任意整理の分割払いに対応する弁護士・司法書士の3つの見つけ方とは?


任意整理を検討している人の大きな不安の1つに、「費用」の事が挙げられます。
弁護士・司法書士の費用も、一括ではなく分割での支払いなら、無理なく利用できる人も多いのではないでしょうか。
債務整理を取り扱う事務所の多くは、費用の分割払いに応じてくれることがあります。
それでは、分割払いの事務所をどのように見つければよいのか、分割払いにすると毎月の返済はいくらなのかについてまとめました。
【関連記事】任意整理とは?
任意整理を検討されているあなたへ | |
任意整理について詳しく知りたい、真剣に検討している人は弁護士・司法書士事務所に直接相談することをおすすめします。 弁護士・司法書士事務所に直接相談・依頼することで以下のような事が望めます。
借金原因は問われませんので、まずは、お気軽にご相談ください。 |
任意整理の費用が分割払可能な弁護士・司法書士の見つけ方
任意整理の費用が分割払い可能な弁護士や、司法書士の見つけ方はいくつかあります。以下では、それについてご紹介します。
ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)で探す
ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)では、お住まいの地域から「分割払い可能」な弁護士・司法書士事務所のみを検索することができます。
各事務所により、毎月いくらから弁護士費用の分割が可能か変わりますので、事務所にご相談ください。
法テラスに相談する
法テラスでは、一定の基準を下回る収入の人に対して費用立替を行っております。そのため、費用分割を希望する場合は法テラスにご相談ください。
資産基準
立替制度を利用するには、【収入要件】と【資産基準】の基準を満たす必要があります。
人数
手取月収額の基準 注1
家賃又は住宅ローンを負担している場合に
加算できる限度額 注21人
18万2,000円以下
(20万200円以下)4万1,000円以下
(5万3,000円以下)2人
25万1,000円以下
(27万6,100円以下)5万3,000円以下
(6万8,000円以下)3人
27万2,000円以下
(29万9,200円以下)6万6,000円以下
(8万5,000円以下)4人
29万9,000円以下
(32万8,900円以下)7万1,000円以下
(9万2,000円以下)
人数
資産合計額の基準 注1
1人
180万円以下
2人
250万円以下
3人
270万円以下
4人以上
300万円以下
立替費用の返済は原則として、2ヶ月後から開始され、毎月5,000円~1万円ずつ返済します。生活保護を受けていたり、生活が厳しく支払いが困難だったりする場合はすぐにご相談して下さい。
ただし、法テラスでは、依頼する弁護士や司法書士を選ぶことができませんので、ご注意ください。
「法テラス併用可能」な事務所を探す
債務整理を取り扱う事務所では、「法テラス併用可能」という事務所もあります。法テラスを併用することで、弁護士費用や司法書士費用を抑えられる上に、毎月5,000~1万円で分割払いすることが可能です。
任意整理の費用を分割払いすると毎月の支払いはいくら?
任意整理の費用の相場についてご紹介します。
任意整理の費用相場
任意整理の費用相場は、着手金が1社ごとに2~4万円で、減額報酬が15~20%になります。事務所ごとに費用が大きく異なりますので、具体的な相場については弁護士・司法書士に確認しましょう。
【毎月の支払いシミュレーション】借金が100万円の費用相場
【支払いシミュレーション】 元本:100万円 年利:18% 返済期間:3年 利息総額:約54万円 |
1社から借金100万円を借りている場合、利息総額約54万円をすべて減額できた場合の弁護士・司法書士費用は、前述の費用相場に従うと、着手金が2~3万円になり減額報酬はおよそ8万1,000円~10万8000円となります。したがって、合計でおよそ12万1000円~16万8000円となります。
この弁護士・司法書士費用を3年で分割した場合、毎月およそ3,361円~4,666円ほど支払っていくことになります。これに加え任意整理の弁済費が必要になります。ただし、弁護士・司法書士費用を確実に支払ってもらうため、一般的には最低でも毎月1万円~の支払いになるでしょう。
任意整理の費用と弁護士・司法書士費用を、どのような割合・費用で支払っていくのかは、あらかじめ確認しましょう。
できるだけ任意整理の費用を抑えたい人へ
できるだけ任意整理の費用を抑えるには、どのようなことができるのでしょうか。
相談料・着手金無料の事務所を利用する
任意整理の費用は、基本的には、前述の通り、着手金と報酬金と減額報酬からなります。
そのため、できるだけ任意整理の費用を抑えるためには、減額報酬が低い事務所を探すとともに、相談料と着手金が無料の弁護士事務所を探すことが重要です。
着手金が無料となると、前述の任意整理の費用相場からすると、およそ2~3万円を任意整理の費用として抑えられることになります。もっとも、着手金が無料でも報酬金や減額報酬が高いと、結果として、任意整理の費用が高くなってしまうことがあり得るので、この点には注意が必要です。
収支や家計簿を持参し依頼する弁護士・司法書士とよく相談する
収支や家計簿などを持参して、依頼する弁護士や司法書士と相談することで、どの程度債務を減額できるかの見通しを教えてもらいましょう。
その上で、収支などに照らして、減額後の債務を弁済しながら、任意整理の費用を支払っていくことができるかということや、できるとして毎月どの程度支払っていくことになるかなどを教えてもらえることがあります。
そのため、収支や家計簿を持参して、依頼する弁護士や司法書士とよく相談することも、任意整理の費用を支払っていくときのことを考えると有用といえるでしょう。
また、任意整理の費用を支払っていける自信のない方は、収支や家計簿を持参して、弁護士などに、法テラスによる民事法律扶助制度を利用できないかを相談することも有用でしょう。
民事法律扶助制度を利用できる場合、弁護士費用を立て替えてもらうことができる場合があります。
まとめ
要点をまとめると、以下の通りになります。ケースごとに適切に選択しましょう。
- 任意整理の費用の分割払いが可能な弁護士の探し方としては、ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)を用いる方法や、法テラスに相談する方法などがある
- 任意整理の費用相場は、一般的には弁護士に依頼した場合、着手金及び報酬金がそれぞれ、2~3万円で、減額報酬が15~20%とされている
- できるだけ任意整理の費用を抑えたい場合は、相談料や着手金が無料な弁護士事務所等を探す
- 任意整理の費用については、相談料や着手金が無料でも、報酬金や減額報酬が高く設定されており、結果として任意整理の費用が高くならないかには注意する
- 収支や家計簿を持参して、任意整理の見通しや、法テラスによる民事法律扶助制度を用いることができるかなどについて、よく相談する

「返済のために借入社数が増えてしまっている…」「借金総額が膨らんでわからなくなっている…」毎月の返済額の負担を軽減し、借金生活をやめたい方◆まずは最適な解決のために無料診断を◆
事務所詳細を見る
【借金の減額・免除で再スタート!】最短で催促ストップ◆家族や職場にバレにくい解決◆複数社から借り入れ、返済が苦しい等、当事務所へご相談ください【親身に対応◎】【秘密厳守】※借金とは、元本及び利息等を併せた金額をいいます
事務所詳細を見る
闇金問題の相談窓口【初回相談無料/分割払い・後払い対応】闇金問題に豊富な経験あり・月間400件以上の解決実績のある司法書士が違法な取り立てからお客様を解放します/任意整理・時効援用にも対応可<即日対応・24時間体制>
事務所詳細を見る当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。
・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡

任意整理に関する新着コラム
-
任意整理は借金返済の負担を抑えるための有効な手段です。しかし、ほとんどのケースでブラックリストに載ってしまうためさまざまな不利益が生じることも想定し...
-
本記事では、法テラスを利用した任意整理にかかる費用の目安や利用条件、手続きの流れについて、初めての方にもわかりやすく解説します。「費用が不安で手続き...
-
本記事では、任意整理の弁護士費用が気になる方に向けて、任意整理にかかる弁護士費用の内訳と相場、弁護士費用のシミュレーション、弁護士費用が相場よりも高...
-
任意整理をする際は、適切な弁護士選びが重要です。ポイントをおさえて「ベンナビ債務整理」を活用すれば、任意整理に強い弁護士を簡単に見つけられます。弁護...
-
本記事では、任意整理後の支払い開始時期や返済スケジュールの基本をわかりやすく解説します。 また、任意整理後にやむを得ない事情によって計画通りに返済...
-
本記事では、任意整理後のスマホの利用に関するポイントをわかりやすく解説します。任意整理後にスマホを新規購入する方法についても紹介するので、ぜひ参考に...
-
法テラスやベンナビ債務整理など様々な窓口で任意整理に関する無料相談が可能です。無料相談する弁護士は、債務整理の実績豊富で柔軟な対応をしてくれるところ...
-
クレジットカードは便利な支払い手段ですが、使い過ぎると借金が膨らんでしまう可能性があります。 その際、任意整理を実施すれば借金を減額できます。 ...
-
任意整理は、裁判所を介さずに、直接お金を借りている金融機関と交渉をおこなうことで借金の減額を目指す手続きです。本記事では、任意整理をおこなうことで起...
-
自己破産と任意整理は、いずれも借金などの負担を解消・軽減できる「債務整理」の代表的な手法です。本記事では、自己破産と任意整理の違いや、債務整理手続き...
任意整理に関する人気コラム
-
「過払い金がまだ戻ってくるのか知りたい」方に向けて、過払い金の時効の調べ方や過払い金の時効についてよくある誤解、時効が不成立となる3つのパターンを解...
-
任意整理とは、債務者が債権者と交渉をして借金の返済金額とその返済方法を決め直すことですが、この任意整理中には「クレジットカードが持てない」「キャッシ...
-
任意整理後は、住宅ローンを一生利用できなくなるわけではありません。この記事を読むことで、任意整理に関する誤解や不安を解消できるのではないでしょうか。...
-
任意整理を検討している人の多くは、弁護士費用が気になるかと思います。この記事では、弁護士費用の相場とともに、費用を抑える方法や支払いに不安がある人で...
-
時効の援用をすることで、時効が成立し借金の返済義務が消滅します。ただ誰でも利用できるわけではありません。この記事では、時効を狙っている人や時効間近の...
-
任意整理を行って借金の整理を行った人が、新たにクレジットカードを発行することは可能なのでしょうか。債務整理後にクレジットカードを作りたいと思っている...
-
自己破産すると携帯電話はどのなるのでしょうか?自己破産が携帯電話の使用者へ与える影響、破産者の携帯電話の取得方法とシチュエーション別にご紹介します。
-
任意整理(にんいせいり)とは、裁判所を介さず、弁護士や司法書士の専門家が債権者との交渉により、返済可能になるような金額や返済期間を決めることです。
-
借金問題でお悩みの方は、少しでも早くその悩みから解放されたいことが本音ですよね。あなたの借金完済を加速させてくれる債務整理が得意な弁護士を選ぶ際のポ...
-
この記事では、任意整理を弁護士に依頼するメリットのほか、弁護士費用相場がどれくらいか、費用を抑える方法、任意整理に注力している弁護士の探し方、選び方...
任意整理の関連コラム
-
個人再生をする際、ローンが残っている車は借金の担保として引き上げられてしまうことがほとんどです。この記事では、引き上げの時期や拒否する方法などを解説...
-
任意整理後に滞納してしまった場合は、まず債権者に連絡しましょう。そうしないと一括返済を求められることがあります。この記事では、任意整理後に滞納した際...
-
任意整理では、一括返済が可能です。この記事では、任意整理を一括返済するメリット・デメリットをご紹介します。任意整理を弁護士に依頼するときのメリット・...
-
任意整理後は、住宅ローンを一生利用できなくなるわけではありません。この記事を読むことで、任意整理に関する誤解や不安を解消できるのではないでしょうか。...
-
任意整理ができない原因は3~5年間以内に完済できる見込みがないことがほとんどです。しかし、他にも原因があるかもしれません。この記事では、任意整理がで...
-
任意整理から個人再生に切り替えるには、利用条件を満たす必要があります。この記事では、個人再生へ切り替えるためのメリットやデメリット、切り替えるべき人...
-
この記事では、任意整理を弁護士に依頼するメリットのほか、弁護士費用相場がどれくらいか、費用を抑える方法、任意整理に注力している弁護士の探し方、選び方...
-
任意売却をした場合、その住居に住み続けることはできるのでしょうか? 住み慣れた家だからこそ、手放したくないという人も多いはずです。 この記事では...
-
任意整理をしても、基本的に賃貸契約することはできますが、できないケースもあります。この記事では、任意整理後に賃貸契約ができないケース、賃貸契約以外で...
-
任意整理は債務整理の1つで、借金の利息をカットして元金を返済していく方法です。この記事では、任意整理で減らせる借金(利息)・メリット・デメリット、利...
-
法テラスやベンナビ債務整理など様々な窓口で任意整理に関する無料相談が可能です。無料相談する弁護士は、債務整理の実績豊富で柔軟な対応をしてくれるところ...
-
任意整理(にんいせいり)とは、裁判所を介さず、弁護士や司法書士の専門家が債権者との交渉により、返済可能になるような金額や返済期間を決めることです。
弁護士・司法書士があなたの借金返済をサポート
債務整理では、債権者と交渉する任意整理や法的に借金を減額する、個人再生や自己破産などがあります。また、過去の過払い金がある方は、過払い請求を行うことも可能です。
ただ、どれもある程度の法的な知識や交渉力が必要になってきます。債務整理をしたくてもなかなか踏み切れないあなたをベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)の弁護士・司法書士がサポートいたします。

任意整理をもっと知りたいあなたに