950円)に加入しておくことで、弁護士費用の補償が受けられます。

  • 保険料は1日あたり約96円
  • 通算支払限度額1,000万円
  • 追加保険料0円で家族も補償

補償対象となる家族が5人の場合、1人あたりの保険料は月590円(2,950円÷5人)。労働問題、ネット誹謗中傷、近隣トラブルなど様々な法的トラブルに対応しています。

補償内容、付帯サービスをまとめた資料の請求はWEBから。

無料で資料ダウンロード
弁護士費用を負担してくれる
弁護士保険で法律トラブルに備える
弁護士保険に関する資料のお届け先
氏名
必須
フリガナ
必須
電話番号
必須
メールアドレス
必須
この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。
この記事をシェアする

借金問題に関する新着コラム

借金問題に関する人気コラム

借金問題の関連コラム

弁護士・司法書士があなたの借金返済をサポート


債務整理では、債権者と交渉する任意整理や法的に借金を減額する、個人再生や自己破産などがあります。また、過去の過払い金がある方は、過払い請求を行うことも可能です。

ただ、どれもある程度の法的な知識や交渉力が必要になってきます。債務整理をしたくてもなかなか踏み切れないあなたをベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)の弁護士・司法書士がサポートいたします。

編集部

本記事はベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)に掲載される記事は弁護士・司法書士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。