買い物依存症になる原因と対処法|依存症の借金を減らす方法


買い物依存症に陥る原因
買い物依存症を治療する方法を考えるためには、その前に買い物依存症に陥る原因を知る事が必要です。そこで、まずは一般的にどうして買い物依存症になってしまうのかその原因を探っていきます。
ストレスがたまりやすい社会傾向
ストレスの多い日本社会と言われておりますが、実は買い物依存症とストレスの関係性は非常に高く、ストレスを溜め込む人ほど、ストレスのはけ口として買い物に走りがちです。ITの発展により、現代社会人に求められる水準は引き上がり、その割に真面目に働いても報酬が満足いかないということが多々あります。
人口はそれほど増えていないにも関わらず、世界経済の一旦を担う経済大国として、ひと昔前の何百倍もの生産性を求められているわけですから、ストレス耐性のない人にとっては辛い世の中であると感じることも多々あるでしょう。
クレジットカード、キャッシングの利便性の上昇
クレジットカードやキャッシングは、以前よりも付加価値が増え、各社が競争のために様々なメリットを前に出してきています。また、利用者は「お金を使っている」という認識が現金に比べると低くなってしまいます。
結果、各会社のサービスの特徴にあわせて数枚所持するというスタイルが普及してきており、手持ちがなくても支払える環境が整いやすい状態であると言えます。上手に使えば大変便利なアイテムも、使い方を間違え乱用すると後悔のもととなってしまいます。
インターネットの発達で買い物が便利になった
クレジットカードと関連して、買い物が便利になったことが買い物依存症を助長している原因とも考えられます。特に、インターネットでの買い物は近年著しく発展し、当たり前になってきました。
インターネットで、何回かクリックをして、口座情報やクレジット情報を入力すれば、家にいながら簡単に買い物ができてしまいます。ネットサーフィンでかわいい物やカッコいいものを見つけたらそのまま購入カートに進みやすいように各サイトは設計されています。
買い物依存症が原因で作った借金を返済する手引き
買い物でできてしまった借金を返済するのに、周囲に頼るのは心情的に難しいかと思います。ここでは、自身で確実に借金を返済するための手引きを紹介します。
金利に注目して賢く返済する
例えば現在、「クレジットカードのキャッシングローン30万円」「自動車ローン100万円」「住宅ローン3000万円」の3つの借金があるとします。そして、ボーナス100万円が入ってきました。(現在ボーナス払いにしている買い物はなく、何に使っても良いお金とします。)
さて、上記3つのうちどれから返済していくでしょうか?
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キャッシングローンを全額返済して、残り70万円を自動車ローンにあてる
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自動車ローンを全額返済して終わらせる
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住宅ローンの一部の返済にあてる
ここで注目すべきは、各金額ではなく金利です。およそ、住宅ローンは金利3%、自動車ローンは5%、キャッシングローンの金利は15%くらいです。この場合、まず金利の一番高いキャッシングローンを全額返済するのが最も賢い選択です。
ちょうど100万円で全額返済できるという理由から、②の自動車ローンを選択してしまいがちですが、15%という高い金利のついた借金をできるだけ早く完済し、本来払うはずだった15%の金利をなくすことのほうが大切です。
買い物依存症が原因で作った借金を返済する債務整理法3つ
任意整理(にんいせいり)
業者との話し合いによって、将来分の利息をカットしたり毎月の返済額を調整したり、無理のない返済を実現させるための手続きです。
債務整理の中で最も簡易的で周囲に一番バレずらく、制約もほとんどありません。収入があり、最長5年(60回)で借金を分割した場合に返済できる人が利用できます。
個人再生(こじんさいせい)
裁判所に今後の返済計画を提出し、認めてもらうことで、借金の総額を最大90%減額できる手続きです。その後、3年で返済することを求められますので、継続的な収入がある人が利用できます。
自己破産(じこはさん)
財産を借金返済にあて、それでも返済できなかった部分に関して、返済義務を失くすことができる手続きです。収入がない、返済できる見込みがまったくない人が利用できます。
一定の財産は残せますが、家や車を残すことはほとんどできませんので、ご注意ください。
買い物依存症に陥りやすい人の特徴
買い物がしやすい世の中になったことが、買い物依存症の人を増やしている原因ではありますが、買い物依存症になりやすい人とそうでない人の違いがあります。では、どのような人が買い物依存症になりやすいのでしょうか?
女性が買い物依存症になりやすい
まず大前提として、女性が買い物依存症になりやすい傾向にあります。買い物依存症ではないにせよ、趣味が「ショッピング」という女性は多く、上記の原因で買い物依存症に陥ってしまうようなケースもあります。
一方でパチンコや競馬などのギャンブル依存症には、男性の割合が多くなっています。
真面目すぎる性格
買い物依存症になる原因の多くが精神的な問題から起因していて、買い物依存症になりやすい人の特徴として責任感が強く真面目な人が挙げられます。うつ病になる人、自殺をする人に真面目な性格の人が多いですが、その性格が仇となり自分の本心をあまり口に出すことができないでしょう。
周りに辛い顔を見せられない分、買い物へ依存することで少しでも鬱憤を解消しようとするのです。
虚栄心が人一倍強い
また、買い物依存症になりやすい人の特徴として、劣等感が強く虚栄心が強い傾向があります。つい周りによく見られたいと思うため、ブランド物のカバンや洋服や高級車など、自分の身の丈に合わないものでも無理して買い物してしまいがちです。
自分に自信がない
そして、買い物依存症になる人の多くが自分に自信がありません。自分に自信がない人の多くが、周りの顔色を見ることが癖になっておりますが、知らず知らずの内に満たされない孤独を抱えております。少しでも寂しさを埋めるために、買い物へ依存してしまうのです。
買い物依存症を克服するための治療方・改善方法
このように誰にでも起こり得る買い物依存症ですが、“依存症”とあるだけあって、放っていても勝手に治るものでもありません。
改善方法などをまとめたので、参考にしてみてください。
家計簿を作成する
買い物依存症を自力で克服できそうな方にはまず、家計簿をつける習慣を身に着けることをお勧めします。買い物依存症の方には、どれだけお金を使っているのか把握されていない方が多いです。それを知るためにもまずは家計簿をつけることがおすすめです。
お金を貯める癖をつける
買い物依存症の方は、余ったお金があっても買い物に使ってしまいます。「余ったお金なんだから自由に使っていいじゃん」と思いますが、買い物依存症はどんどんエスカレートすることもあります。まずは毎月少しでもいいので貯金をしていく癖をつけましょう。
定期預金を利用する
でも、どうしてもお金を貯める自信がない方は定期預金を利用してみましょう。定期預金とは、一度、貯金したお金を一定期間、引き落とすことができない貯金制度であり、貯金が苦手な人が貯金をする上で最適な制度です。
クレジットカードを使わない
クレジットカードなどで買い物が多い方は、思い切ってクレジットカードを使わなくすることも対策の一つです。クレジットカードはどうしても利用額がわからず、上限以内であればいくらでも使えてしまうため、買い物依存症に陥りやすくなっています。買い物依存症の種をつぶしていくことも大事です
ストレスのはけ口を見つける
買い物依存症を克服するためには、なるべくストレスを抱えこまないよう買い物以外でのストレス解消法を探す必要があります。
自律神経を整える
ストレスを増やさないためにも、ストレスに対する免疫を作るべきであり、まずは自律神経を整えることです。自律神経を整える方法としては、規則正しい生活を送ることと、栄養バランスが取れた食事を心がけることがよくあげられます。
しかしながら、人によっては仕事の都合でなかなか実現できない人もいると思いますが、そういった人はなるべく質の良い睡眠を取れるように工夫しましょう。
質の良い睡眠を取るためには、血液の循環を良くすることですが、そのためにはヨガやストレッチを習慣にする、日頃から湯船につかるようにする、また首、手首、足首は冷やさないようにすることをオススメします。
日記やブログを作成する
またストレスを抱え込まないことと同時に、ストレスのはけ口を見つけることも大切です。趣味に没頭することをオススメする方も多いですが、そう簡単に没頭できる趣味は見つかるものではありません。
そのため、日記やブログをまずは作成してみることをオススメします。記事の内容としては、現在、自分が感じていることをありのままに書いてみてください。感情を文字に起こすだけでも、自分自身へのカウンセリングになるのでストレスを軽減させる上でも効果的です。
インターネットでショッピングページを開かない
最近はネットショップの品揃えが豊富で、インターネットで買えないものはないと言っても過言ではありません。これまでの検索履歴から関連商品を表示してくる広告もとても多いです。
ネットオークションに至っても、本来の価格よりも低価格で購入できる嬉しさや、競り落とせるかどうかのスリルが快感となり、普通の買い物よりも依存しやすいという特徴があります。
極論ですが、そういったページを「見ない」ことで買い物をしてしまう衝動は抑えられます。新商品などへの好奇心、購買意欲を視覚からシャットアウトすることはとても有効です。
買うものを極端に我慢しなくても良い
またいくら買い物依存症の方は生活水準を下げるべきだといっても、倹約のし過ぎは、精神衛生上よくありません。節約や貯金を長続きさせるためにも、本来の意味で買い物依存症を克服するためにも適度に買い物を楽しむことは必要です。
もちろん使いすぎは良くないので、お金は、価値のあるものやサービスに対してはしっかりと使い、価値のないものやサービスに対しては使わない、というルールを設けましょう。具体的には、普段使うお金の使いかたによって「投資」と「消費」と「浪費」の3種類に分けます。
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買ったものが、払った以上の価値がある=投資
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買ったものが、払った額と同じ価値がある=消費
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買ったものが、払った額以下の価値しかない=浪費
お金の「浪費」を減らし、「投資」を増やすことを意識して買い物することが大切です。例えば、同じ洋服でも買ったのにタンスに眠りっぱなしならば「浪費」です。でも、仮にその洋服を着て素敵な男性に「今日の服かわいいね」なんて言われれば、嬉しい気持ちを手に入れたという価値があります。
買ったものをきちんと使って価値を見出せるのであればそれは「投資」「消費」でしょう。
カウンセリングを受ける
買い物依存症は、精神疾患の一つでもありますので、専門家に任せることが一番です。どこにカウンセリングを受けに行くかというと、「精神科」や「心療内科」の医療機関です。
また、保健所でも依存症に関する相談を受け付けています。どこの病院に頼ればよいのかわからない人や、「買い物依存症かな?」と不安を感じた人におすすめです。
まとめ
自分自身が「買い物依存症を治療して、借金に悩まされずにゆとりある生活を送る!」という高い意思を持つことも大切ですが、もし周囲の人間のサポートが得られれば、自分が買い物依存症であることを告白してサポートを要請してみましょう。
ボランティアで行われる自助グループもあるので、同じ経験を持つ人たちのサポートによって必ず治療できる方法があることも知っておきましょう。
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