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楽天カードの借金は任意整理で解決できる?注意点や失敗するケースも徹底解説

ルーセント法律事務所
磯田 直也
監修記事
楽天カードの借金は任意整理で解決できる?注意点や失敗するケースも徹底解説
  • 「楽天カードの返済が苦しい…任意整理で解決できるって本当?」
  • 「楽天カードの支払いを任意整理するとどうなるの?」

楽天カードの支払いに悩む方の中には、このような疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、楽天カードを含むクレジットカードの借金は、任意整理によって返済負担を軽減できるケースがあります。

本記事では、楽天カードの借金を任意整理で解決できるのか、その仕組みやメリット・デメリット、さらに注意すべき失敗パターンについても徹底解説します。

 「本当に任意整理で生活を立て直せるのか」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで参考にしてください。

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目次

楽天カードの借金は任意整理で減額できる?

楽天カードの借金は、任意整理によって返済総額を実質的に減額できる可能性があります。

そもそも任意整理とは、弁護士などが楽天カード会社と直接交渉し、将来利息のカットや返済期間の延長を認めてもらうことで、毎月の返済負担を軽減する手続きです。

自己破産のように財産を失うことなく、比較的柔軟に返済計画を立て直せるのが特徴です。

ただし、「元金そのものが大幅にカットされる」というわけではなく、主に利息や将来利息の免除によって返済負担が軽くなる効果しか見込めません。

元金を減額することはできないので、借金総額を大きく減らしたい場合には自己破産や個人再生など、別の債務整理手続きも検討する必要があります。

楽天カードの任意整理をしたら借金はどうなる?

楽天カードの任意整理をすると、以下のような効果が期待できます。

  • 利息をカットしてもらえる
  • 最大で60回までの長期分割払いが認められる可能性が高い

それぞれの効果について、詳しく見ていきましょう。

利息をカットしてもらえる

楽天カードを任意整理すると、将来発生する利息や遅延損害金をカットしてもらえる可能性があります。

借金に悩んでいる方は利息の返済だけで手一杯なケースも多いため、任意整理によって利息をカットできれば、返済計画が立てやすくなり、早期完済の見通しも立ちやすくなるでしょう。

なお、「なぜ任意整理で利息をカットできるの?」と疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。

クレジットカード会社は、利用者がリボ払い残高に応じて支払う手数料などの利息によって収益をあげているため、「利息をカットされたら困るのでは?」と思うのももっともです。

しかし、すでに返済が苦しくなっている人から利息分まで回収するのはカード会社としても手間がかかります。

加えて、滞納が続いて自己破産を選択されたら、利息だけでなく元本すら回収できなくなってしまいます。

以上のような事情から、「元本だけでも確実に回収できるなら」という観点から、利息のカットに応じてもらえるケースがあるのです。

最大で60回までの長期分割払いが認められる可能性が高い

楽天カードの借金を任意整理すると、最大60回(5年間)での分割払いが認められる可能性が高いです。

任意整理後の一般的な返済期間は3年ですが、楽天カードについては5年での返済が認められているため、余裕を持った返済計画を立てられるでしょう。

月々の返済額も大幅に抑えられるため、返済負担の軽減効果は絶大といえます。

楽天カードの債務整理は任意整理が適している理由

楽天カードの借金を整理する方法としては、任意整理のほかにも個人再生や自己破産といった選択肢もあります。

項目 任意整理 個人再生 自己破産
概要 債権者と交渉して将来利息や遅延損害金をカットし、返済期間を延長してもらう 裁判上の手続きにより、借金総額を最大90%減らしてもらう 裁判上の手続きにより、原則全ての借金を免除してもらう※税金や社会保険料など一部の債務は除く
元金の減額 原則としてなし あり あり
返済期間 3~5年 3~5年 なし
適している借金総額の目安 100万円以下
※利息カットかつ最大5年あれば返済可能な額
100万円超~1,000万円以下 1,000万円超
※これ以下でも、自力での返済が難しいようなら自己破産を要検討

しかし、楽天カードの借金は以下のような理由から任意整理が適しているといわれています。

  • 楽天カード(一般)の限度額は100万円と高額でなく、任意整理の効果を活かせる
  • 楽天カードは任意整理に協力的な傾向がある
  • 3ヵ月以内に和解すれば、遅延損害金や将来利息が免除となる
  • 返済の再開を、和解成立から3ヵ月間は待ってもらえる

ここからは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

楽天カード(一般)の限度額は100万円と高額でなく、任意整理の効果を活かせる

楽天カードの借金に任意整理が適している理由として、楽天カード(一般)の限度額が100万円と低めに設定されていることが挙げられます。

「限度額がそこまで大きくない」という点は、任意整理を選ぶうえでプラスに働きます。

というのも、任意整理は利息や遅延損害金をカットして元金を分割返済する手続きであり、借金総額が数十万〜100万円程度であれば、手続きの効果を十分に実感しやすいからです。

たとえば、残債が80万円のケースで任意整理をおこなうと、月々の返済は1万3,000円程度まで抑えられます。

一方で、数百万円単位の借金を抱えている場合、利息をカットした程度では返済が楽にならず、任意整理の効果を実感しづらいでしょう。

むしろ当初の予定よりも分割回数が少なくなったことにより、月々の返済負担が大きくなるケースもあります。

以上を踏まえると、楽天カードの借金は、ほかの高額な限度額が設定されたカードに比べると、任意整理が適しているといえるでしょう。

楽天カードは任意整理に協力的な傾向がある

楽天カードの借金整理に任意整理が適している理由として、楽天カード株式会社が比較的協力的である点も挙げられます。

基本的にどんな相手からの借金も任意整理のための交渉は可能ですが、交渉に対する姿勢は会社によって異なります。

中でも、楽天カードは任意整理による減額に協力的な傾向があるのが特徴です。

これまでの返済実績によっては将来利息のカットと60回分割払いという好条件を引き出せる可能性も高いでしょう。

3ヵ月以内に和解すれば、遅延損害金や将来利息が免除となる

楽天カードの借金整理に任意整理が適している理由として、任意整理の開始から3ヵ月以内に和解できれば、将来利息に加えてすでに発生している遅延損害金も免除してもらえる点も挙げられます。

カード会社によっては、任意整理による将来利息を全額カットするのが難しく、将来利息の一部は支払いを要求される場合もありますが、楽天カードは早期和解を条件として全額カットが可能です。

実際にどの程度減額してもらえるかはこれまでの返済実績によっても変わりますが、遅延損害金も含めて免除となる可能性があるのは、すでに滞納が発生している人にとっても大きな希望といえるでしょう。

返済の再開を、和解成立から3ヵ月間は待ってもらえる

楽天カードで任意整理をおこなうと、和解成立から返済開始まで3ヵ月の猶予が与えられる点も大きな魅力です。

一般的に、カード会社からの借金を任意整理した場合、和解日の翌月から返済がスタートします。

一方で、楽天カードの場合は和解成立から3ヵ月後に返済開始とするケースが多く、金銭的・心理的に余裕が生まれます。

任意整理を弁護士に依頼した場合は弁護士費用の支払いも負担になるため、返済開始を3ヵ月間待ってもらえるメリットは非常に大きいでしょう。

楽天カードで任意整理をする際の注意点

楽天カードの任意整理は、利息カットや分割返済などのメリットがある一方で、カードの利用停止や信用情報への影響など、押さえておくべき注意点もあります。

  • 楽天ゴールド・プレミアムカードの場合は、任意整理の効果を感じにくい場合がある
  • 楽天カードの任意整理をすると、楽天カードが強制解約されて再発行もできなくなる
  • ブラックリストに載り、クレジットカードの発行や借入が制限される
  • 楽天銀行からの借金がある場合、一緒に任意整理となる可能性が高い

それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。

楽天ゴールド・プレミアムカードの場合は、任意整理の効果を感じにくい場合がある

楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードは、一般カードに比べて利用限度額が200万〜300万円と高く、残債が数百万円に及ぶケースもあります。

そのため、利用限度額ギリギリの状態で返済ができていない場合、任意整理だけでは借金の減額効果を感じにくい可能性があるでしょう。

楽天ゴールド・プレミアムカードの借金を整理する際は、任意整理が成功した際の返済シミュレーションをしたうえで、個人再生や自己破産も視野に入れるべきといえます。

楽天カードの任意整理をすると、楽天カードが強制解約されて再発行もできなくなる

楽天カードで任意整理をおこなうと、手続き開始の時点で楽天カードが強制解約されます。

そのため、光熱費や通信費、サブスクリプションサービスなどで楽天カードを支払いに設定している場合は、早めに別の支払い方法へ変更しておきましょう。

また、一度でも楽天カードで任意整理をおこなうと、再発行をするのはほぼ不可能です。

各クレジットカード会社では顧客情報を関しており、任意整理をした記録が永遠に残り続けます。

そのため、仮に信用情報機関から事故情報が削除されたとしても、楽天カードを再発行することはできないのです。

ブラックリストに載り、クレジットカードの発行や借入が制限される

楽天カードで任意整理をしたという情報は、信用情報機関に事故情報として登録され、いわゆるブラックリスト状態になります。

任意整理によるブラックリストは5年間程度続き、その間は新規のクレジットカード発行やローン契約、分割払いなどを利用することはできません。

生活への影響を最小限にするため、デビットカードやプリペイドカードなどの代替手段を準備しておくことが重要です。

楽天銀行からの借金がある場合、一緒に任意整理となる可能性が高い

楽天カードからの借金を任意整理する際に、楽天銀行でも借入をしている場合は、その借金も一緒に任意整理しなくてはならない可能性があります。

なぜなら、楽天銀行のカードローンは楽天カード株式会社が保証会社となっているケースが多いからです。

また、楽天銀行も任意整理の対象となった場合、楽天銀行の口座が凍結される可能性があることを覚えておきましょう。

楽天銀行からの借金がある場合は、先に完済するか両方の借金額を考慮したうえで任意整理が適しているかどうかを判断するようにしましょう。

楽天銀行を給与振込や公共料金の引き落としに利用している場合、事前に他行口座を用意し、振込先や引き落とし口座の変更を済ませておくことが大切です。

楽天カードを任意整理する際の流れと期間

楽天カードの借金を任意整理する流れは、以下のとおりです。

  1. 弁護士・司法書士に相談・依頼する
  2. 受任通知を楽天カードへ送付し、督促を停止させる
  3. 利息や遅延損害金を含めた借金額を調査する
  4. 返済計画を立案し、楽天カードと和解交渉をする
  5. 和解成立後、新しい返済スケジュールに沿って返済開始

まず弁護士や司法書士に依頼すると、すぐに受任通知が送られ、催促や督促が止まります。

その後、弁護士が楽天カードから取り寄せた取引履歴をもとに借金の残高や利息を正確に把握し、将来利息や遅延損害金のカットを前提に返済計画を提案します。

交渉がまとまれば和解書が作成され、新しい返済条件に基づいて支払いが始まります。

全体の流れとしては弁護士への相談から返済再開までは、5ヵ月〜6ヵ月程度を想定しておくと安心です。

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楽天カードの任意整理が失敗する主な理由

楽天カードの任意整理は比較的受け入れられやすいとされますが、必ずしも成功するわけではありません。

利用状況や返済能力によっては、交渉がうまく進まず和解に至らないケースもあります。

ここでは、任意整理が失敗してしまう代表的な理由をわかりやすく解説します。

楽天カードを使い始めてから間もない

楽天カードの任意整理が失敗しやすい理由として、カード利用開始から間もないというケースが挙げられます。

なぜなら、契約してすぐに多額の利用をしたうえで返済が滞り、任意整理を求めると「最初から返済する意思がなかったのでは」と疑われるからです。

また、利用期間が短いと、カード会社は利息をほとんど受け取れておらず、任意整理に応じるメリットはありません。

その結果、任意整理に応じてもらえないケースもあるのです。

利用期間が短い場合は、楽天カード以外の借入を任意整理で減額することを目指すか、個人再生や自己破産など、任意整理以外の手続きを検討しましょう。

任意整理をしても、借金を返済できる見込みがない

任意整理は「利息や遅延損害金をカットして、元本を分割返済する」ことを前提にしています。

つまり、将来的に返済できる見込みがなければ交渉は成立しません。

収入が不安定であったり、すでに多重債務に陥っていたりする場合は、楽天カード側も減額に応じにくくなるでしょう。

このような状況では、任意整理よりも大幅に借金を減らせる個人再生や、借金そのものをなくす自己破産を検討するほうが現実的です。

楽天カードに無理な条件を要求している

楽天カードは柔軟に交渉に応じてくれることが多い一方、「元金そのものを減額してほしい」「すでに発生している利息も免除してほしい」といった過度な要求をすると任意整理が失敗する可能性があります。

任意整理はあくまで相手方との交渉を前提とした手続きです。

無理な条件を押し通そうとすると「返済意思がない」とみなされ、交渉が打ち切られる可能性がある点に注意しましょう。

確実に交渉を進めるには、弁護士に依頼して依頼者と債権者(楽天カード)双方にとって妥当な和解案を示してもらうのがおすすめです。

借金の滞納期間が長く、債権回収会社と交渉しなければならなくなった

楽天カードの滞納が長引くと、楽天カード側は未払い金の回収を諦め、提携している債権回収株式会社に債権を譲ることがあります。

債権回収会社に債権が譲渡されたあとに任意整理をおこなう場合、楽天カード株式会社ではなく、債権回収会社を相手に交渉をしなければなりません。

そして、債権回収会社は確実な回収を最優先するため、以下のように厳しい条件を提示するケースが多いです。

  • 将来利息の減額は認めない
  • 頭金として残債の一部を用意しないと和解してもらえない など

その結果、交渉に折り合いがつかず任意整理が失敗に終わるケースもあるのです。

楽天カードが任意整理に応じない場合の対処法

楽天カードが任意整理に応じてくれない場合は、以下の対処法をとりましょう。

  • ほかの債権者に対して任意整理ができないか検討する
  • 個人再生や自己破産を検討する

それぞれについて、詳しく解説します。

ほかの債権者に対して任意整理ができないか検討する

楽天カードとの交渉が不成立になった場合でも、ほかの債権者については任意整理が成立する可能性があります。

楽天カード以外のクレジットカードからも借入がある場合は、これらの会社に対しての任意整理も検討しましょう。

一部の債権者だけでも返済条件を改善できれば、家計の負担を軽くすることにつながります。

金融業者によって任意整理への対応傾向は異なるので、借入額やこれまでの返済実績を整理したうえで、弁護士と相談しながら任意整理の対象とする債権者を選定しましょう。

個人再生や自己破産を検討する

楽天カードとの任意整理の交渉が上手くいかず、返済を続けるのも厳しい場合は、より強力な手続きである「個人再生」や「自己破産」を検討しましょう。

ただし、個人再生と自己破産はいずれも複雑な手続きをともなうため、弁護士への依頼が不可欠です。

楽天カードの任意整理後、改めてクレジットカードを作るには?

任意整理をすると一時的にブラックリストに登録され、クレジットカードの新規発行は難しくなります。

しかし、一定期間が経過し、再び信用を積み重ねればクレジットカードを作れる可能性はゼロではありません。

ここでは、任意整理後に再びクレジットカードを作るためのポイントを具体的に解説します。

借金を完済してから約5年待つ必要がある

任意整理後に新たなクレジットカードを作るためには、まずブラックリストの回復を待たなくてはなりません。

信用情報機関に任意整理の事故情報が登録される期間は、最長で「任意整理の対象とした借金を完済してから5年間」です。

したがって、借金をきちんと返済し終えてから5年間待つことが、再びカードを持つための第一歩です。

ブラックリストから抜け出していれば、カード会社も再び審査を前向きに検討してくれる可能性が高まります。

焦らずに信用情報の回復を待つことが、最も確実な対策といえるでしょう。

なお、自分の信用情報は、CICやJICCなどの信用情報機関に開示請求することで確認できます。

任意整理以外の何らかの事情によって信用情報に傷がついている可能性もあるので、任意整理の借金を完済してから5年経ったからといって安易に契約を申し込むのはおすすめできません。

新たにクレジットカードに申し込む際は、自分の信用情報を取り寄せ、信用情報に問題がないか確認することが重要です。

信用情報の具体的な確認方法については、以下の記事も参考にしてください。

安定的な収入を確保する

クレジットカードの審査では、信用情報だけではなく返済能力も重視されます。

任意整理の記録が消えていても、収入が不安定だと審査に落ちやすくなる点に注意しましょう。

十分な返済能力があると判断されるには、正社員として働く、または一定額以上の継続的な収入を確保することが大切です。

派遣やアルバイトでも、勤続年数が長く安定した収入の見込みがあれば有利になるでしょう。

クレジットヒストリーを築いておく

任意整理後に再びカードを作るには、クレジットヒストリー(クレヒス)を築くことも重要です。

クレヒスとは、金融業者やカード会社への返済履歴のことで、事故情報と同様に信用情報機関に記録されています。

そして、任意整理後5年程度が経過し、ブラックリストから回復した頃にはクレヒスもまっさらになり、いわゆるスーパーホワイトという状態になっています。

しかし、スーパーホワイトだと「過去に任意整理をしたのでは」と疑われやすく、審査で不利になる可能性があります。

そのため、クレジットカードに申し込む前に携帯電話端末の分割払いや、家賃の支払いなどでクレヒスを積むのがおすすめです。

ただし、クレヒスを積むために無理な使い方をして滞納してしまったら本末転倒なので、計画的な利用を心がけましょう。

キャッシング枠を0円にして、審査を通過しやすくする

任意整理後にカードを申し込む際は、キャッシング枠は0円にすることが大切です。

クレジットカードの審査は「ショッピング枠」と「キャッシング枠」の両方が対象になります。

そして、カード会社からお金を借り入れるキャッシング枠は、立て替え払いのショッピング枠よりも厳しく審査される傾向があります。

買い物に使うショッピング枠だけであれば、リスクが少ないと判断されやすく、審査に通る可能性を高められるでしょう。

まずはカードを発行してもらうことを優先し、将来的に利用枠の増額を目指すのが賢明です。

「申し込みブラック」にならないよう気を付ける

「申し込みブラック」とは、クレジットカードを短期間に複数枚申し込んでいる状態を指します。

信用情報機関には、任意整理や滞納などの事故情報だけでなく、クレジットカードやローンの申し込み履歴も記録されます。

複数のカード会社に同時期に申し込んでいることは審査の際にバレてしまうため、「資金繰りが苦しいのではないか」と疑われ、審査に落ちやすくなります。

申し込み履歴は最長で6ヵ月間記録されるため、一社の審査に落ちた場合は、必ず6ヵ月以上の期間を空けたうえで信用情報を確認し、タイミングを見極めて申請することが大切です。

「数打てば当たる」という考えから複数の会社に同時期に申し込むのは逆効果と覚えておきましょう。

さいごに|楽天カードの任意整理については弁護士に相談を!

本記事では、楽天カードの任意整理について詳しく解説しました。

楽天カードは、カード会社のなかでも任意整理に協力的な傾向があり、過去の返済実績があれば、将来利息を全額カットしたうえで60回の分割払いでの返済に応じてくれる可能性が高いです。

ただし、楽天カードの借金を任意整理すると、ブラックリストとなってクレカやローンが一定期間使えなくなったり、一緒に契約している楽天銀行のカードローンも任意整理の対象とする必要があったりと、いくつか注意すべき点もあります。

そのため、楽天カードの返済が苦しくて任意整理を検討している場合は、借金問題の解決実績が豊富な弁護士に相談するのがおすすめです。

状況によっては任意整理ではなく個人再生や自己破産をしたほうがいいケースがあるため、専門家の助言を受けながら最適な方法を選びましょう。

また、既に裁判に発展して判決が取得されている場合や、給与の差し押さえが始まっている場合には債権者側としても敢えて任意整理の交渉に応じる実益が少なくなり、合意ができる場合であっても条件が悪くなる傾向にあります。返済が難しいと感じた場合は、速やかに専門家へのご相談をおすすめします。

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この記事の監修者
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磯田 直也 (兵庫県弁護士会)
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本記事はベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)に掲載される記事は弁護士・司法書士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。