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パチンコで借金!パチンコ依存から抜け出す方法

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
パチンコで借金!パチンコ依存から抜け出す方法
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2018年に財務局に寄せられた相談のうち323件は、借金原因がパチンコを含めたギャンブルでした。

パチンコなどのギャンブルが原因の借金でも、債務整理で解決できる可能性があります。

この記事では、パチンコによる借金のリスクや解決方法、パチンコ依存症から脱出する方法を解説します。

自分の力だけではどうにもならない状態になっている方は、最後まで記事を読んで今すぐ行動を起こしましょう。

パチンコの借金

お悩みのあなたへ

パチンコでできた借金を相談するのは後ろめたいかもしれません。ですが、できるだけ早い段階で弁護士司法書士といった借金問題の解決が得意な専門家に依頼することが解決への近道です

専門家への依頼では、以下のようなことが望めます。

  1. 業者との交渉を任せられて安心できる
  2. 返済計画を一緒に考えてくれて心強い
  3. 催促・取り立てを最短即日で止められて不安な日々から脱却できる
  4. あなたに最適な債務整理を提案してくれるから借金問題を効果的に解決できる
  5. 将来分の利息をカットできるので、返済が大幅に楽になる
  6. 面倒な書類手続きを任せることができてラク
  7. 過払い金も調査してもらえて、見つかると、あなたの借金が貯金になる

借金原因で専門家が怒ることはありません。ひとりで悩まず、まずは専門家に相談してみましょう。

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パチンコで借金をすることのリスク

パチンコで借金を作ると生活が苦しくなるだけではなく、周りの人との人間関係やその後の人生に大きな影響を及ぼす可能性があります。まずはリスクをしっかり認識しておきましょう。

日常生活に支障が出る

パチンコで借金をすると、家賃が払えなくなる、職場に催促の連絡が入る、友人からの信頼を失うなどの様々な支障が出てくることが考えられるでしょう。

仕事・家族・友人関係などに影響を及ぼすと、生活を立て直すことが難しくなります。

支払いが滞るとブラックリストに載る

借金の返済や家賃などの支払いが滞ってしまうと、ブラックリストに載ってしまう可能性があります。ブラックリストに載ってしまうと、以下の影響があります。

ローンが組めなくなる

借金が返せなくなりブラックリストに載ってしまうと、5~10年間程度はローンが組めなくなります。ローンが組めないことにより、住宅や車などの高額な買い物の他、スマホの分割払いが難しくなります。

借り入れができなくなる

新たな借金(借り入れ)もできなくなります。これは、パチンコから半ば強制的に離れられるきっかけとも捉えられますが、中には次項で説明するように周りの人や闇金などから借金するなど他の方法を取る人もいます。

闇金に手を出してしまう

パチンコで借金を作ってしまい、金融機関から借りられないからと闇金にまで手を出す人もいます。闇金業者は違法な金利と取り立てで債権者を苦しめます。絶対に手を出さないようにしてください。

またパチンコの場合、金融期間から借金できなくなった人を狙って、パチンコ店の周辺で1日限りの融資をしている「ギャンブル融資」という違法な融資をしている人(元暴力団や闇金業者などが多いです)がいます。

その日の軍資金数万円を1日2~3割の利息で貸し付けるのです。例えば2万円借りて2万5千円返すような感じです。パチンコに依存していて他から借金できない人にとっては、「喉から手が出るほど欲しいお金」ですし、上記のように「勝って返せばいい」という発想になってしまいます。

しかし、負けてその日中に返済ができないと、1日経つごとに金利がドンドン増えてしまいます。たかだか数万円が数日後には数十万円となるのです。

周りの人からの信用を失う

金融機関から借金ができなくなると、職場の人や友人などから借金をしようと考える人もいるでしょう。人によっては「返してくれるなら・・・」と、貸してくれる人もいるでしょうし、「こちらもパチンコに勝ったり給料日が来たら返しているから」と、関係性が築けているかのように思っているかもしれません。

しかし、はっきり言うと、病気や失業などのやむを得ない形での借金に比べて、パチンコなどのギャンブルでの借金はその人やコミュニティからの信頼度は非常に低くなります。職場で重要な仕事を任せてもらえなかったり、家庭崩壊の原因の一つにもなりかねません。

結果的に人間関係が上手くいかなくなり、パチンコ中心の人間関係が形成されて、パチンコをしている事が一番の楽しみになり、これまたパチンコから抜け出せなくなってしまう原因になります。

パチンコでできた借金の正しい解決方法

パチンコによる借金で悩んでいる方は、法的に借金問題を解決する「債務整理」を検討してください。パチンコで作った借金であっても、債務整理は可能です。

続いて、債務整理の3つの方法について解説します。

任意整理

裁判所を通さずに、債務者(借金を借りた人)と債権者(お金を貸した人)が話し合いをして、和解を進めていく方法です。

この任意整理を専門家に依頼することで、本人の代わりに交渉、借金の減額手続きを全て行ってもらえます。

なお、債務者本人が交渉を行うこともできますが、そもそも話を取り合ってくれない可能性が非常に高いため、弁護士や司法書士などの専門家に依頼することが一般的です。

個人再生

個人再生は2001年に開始された比較的新しい制度で、例えば1,000万円の借金をした方が、3年間で200万円を返済するという計画を立てた場合、実際に3年間で計画通りに返済できれば、残りの800万円の借金が免除されます。

つまり、3年間の分割の支払いが終わった時点で、債務を5分の1程度(最大10分の1)にすることが最大のメリットです。

借金に悩んでいる人の再生を図るという観点から、個人再生と呼ばれています。また、個人再生の手続きは借金を減らすだけでなく、住宅を守ることが出来るという特徴があります。

自己破産

所有している財産(持ち家や車等)を処分しても返済のメドが立たないことを裁判所に認めてもらい、借金をゼロにしてもらう制度であり、借金返済がどうしても困難なときに利用する最終手段です。

ただし、ギャンブルが原因で作った借金は、自己破産をしても免責にならない可能性があるので要注意です。もしも自己破産を行うのであれば、依存症治療に取り組んでいる、人生をやり直そうとしている等の意思表示をしっかりと示さないといけません。

なお、自己破産をした場合には、官報(国が発行している新聞)に氏名が掲載され、数年間は自動融資カードローンを含むローン全般やクレジットカード、及びカードによるキャッシングが利用できなくなります。

パチンコ依存症から脱出する方法

パチンコで借金をしている方は、パチンコに対する依存があるといえます。借金を返済するためにも、そして今後パチンコで借金を作らないためにも、きっぱりとパチンコから足を洗うことが最善の方法です。

徐々にパチンコから離れていくイメージ

パチンコ依存から脱出しようと言われると、「きっぱりパチンコ止めてやる!」と、意気込む人もいます。しかし、そういう人に限り、しばらくしてちょっとしたストレスや誘惑に簡単に負けてしまいます。

ダイエットでいうリバウンドみたいなものです。より確実にパチンコから離れていくには、ある程度の長い期間(半年~1年程度)を設けて徐々に離れていくことがおすすめです。

別の趣味や価値観を見つける

まずはパチンコ以外の趣味を見つけましょう。そしてその趣味に費やす時間のウェイトを増やしていきます。趣味がないという方もいるでしょうが、その場合、パチンコをしていなかった学生時代の趣味を思い出してみてください。

スポーツなどの体を動かす趣味はおすすめです。また、ゲームなどの趣味も借金のリスクがない分まだ良いです(中には射幸心を煽るゲームもあるので注意が必要です)。

また、グルメに興味を持ち「パチンコに1万円使うのならば、これだけ美味しいものが食べられる」という考えることで、狂った金銭感覚を平常に直すことができ、パチンコもやめられたという人もいます。

無理のない程度の制限を設ける

毎月のギャンブルに使う金額の上限を設けておきましょう。「勝った月は多く使ってもいい」などとしていると結局管理が甘くなりますので、毎月変わらない金額を上限にします。

また、パチンコをする日を「第二第四土曜日だけ」や「7が付く日だけ」という風に日数制限をしてもいいでしょう。

別の口座を作る

口座を新しく作り、その口座からは自分で下ろせないようにしておけば、パチンコをするために口座から引き出すといった行動そのものを、物理的に防ぐことが出来ます。

これで、パチンコにより生活費の滞納を防ぐこともでき、お金の管理も少しずつできるようになります。

身近な人に監視してもらう

少しプライドが邪魔をしてしまうかもしれませんが、最初のうちは家族などの身近な人にお金の使い方や、休日の過ごし方を少し気にしてもらうと、成功率も高まります。

本当にパチンコから手を引きたいのであれば、「いつまでにはパチンコから足を洗う」「新しい趣味を見つける」「借金を返済する(いくらためる)」などと周りの人に宣言してみてもいいでしょう。

借金問題は専門家に相談しよう

自分の力ではどうにもならない借金問題であっても、専門家に相談することで解決できる可能性があります。

借金問題の専門家

すでに借金がある人は、債務整理をすることで借金問題を解決することができます。

相談できる専門家は、主に弁護士、司法書士です。ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)では借金問題の解決が得意な弁護士・司法書士のみを掲載しています。無料相談を受け付けている事務所も多くあるため、まずはお気軽に相談することから初めてみましょう。

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ギャンブル専門のカウンセラー

ギャンブル依存症のケア専門のカウンセラーもたくさんいます。借金をしてまでパチンコを続けるのは病気なのだという自覚をしっかりと持ち、長期的にケアしていくことが大切です。

ぱちんこ依存問題相談機関 リカバリサポート・ネットワーク(050-3541-6420)
精神保健福祉センター(最寄りのセンターを検索できます)
ギャンブラーズ・アノニマス(ギャンブルからの回復を目指す人が集う自助グループ)

まとめ

パチンコは依存度も高く、一度借金をしてしまうと、取り返しのつかない事態にもなりかねません。これまでいくら負けたではなく、これからいくら負けないかが重要です。パチンコ店に行かなければ、一円も負けることはありません。

自分の力ではどうにもならない場合は、専門家に相談しましょう。借金問題の解決方法や依存症の対策などについてアドバイスしてくれるでしょう。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。
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編集部

本記事はベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)に掲載される記事は弁護士・司法書士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。