借金癖は治る? 借金癖を治す4つの方法


交際費やギャンブルなどにお金をつぎ込んでしまい、度々借金を繰り返す「借金癖」で困っている人は少なくありません。
借金癖が治らないので悩んでいます。病気なのでしょうか?気付けば首が回りません本当に恥ずかしい話なのですが、ギャンブルと風俗に依存してしまい借金が3社で150万円あります。(引用:Yahoo!知恵袋)
借金癖は「癖」なので本人がそのことを認識した上で、治す強い意志がないと一生治りません。
そのことを踏まえた上で、借金癖がある人の特徴や治すために自身や家族ができることなどを紹介します。
治らない借金癖に お悩みのあなたへ |
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借金癖には、後述の通り様々な原因があります。
しかし、大きな理由として、手元にお金がないのにクレカ(リボ払い)・カードローンなどを使うことで、いくらでも散財できてしまう状況にあることが挙げられます。
こうした場合、まず目の前の借金問題を債務整理で解決した上で、債務整理後、強制的にクレジットカード・カードローン利用ができない状況で「お金を安易に前借りしない」生活に慣れることが解決方法の一つとして推奨できます。
また、借金問題について弁護士・司法書士へ依頼することは、以下のようなメリットがあります。
ひとりで悩まず、まずは相談してみましょう。 |
借金癖のある人の特徴
借金癖のある人は主に以下のような特徴があることが多いでしょう。
なお借金癖は病気ではないため、あくまでここは一般的な特徴と思ってください。
プライドが高く見栄っ張り
プライドが高い人のなかには、高価な買い物をしたり、毎回食事をおごるなど自分の収入に見合わない行動を行う人もいます。
このようなことを繰り返すと、収支のバランスが取れず足りない収入を借金で補わなければならなくなるケースも珍しくありません。
ギャンブルや買い物依存症の可能性がある
ギャンブルや買い物依存症など、これらの依存症は支払うお金の単価が高い分、借金をかかえやすくなります。
借金癖の背景に依存症がある場合、やめようと思っていても依存症のせいでやめれず、借金を繰り返してしまう可能性が高いでしょう。
もし、何度も借金を繰り返す場合、依存症の疑いを持つことをおすすめです。
収支の把握や管理が苦手
借金癖のある人の多くは、収支の把握や管理が苦手です。そのため、深く考えずに借入を繰り返してしまい、気がついたときには到底返せない借金を負っていたということもあるかもしれません。
特にクレジットカード利用は借金をしている感覚が麻痺しやすいようですので、注意が必要です。
借金癖のある親・家庭で育った
借金癖を抱えている人の中には、同様の癖を持った親や家庭の元で育った方も少なくありません。金銭意識は家庭の中で養われることが多いため、親がお金にルーズだと結果的に子供もそのルーズさを受け継いでしまうようです。
これは遺伝というよりも家庭環境によって引き起こされるものであり、もし親が借金を抱えているからと言って必ずしも子供も借金を抱えやすくなるわけではありません。
借金癖を放置するリスク
借金癖を治すのは大変なことですが、治さないままになってしまうとここで紹介するようなリスクが発生します。
「癖」が「依存症」に悪化してしまう
借金癖が依存症まで悪化してしまうと「やめたいのに、やめられない」状態に陥ってしまい、家庭や自分の心身を壊すきっかけになります。
また、今以上の額を借り入れてしまう可能性があるでしょう。
多重債務になる
複数の金融機関から借り入れを行うことを多重債務といい、負債額が雪だるま式に膨れ上がる状態を一般的に指します。
例として無計画なカードローンや消費者金融からの借り入れにより返済が追いつかず、他の金融機関からの借入金を返済にあてることで借金を繰り返す場合が多いです。
減らない借金や債権者からの取り立てに頭を悩ませ、焦るあまりにまともな判断能力が失われ、それが原因で自殺に至るケースも少なくありません。
闇金に手を出してしまう
「即日融資OK」というような悪徳金融の謳い文句に釣られて違法金利での借り入れをしてしまい、恐ろしい取り立てに遭うリスクも高まります。このような悪徳金融を闇金(やみきん)と言いますが、闇金に関しては以下の記事を参考にして下さい。
周囲の人間関係を失くす
借金癖のある人は、消費者金融のみならず、周囲の人からも借金をしてしまう傾向にあります。
最初は500円くらいならいいやという気持ちで借り、返済をしないまま次に5,000円借りるようになり、これが原因で自身の周りから人が離れていくようになるのです。
あまりにも度が過ぎると、「あの人は借りたお金を返さない」と噂されてしまうかもしれません。
犯罪に走ってしまう可能性もある
お金が欲しい気持ちが高まり、家族や知人の財布からお金を盗んでしまうかもしれません。さらにひどくなると、会社のお金を横領してしまったり、強盗などに発展してしまったりする可能性も考えられます。
今、誰かの財布からお金を借りてしまう癖がある場合、すぐに自身の借金を見つめ直さなければいけません。
借金癖を治す4つの方法
借金癖は手遅れになる前に治さなければいけません。ここでは借金癖を治すための方法をご紹介します。
1:カードを利用しない
借金癖のある人はそもそもカード決済を利用しないと決めることが重要です。カード決済は支払いと引き落としのタイミングにズレがあり、自分の支払い可能額以上のお金を使うことが簡単に出来てしまいます。これはその場でカード会社から借金をしていることと全く同じです。
また、分割払いやリボ払いを使うと金利や手数料が発生します。利用額や回数が大きくなり、利息額を払うだけで精一杯で元金を全く減らせない事態に陥ってしまう人も多くいます。そういったことを避けるためにも、借金癖のある人はカード決済は一切利用しないと固く決意することが必要です。所定の手続きに沿ってカードを破棄することも一つの手となるでしょう。
2:借入用のキャッシュカードを持ち歩かない
支払いとは別に借入用のキャッシュカードを持ち歩かないことも重要です。「返済がいつでも出来るように…」と借入可能なカードを財布の中に入れていると、ついキャッシングしてしまうことに繋がりかねません。
借入用のキャッシュカードは簡単に手の届かないところに保管し、返済のときのみ取り出すようにすることをおすすめします。
3:債務整理をして借り入れられないようにする
思い切って債務整理を行ってしまい、強制的に借金が不可能な状態にしてしまうことも有効な手段の1つです。
債務整理の履歴は、信用情報機関によって保管され、一定期間クレジットカードの作成や利用、金融機関からの借入れ、ローンの審査が不可能になります。
債務整理によって毎月の返済額調整や借金の減額もできる可能性があるため、借金癖を治したいと強く思っている方におすすめの方法です。
4:性格やストレスによる借金癖であればカウンセリングに通う
本人の性格や抱えているストレスが借金癖の原因になっている場合は、一度治ったとしても再発する可能性があるため、カウンセリングに通うことをおすすめします。
このカウンセリングでは本人の行動パターンの改善、家族の方への心理的支援、家計の健全性回復を専門家と考えていくため、着実に回復に向かうことができるでしょう。
もし現在、借金癖のある家族の尻拭いをしたり、かばっていたりする場合は、今すぐやめることを推奨します。一時的な尻拭いでは根本的な問題は解決できないため、家族でカウンセリングに相談することが重要です。
今ある借金は債務整理で解決する
債務整理をすることで、借金問題が解決します。債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」といった手続きがあります。
家族の借金癖でお困りの方は、当人に相談の上、ご一緒に弁護士・司法書士事務所に相談しましょう。
任意整理
任意整理は、債権者(お金を貸した会社や金融機関)と交渉し、毎月の支払い額や支払い期限を調整する手続きです。
一番負担が少なく、手続き後の規制も少ない債務整理方法です。
個人再生
裁判所を介して、借金の減額を行い残りの返済額を返済する計画を立てるための手続きです。(返済期間は3年)任意整理と比べ、借金を大幅に減額することができます。
メリット |
デメリット |
負債の減額が大きい |
3~5年での返済計画が必要 |
不動産などの資産が残せる |
借り入れが5~10年できなくなる |
自己破産
裁判者へ破産の申し立てをし、免責を受けることで借金を全額免除することができる手続きです。またギャンブルなどで作った借金は免責の対象外となり、借金の免除をしてもらえない場合があります。
メリット |
デメリット |
借金の全額免除 |
借り入れが5~10年できなくなる |
返済能力が低くても利用できる |
資産没収 |
借金癖を理由に離婚できる?慰謝料と親権はどうなる
借金癖のあるパートナーに貯金を使い込まれるなどして、離婚を考えている方もいらっしゃると思います。実際に借金癖は離婚の理由に出来るのでしょうか?また、その場合の慰謝料や親権はどうなるのでしょうか?
借金癖を理由に離婚は可能!
結論から言うと、パートナーの借金癖を理由に離婚することは可能です。
離婚は大きく分けて以下の3つの段階があります。
協議離婚:夫婦間の話し合いのみで成立する離婚
↓不成立の場合
調停離婚:家裁の調停員が間に入った夫婦の話し合いで成立する離婚
↓不成立の場合
裁判離婚:家裁の裁判員によって決められる離婚
前者2つ場合は、あくまで夫婦間の話し合いで成立するため、お互いが納得すればどんな理由でも離婚が可能です。
しかし後者の裁判離婚では、離婚の妥当性を裁判員に判断してもらうため、借金により夫婦関係が破綻したことを証明する必要があります。つまり、単に借金があるだけでは離婚が認められない可能性もあります。
借金を理由とした離婚が認められるケースとして考えられるのは、ギャンブルや風俗通い、浮気相手に貢ぐために生活資金を使い込んだ場合です。
夫婦は相互の協力義務があり、個人的な満足のために行った合意のない借金は、婚姻を継続しがたい重大な事由として承認される可能性があります。
借金癖を理由に慰謝料請求はできる?
また、借金を理由とした離婚においても慰謝料の請求は可能です。
しかし、離婚時の慰謝料は受けた精神的苦痛に対して支払われるものなので、相手の借金により婚姻関係が破壊され、精神的苦痛を受けたことを証明できなれけばなりません。
また、相手が既に多額の借金を抱えているなどで財産のない場合は、差し押さえることが出来ないため、慰謝料の支払いを期待できないこともあります。
以下の記事では、少しでも慰謝料を払ってもらう方法を詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみて下さい。
配偶者・子供の借金でお悩みの方へ
配偶者や子供の借金癖でお悩みの方も珍しくありません。
甘やかさないことが最善策
借金癖のある配偶者や子供を甘やかしてしまうと、今以上に状況が悪化してしまったり、いつまでも治ることがありません。
見捨てることができない気持ちはありますが、厳しい対応も必要です。どのような対応をしていいかわからない場合は、精神内科や公的機関の無料相談などを利用しましょう。
特に、お金を盗むようなことがある場合、すぐに精神的な方面でも治療やカウンセリングが必要でしょう。
支払い義務について
配偶者や子供でも基本的にあなたに支払い義務はありません。勝手に保証人になっていた場合、保証人契約を解除することが可能です。
まとめ
お金が足りないから借りるという発想から離れ、支出を減らすことが大事です。これを肝に銘じながら、借金癖を早急に治すようにしましょう。

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