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廃課金とは|ゲームの課金をやめられない仕組みとやめる方法
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廃課金とは|ゲームの課金をやめられない仕組みとやめる方法

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二
監修記事
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廃課金(はいかきん)とは、課金式のオンラインゲームに高額を投資(課金)することを指します。オンラインゲームやアプリゲームの発展とともに、廃課金者も少なくありません。

 

あるゲームでは、3億課金した方もおり、筆者の周囲では5年間で約300万円課金した人もいます。収入の範囲内での課金であれば問題ありませんが、なかには借金をしてまで課金がやめられない人も少なくありません。

 

今回の記事では、ゲームの中で課金をやめられない仕組みと、やめる方法について詳しく解説していきたいと思います。

 

課金により借金を抱えてしまった方へ

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増加する「廃課金」

昨今、スマートフォンの進化と共に、スマートフォンで行うゲームもめまぐるしい進化を遂げています。

 

ソーシャルゲームと呼ばれるオンラインゲームは無料で遊べるものが多いですが、ゲーム内で購入出来るアイテムに高額を課金する人が社会問題になりつつあります。

 

他のユーザーよりも強くなりたい。もっと強い敵を倒す為のアイテムが欲しい。そんな時に手っ取り早く強い力を手に入れる為の手段が課金なのです。この課金について、以下で詳しく記述していきましょう。

 

ゲームの課金で借金をする人が増加している

ゲームの中では、強くなればなるほどお金がかかる仕組みになっています。

 

制限なく強さを求めることが出来るので、その分お金を投資しようと思えばキリがありません。課金方法も、手軽にできる仕組みになっているので「ついつい」が繰り返され、いつの間にか高額を投資していたというケースが多くあります。

 

また、無料だと思ってたくさん入手したゲームのアイテムが実は有料だったというトラブルや、未成年者が誤って高額課金してしまうケースも報告されています。
参考:国民生活センター消費者庁
 

Amebaなどを運営する株式会社サイバーエージェントの連結子会社である株式会社CyberZは、ソーシャルゲーム市場の拡大を背景として、全国の普段ソーシャルゲームで遊んでいる15~69歳の男女1,018名を対象に、「ソーシャルゲームの利用実態調査(第二弾)」を行った結果、以下5つの傾向を確認することができたと発表しています。

 

傾向1:ソーシャルゲームで遊ぶ際に「課金をしたことがある」ユーザーは過半数
傾向2:並行して遊んでいるソーシャルゲームのタイトル数は、平均3本
傾向3:普段遊んでいるソーシャルゲームのタイプは「無料アプリでアイテム課金型」が8割
傾向4:一回あたりの平均課金額は「800円」、平均月間課金額は「2,700円」
傾向5:最も多い課金対象は「回復アイテム」、次いで「武器などのステータス向上アイテム」
引用元:株式会社CyberZ

これらの結果からも、昔に比べて課金がとても身近なものになったということがうかがえます。また同時に、課金者は増加し、課金者の中の「廃課金者」も増加しているということが言えるでしょう。

 

購入しているのは「データ」と「時間」

課金では、アイテムという名の「データ」と、強くなるための「時間(短縮)」を購入しています。これらは目には見えませんが、課金することで他ユーザーに差をつけたり、差を縮めたりすることが出来るので、プレイしているユーザーにとってはとても貴重なものに感じられます。

 

家庭用ゲームとソーシャルゲームの違い

ソーシャルゲームは、家庭用ゲームのソフトとはどのような違いがあるのか、以下にまとめました。

 

家庭用ゲーム ソーシャルゲーム
有料販売 無料配布
ソフト代金のみで課金は必要ない ゲーム内アイテム課金制
ガチャがない 一回数百円~数千円のガチャ課金がある
射幸心(「当たり」による利益を得たい気持ち)を煽らない 射幸心(「当たり」による利益を得たい気持ち)を煽る
ゲームの腕で強くなる 課金で強くなる

課金で強くなるとは言え、必ずしもお目当てのアイテムが手に入るわけではなく、運に身を委ねることになるのもこのソーシャルゲームの特徴と言えるでしょう。

ゆえに何度も何度も課金してしまい「やめられない」状態に陥る人も多く、ソーシャルゲームユーザーの増加とともに、廃課金ユーザーも増加しているのが現状です。

 

 

課金ゲームの落とし穴|やめられない仕組み

人間の欲とは限りないもので、一度課金して強くなったとしても、またさらに上のレベルを求め、制限なく課金してしまいがちです。やめられない…けれどもついつい課金してしまう。そんな仕組みについても含め、課金ゲームの落とし穴について以下で解説していきます。

 

登録時は無料を謳っている

事実上は有料のコンテンツですが、登録は無料であるために、テレビCMの広告などでも無料という言葉の使用に対する規制や条件がほとんどありません。

 

商品やサービスを利用するのにお金を払う必要はないので価値を感じなければ利用をストップすればいいだけの話ですが、その「無料で試せる」という気軽さが、課金への入り口になっています。

 

高額を支払っているという実感がわかない

決済方法は、クレジットカード、PayPal決済、iTunesカードやGoogle playカードなどのコード利用などの様々な方法がある中から選択することが出来ます。

 

PayPal決済とは海外用決済サービスで、クレジットカードと同じようなものですが、このようなクレジット決済システムを使用すると、携帯料金に上乗せして後日請求されるために課金時は高額を使用しているという実感がわきません。

 

ギャンブルと同じで脳内麻薬が分泌されている

レアなアイテムを手に入れる手段である「ガチャ」は、きわめてギャンブル性が強いものです。ギャンブルにはまる人は脳内からドーパミンやβエンドルフィンといった快楽物質(脳内麻薬)が分泌されますが、課金で「ガチャ」を回す際にも同様の現象が起きていると考えられます。

 

その気持ち良さが癖になり、たとえ「ガチャ」で外れたとしても、二度三度と課金して「今度こそ」と回してしまいたくなるのです。

 

「ガチャ」は裏で確率操作されている可能性がある

データ上の「ガチャ」は、一般的なギャンブルとは異なり、排出率を開発者側で意図的に操作することが出来、主に活用されている方法は、特定のアイテムの出現確率を0%に制限したり、最大当選数を制限したり、価値が低いアイテムやカードが出てくる確率を大幅に高めるといったものになります。

 

もちろん全てのソーシャルゲームで操作が行われているわけではないですが、ユーザーとしては目当てのアイテムを入手出来たら課金は一旦ストップしたいわけですから、逆に開発者側は“いかに期待を持たせてガチャを回させ続けるか”を考慮して開発を進めていることは言うまでもありません。

 

お金で時間を買うことは結果的には無意味

課金をして「ガチャ」を回し続け、レアアイテムや強力アイテムを入手することが出来れば、課金していない他ユーザーよりも強くなることが出来ます。しかしそれは一時的に得られるものであって、そのうち必ず追いつかれます。

なぜならこうしたソーシャルゲームは、進めば進むほど、レベルが高くなれば高くなるほど、次のレベルアップへの進度が遅くなるように開発されています。一時的に課金をしたとしても最後は似たようなレベル、似たような強さで収束してしまうのです。

 

課金により借金を抱えてしまった方へ

課金により借金ができてしまった方は債務整理をオススメします。まずは、具体的な内容を確認してください。

どうしても課金ゲームから抜け出せない人が行うべき5つのステップ

やめたくてもやめられない…そんな課金ゲームを上手にやめるには、どのようにしていけばいいでしょうか?以下に5つのステップを記述していきます。

 

①月の課金限度額を設定する

私生活に支障をきたすようなレベルまで課金しないためにも、月に使える額を設定し、その限度額を超えないよう節度を持って課金することが大切です。

 

②無課金で楽しめる手段を考える

課金額を抑えることに成功したら、今度は課金なしでも楽しめるプレイスタイルに移行していきましょう。「人よりも強くありたい」という欲さえ出さなければ、十分にゲームは楽しめるはずです。

 

自分よりもレベルが強い人の助けを借りながら強敵を倒すことが出来るモードを使う、無料で配られる「ガチャ」チケットの範囲内でアイテムを入手するなどして工夫してみましょう。

 

③認証パスワードを変える

課金決済の際に入力する認証パスワードを家族に変えてもらうのも良い方法です。認証パスワードがわからなければ、課金をする手段がなくなるので根本的な解決になります。

 

④課金ゲーム以外のことに費やす時間を作る

ゲーム以外の趣味や、人との時間を大切にしましょう。別の何かを楽しむことで、良い意味でゲームをすることを忘れてしまえば、課金することもありません。

 

⑤すっぱりとアンインストールする

ゲームをアンインストールして、ログインの際のパスワードもわからないようにしてしまえば、課金というよりゲームそのものから完全に足を洗うことが出来ます。

 

今まで費やしたお金が…と思うかもしれませんが、ゲームさえしなければ、今後課金することはもう一切ないのです。これまでにいくら使ったかではなく、これからどれだけ使わないようにするかが肝心です。

 

課金ゲームが原因で作った借金は自己破産しても免責にならない可能性がある

もし既に返済できない額の借金を作ってしまっているのであれば、早急に債務整理の手続きを取ることを推奨します。

 

借金の整理には様々な方法がありますが、ここでは代表的なものとして、自己破産任意整理を解説しておきましょう。

 

自己破産とは?

自己破産とは、所有している持ち家や車等を処分しても返済のメドが立たないことを裁判所に認めてもらい、借金をゼロにしてもらう制度であり、借金返済がどうしても困難なときに利用する制度です。

 

借金がゼロになるという聞こえは良いですが、ギャンブル等で作ってしまった借金に関しては、借金をゼロにすることが認められないケースがあります。

 

また、自己破産をすると官報(国が発行している新聞)に氏名が掲載され、数年間は自動融資カードローンを含むローン全般やクレジットカード、及びカードによるキャッシングが利用できなくなる等のデメリットがあります。本当にどうしようもない時の最終手段であると考えましょう。

【関連記事】
自己破産とは|自己破産の方法と破産後の生活の完全ガイド
自己破産後に免責になる条件と知っておくべき対策

 

検討すべきは任意整理

任意整理とは、裁判所を通さずに、債務者(借金をしている人)と債権者(お金を貸した人)が法律に基づいて話し合いをして、和解を進めていく方法です。この任意整理を専門家に依頼することで、本人の代わりに交渉、借金の減額手続きを全て行ってもらえます。

借金がそう多くない場合であれば、自己破産よりも任意整理のほうが当然、トータルで見たデメリットは少なくなります。
参考:任意整理のデメリットとメリットの正しい知識まとめ

 

課金により借金を抱えてしまった方へ

課金により借金ができてしまった方は債務整理をオススメします。まずは、具体的な内容を確認してください。

まとめ

本記事では課金をやめるにあたりゲームの抜け出し方も解説しましたが、借金を作ることなく、また、リアル(現実)も有意義に過ごしながらゲームをプレイ出来るのであれば、すっぱりやめる必要はありません。

むしろストレス解消にもなり、息抜きにもなり、コミュニケーションも楽しむことが出来、メリハリのある充実した時間を過ごすことが出来るはずです。重要なのは、“いかにしてゲームと向き合うか”を改めて考えてみることです。

 

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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