任意整理に強い弁護士・法律事務所の選び方と7つの判断基準を解説
債務整理のひとつである任意整理は自分でおこなうことができます。
しかし、取り立てが止まらなかったり、そもそも交渉に応じてもらえなかったりする可能性があるため、弁護士・司法書士に依頼するのが一般的です。
そうとはいえ、任意整理を弁護士に依頼しようと思っても、法律事務所がたくさんあり、どこに依頼するのが最適か迷うこともあるでしょう。
そこで本記事では、弁護士の選び方や依頼するメリットなどについて解説します。
債務整理について、今すぐ弁護士に無料相談したいなら「ベンナビ債務整理」がおすすめです。
ベンナビ債務整理では、以下のような弁護士を探すことができます。ぜひあなたの希望や悩みにあった弁護士を見つけてみてください。
弁護士はあなたの悩みに真摯に向き合います。お気軽にご相談ください。
任意整理に強い弁護士の選び方|7つの特長と判断基準
以下は、任意整理を安心して依頼できる弁護士の特長です。
弁護士に相談する際は、以下の特長にあてはまるかどうか確かめてみてください。
多くの法律事務所では相談を無料で受け付けているので、複数の弁護士に相談し、下記の特徴をより多く備えた弁護士に依頼しましょう。
1.着手金無料の弁護士である
任意整理を検討している方の大半は貧窮しているため、着手金を無料にしている法律事務所もあります。
そのような法律事務所は依頼者の立場に寄り添っていると考えられるでしょう。
費用体系は法律事務所のホームページに記載されていることが多いので、確認してみてください。
2.任意整理の実績が豊富である
多くの法律事務所ではホームページに実績を公開しているので、目を通してみましょう。
「過去に任意整理でどれくらい借金問題を解決したか」や、過払い金請求の返還率などが、弁護士の実力を示唆しているといえます。
3.依頼費用が明確である
無料相談時に依頼費用を明示してくれる弁護士は信頼に値します。
明示してもらえば、のちのちご自身と弁護士との間で、費用に関するトラブルが発生するのを防ぐことができるからです。
依頼費用は、紙面やデータなどで明示してもらいましょう。
4.事務所の立地や弁護士との相性がよい
法律事務所が遠いと、通うのに時間がかかったり交通費がかさんでしまったりします。
なるべく自宅から通いやすい立地の法律事務所を選ぶようにしてください。
また、自身と弁護士との相性も重要です。
任意整理の手続きには、3年~5年という長い期間を要するので、良好な関係を保てそうな弁護士に依頼しましょう。
5.デメリットやリスクも伝えてくれる
相談時に任意整理のデメリットやリスクを伝えてくれる弁護士は、依頼者想いであるといえます。
逆に、任意整理のメリットだけを伝えてくる弁護士は、自分が儲けたいがゆえに依頼してもらうことだけを考えている利己的な弁護士かもしれません。
主な任意整理のデメリットは、「必ずしも債権者と和解できるとは限らない」「クレジットカードの新規発行・利用や、新規の借り入れが5年ほどできなくなる」などです。
デメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでください。
6.レスポンスが速い
メールの返信や電話の折り返しが速い弁護士は、依頼者のことを大事にしていると考えられます。
7.NGポイント:担当の弁護士が明確でない
最初に担当弁護士が決められても、途中で別の弁護士に代わったり、事務員が対応することがあったりするケースもあります。
そのような法律事務所は、あなたが混乱してしまうおそれがあるため、あまりおすすめできません。
相談時には、担当弁護士が代わる可能性があるのか確認してみましょう。
任意整理が得意な弁護士を選ぶ際の注意点
ここでは、弁護士選びの注意点を解説をします。
上記の「任意整理に強い弁護士の選び方|7つの特長と判断基準」とあわせて依頼前に確かめておきましょう。
事務所規模と弁護士の実力は関係ない
法律事務所の規模と弁護士の実力は、あまり関係がありません。
規模の小さい法律事務所でも、敏腕弁護士が在籍している可能性があります。
逆に、規模が大きい法律事務所だからといって信頼できる弁護士がいるとも限りませんから、事務所の規模ではなく実績の有無を確認する必要があります。
依頼前に弁護士や事務所の不明点はなくしておく
弁護士選びにおいて、不明点があるのは望ましくありません。
依頼後にイメージと異なることがあって、トラブルが発生したり後悔したりする恐れがあるためです。
特に任意整理は、あなたの人生や財産に影響を与える重要な課題です。
だからこそ、弁護士選びに関して十分に知ってから依頼するようにしましょう。
任意整理を弁護士に依頼した際の費用相場
以下は債務整理の弁護士費用の目安です。
任意整理の費用は、図中の黄色の部分です。
2の着手金は約2万円~4万円となっていますが、無料にしている弁護士もいます。
弁護士費用が支払えない場合の対処法
手持ちがなくても、法テラスの「民事法律扶助制度」を利用することで、依頼費用を一時的に立て替えてもらうことができます。
また、費用の後払い・分割払いに対応している弁護士に依頼すれば、依頼が可能になる場合もあります。
弁護士の中には、分割払いに対応している方もいます。
法律事務所のホームページで支払方法について確認してみましょう。
また、ホームページに記載がなくても、相談時に交渉すれば応じてもらえることがあります。
弁護士費用の相場や弁護士費用が支払えない場合の対処法などについては、以下の記事で詳しく解説しています。
任意整理が得意な弁護士の探し方
続いて任意整理が得意な弁護士の探し方を3つ紹介します。
1.ポータルサイト|ベンナビ債務整理など
「弁護士のポータルサイト」とは、全国のさまざまな法律事務所の情報が掲載されたサイトです。
ポータルサイトとインターネット検索の大きな違いは、ポータルサイトに掲載されている法律事務所は各社の審査に通っているため信頼できる、という点です。
当サイト「ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)」もポータルサイトの一つで、任意整理などの債務整理を得意とする全国の弁護士を多数掲載しているので、ぜひ利用してください。
相談内容や都道府県ごとに対応可能な弁護士を一括検索でき、初回相談無料の法律事務所も多く掲載しており、初めて弁護士探しをする方にもおすすめです。
▶「ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)の任意整理を得意とする弁護士事務所を探す」
2.インターネットで検索する
「任意整理 弁護士」や「任意整理 得意 弁護士」と検索すると、任意整理を主に扱っている弁護士を探すことができます。
ただし、検索結果の上位に表示されているからといって、必ずしも実績が豊富な弁護士とは限りません。
依頼前には、必ずホームページで実績や注力している分野を確認しましょう。
3.知人からの紹介
もし知り合いの中にに任意整理を弁護士に依頼した方がいれば、その方に弁護士を紹介してもらうのもひとつの手です。
知人からの折り紙つきの弁護士なら、安心して依頼できるでしょう。
弁護士に相談して任意整理が完了するまでの流れ
任意整理にかかる期間は3年~5年といわれており、債権者との交渉が円滑に進めばその分早く手続きが完了しますが、逆に難航して長期化することもあります。
依頼費用を支払うタイミングは事務所によってさまざまです。
契約時に支払う場合もあれば、手続き完了後に支払う場合もあります。
なお、債権者からの取り立てや口座の引き落としは、弁護士が受任するとほぼ同時に止まります。
弁護士が債権者に受任通知書を送ることで、債権者側は取り立てなどができなくなるからです(貸金業法第21条1項9号)。
任意整理を弁護士に依頼した場合の流れについては、以下の記事でより詳しく解説しています。
まずは無料相談を利用するのがおすすめ
多くの法律事務所では無料相談を受け付けています。
弁護士に相談したからといって必ずしも依頼する必要はないので、まずは一度気軽に相談してみましょう。
相談時には、依頼費用を提示してもらうこともできます。
相談時に弁護士に伝えること
弁護士との相談時には、以下のことを聞かれるのが一般的です。
- 借金の借入先・借入件数
- 借金の総額
- 取引期間
- 借金をした理由
- 1ヵ月の収入と返済可能な金額 など
これらは返済計画を立てるうえで重要な基準になるので、明確にしておきましょう。
相談時の持ち物
相談申し込み時に弁護士から持ち物を指定された場合は、そちらを持参してください。
指定されていなくても、以下のものがあると相談時に依頼を決意した場合にその場ですぐ依頼できるので、持参することをおすすめします。
- 印鑑
- 身分証明書
- 支出に関する書類
- 取引明細書
- 債権者一覧表
- 財産に関する書類
- 督促状・訴状
まとめ
任意整理を弁護士に依頼すると、任意整理に失敗するリスクを減らせるだけでなく、多くのメリットが得られます。
依頼する場合は、「任意整理に強い弁護士の選び方|7つの特長と判断基準」が備わっているか確かめましょう。
弁護士費用を支払う余裕がない場合でも、対処次第では依頼できることもあります。
弁護士を探す方法には、インターネット検索やポータルサイトなどがありますが、信頼性の観点からポータルサイトの活用をおすすめします。
当サイト「ベンナビ債務整理」では、任意整理などの債務整理が得意な全国の法律事務所を掲載しているので、ぜひ利用してください。
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・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
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