400万の借金を返済するために必要な情報と具体的な方法とは?

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
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「借金400万円」を抱えることは、さまざまな意味で難しい状況といえます。

 

借金の額が300万円台であれば返済の見通しが立ちやすく、500万円台以上であれば債務整理への決断がつきやすくなります。

 

一方、その中間にある借金400万円は、どういった手段を選択していいかわからない場合も多いでしょう。

 

しかし「なんとかなるだろう」と楽観視していると、重大な事態に陥ります。

 

この難しい問題を解決するには、現状を把握し、必要な情報を集め、合理的な返済計画を立てる必要があります。

 

そして、自分で解決できないとわかったら、速やかに債務整理に移行したほうがよいです。借金額が400万円に達したら、まずは弁護士に相談しましょう。

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400万円の借金という現状について

 

なぜ借金400万円を返済するのに、現状把握が重要なのでしょうか。

 

住宅ローンや自動車ローンといった健全なローンの残高ではなく、「返済困難な借金としての400万円」は簡単にはつくれないはずです。借金400万円を抱えている方の多くは、複数の業者から借りたり、友人や親族から借りたりしています。

 

また借金の原因も、ギャンブルや遊興費、趣味への没頭、身の丈に合わない生活水準など、多種多様であることが多いのではないでしょうか。

 

だから借金400万円を返済するには、この現状を「直視すること」が大切なのです。

 

現状を直視するとは、具体的には次の5つのことをします。

 

・貸し主(お金を貸してくれた業者や人)ごとに残金を書き出す

・借金の原因を正直に書き出す

・返済計画を借金返済に詳しい人の力を借りて作る

・返済計画を実行する

・「二度と借金の原因になることはしない」と誓う

 

「書く」「つくる」「実行する」「誓う」といった、具体的な行動に移すことによって、現状を直視できるようになります。

 

▶「

 

400万円の借金を返済するために確認すべき情報とは

 

現状を把握できたら、情報を集めます。最も重要な情報は、返済期間と利息の額です。

 

400万円の借金を完済するまでの返済期間

400万円を1社から借りている場合は、返済期間はすぐにわかります。しかし、例えば3社から借りている借金の残高の総額が400万円になっている場合、3つの返済期間が存在することになります。毎月3社に返済していると、「いま返済した借金の返済期間」がわからなくなってしまうでしょう。

 

そこで例えば次のように、しっかり返済期間を確認するようにしてください。

 

・A社:毎月10日に返済、返済期間はあと30回(カ月)

・B社:毎月25日に返済、返済期間はあと20回

・C社:毎月末に返済、返済期間はあと10回

 

これを紙に書き出してください。そして、この書き出しを毎月行ってください。

 

上記の内容を書いた月の翌月は、次のように書いてください。

 

・A社:毎月10日に返済、返済期間はあと29回

・B社:毎月25日に返済、返済期間はあと19回

・C社:毎月末に返済、返済期間はあと9回

 

毎月、返済期間の回数が1つずつ減っていくことを確認できれば、「完済という名のゴール」が見えるようになります。

 

400万円の借金を返済するために必要な毎月の利息

返済期間をしっかり把握できたら、次に必要な情報は、毎月の利息です。なぜ利息について把握する必要があるのかというと、利息(利率)には次のような性質があるからです。

 

・利率が高いほど、借金は膨らみやすくなる

・利率が高いほど、借金は返済しにくくなる

・利率が高い借金ほど、早く返済したほうがよい

 

複数の貸し主からお金を借りているとき、利息に違いが出てきます。そして借金の総額が400万円にまで膨らむと、複数の貸し主に、同一に均等に返すことは事実上不可能になります。

400万円の借金を完済するコツは、利息が高い貸し主の借金から消していくことです。

 

例えば、400万円の借金の状態が、次のとおりだったとします。

 

・A社:借金残高200万円、返済期間はあと30回、利率15%

・B社:借金残高150万円、返済期間はあと20回、利率10%

・C社:借金残高50万円、返済期間はあと10回、利率8%

 

この場合、毎月の利息額は以下のようになります。返済が進むと額が変わってくるので「約」で表記しています。

 

・A社への毎月の返済額:約80,000円

(内訳:元金約55,000円、利息約25,000円)

 

・B社への毎月の返済額:約81,000円

(内訳:元金約69,000円、利息約12,000円)

 

・C社への毎月の返済額:約52,000円

(内訳:元金約49,000円、利息約3,000円)

 

ここで注目していただきたいのは、利息です。毎月の利息の支払いが多いと「払っても払っても借金が減らない」状態になります。

この場合では、A社への毎月の利息が約25,000円にもなっています。これを先に完済できれば、残りの毎月の利息の支払いは、B社への利息約12,000円とC社への利息約3,000円となります。この合計は約15,000円なので、A社1社分より安くなっています。これなら「ゴール」がみえてきます。

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400万円の借金を返済する具体的な方法

次に、借金400万円を返済する具体的な方法を考えていきましょう。

 

返済計画を作成して着実な返済を行う

借金の額が400万円にもなると、返済計画なしには完済できません。「計画をつくり、それを着実に実行する」ことでしか、ゴールは到達できません。

先ほどの事例で考えていきましょう。

 

・A社:残高:200万円、毎月の返済額:約80,000円、返済期間:あと30回

 

・B社:残高:150万円、毎月の返済額:約81,000円、返済期間:あと20回

 

・C社:残高:50万円、毎月の返済額:約52,000円、返済期間:あと10回

 

・総額:残高:400万円、毎月の返済額:約213,000円、返済期間:最長30回

 

これがそのまま返済計画になります。

 

しかし効率よく返済するには、利率が高く、残高も大きいA社の借金を先に完済したほうがよいでしょう。

 

そこで、この単純な返済計画を「加工」します。加工方法はいろいろありますが、例えば余剰金が発生したら、A社の繰り上げ返済に充当するといった方法は有効です。

 

もしくは利率が低い借金を増やし、それで利率が高い借金の繰り上げ返済をする方法も考えられます。

このような綿密な返済計画は、弁護士や司法書士などの専門家に相談したほうよいでしょう。

 

▶「借金の返済計画を弁護士・司法書士に相談する

 

収入を増やし支出を減らす

400万円の借金を返済するには、生活を大幅に変える必要があります。収入が増え、支出が減る生活に変えてください。

 

もし、勤務先が副業を許しているのなら、夜間や早朝バイトをしてみてはいかがでしょうか。コンビニ、宅配便、飲食店、建設業などは、人手不足で困っています。時給1,200円を超えることもあります。

 

また、最近では、インターネットを活用すれば、いつでもどこでも仕事をもらうことも可能です。

SNS経由で仕事を受注する人もいるので、本人の努力と工夫次第でいくらでも収入を増やす方法があります。

 

通常の勤務に加えて働くことは、支出を減らすことにもつながります。いわゆる「余計な支出」は物欲と時間によって増えていくからです。物欲をダイレクトに減らすことは難しいかもしれませんが、遊ぶ時間が減れば物欲を間接的に減らすことができます。

 

そして、もしギャンブルで借金をつくってしまった場合は、ギャンブルをしない誓いを立てる必要があります。

「ギャンブルさえしなければ簡単に借金を返せる」人は、案外多くいます。

 

また、分相応の生活を心がけましょう。もし一人暮らしをしているのであれば、実家に戻れないか検討しましょう。実家に戻れば、家賃、食費、光熱費の大部分を節約できます。

 

そして売れるものは売ってしまいましょう。

自動車、貴金属、ブランドバッグは、借金を完済して生活が元に戻れば、また買うことができます。だから今は、売ってしまいましょう。

 

また、スマホを格安スマホに切り替えたり、ビールを発泡酒にしたり、禁煙したりといった工夫を組み合わせることで、節約効果が倍増します。

 

返済が無理なら債務整理の検討を

借金400万円はかなり大きな壁です。そのため、もし「返済は無理」と判断したら、債務整理に移行しましょう。先ほどの返済計画をもう一度ご覧ください。

 

・A社:残高:200万円、毎月の返済額:約80,000円、返済期間:あと30回

・B社:残高:150万円、毎月の返済額:約81,000円、返済期間:あと20回

・C社:残高:50万円、毎月の返済額:約52,000円、返済期間:あと10回

・総額:残高:400万円、毎月の返済額:約213,000円、返済期間:最長30回

 

これはシミュレーションにすぎませんが、借金400万円の重みを感じる目安になると思います。

毎月の返済額が213,000円ということは、毎年、年収から約255万円(=213,000円×12カ月)が差し引かれることを意味します。

年収400万円の方でも、実質的な年収は145万円になってしまいます。

年収300万円の方なら、実質年収はわずか45万円です。これでは生活できないので「返済は無理」と判断できます。

債務整理に移りましょう。

 

債務整理で借金を大幅に減額できる可能性があります。

債務整理とは、借金返済を続けるのが難しい方のための、法律で認められた救済制度です。

消費者金融や銀行のカードローン、クレジットカードのリボ払いなどの借金を大幅に減額することができます。

実際に借金はいくらぐらい減る?

実際に支払いがどのぐらい減るのかというと
例えば、金利18%で150万円を借りていて、毎月4万円を返済している場合

 

【減額前】
月々の返済額:4万円
利息を含む総返済額:217万円
※小額でも追加で借入した場合、総返済額はもっと増えます。

 

【減額後】
月々の返済額:2.5万円
利息を含む総返済額:150万円

 

月々の返済額は1.5万円、総返済額は67万円も減らすことができます。

 

ちなみに、上で紹介した【減額前】の利息を含む総返済額217万円は、毎月きっちり返済して、追加での借入を一切行わない場合の金額です。

 

毎月返済しながらも、ついついお金が足りなくなって、少ない金額でも追加で借りてしまうことがありませんか?

 

その場合は、完済までもっとお金がかかりますし、そもそも完済できずに利息を払い続けるなんてことになりかねないので、減額できる金額(利息分)はもっと増えます。

 

債務整理にもいくつか種類がある

債務整理にもいくつか方法があって、上の減額例は『任意整理』という方法を利用した場合の例です。

 

『任意整理』は、あなたの代わりに弁護士や司法書士が金融期間と交渉して、今後支払う利息をカットして、元本の金額だけを返済できるようにする手続きです。交渉によっては利息だけでなく、元本の金額の一部を減額してもらえることもあります。

 

『任意整理』の他にも、収入が大きく減ったり、働けなくなった方には、借金の総額を8割ほど減らせる『個人再生』借金をゼロにする『自己破産』等の方法もあります。

 

どの方法でも弁護士や司法書士があなたの代わりに手続きをしてくれるので、面倒な手間や複雑な手続きはありません。

 

あなたの状況に応じて、ベストな方法を選ぶ必要があります。自分で判断するのは難しいと思いますので、債務整理・借金問題が得意な弁護士・司法書士に相談して、あなたに最も合う方法を見つけましょう。

 

費用はかかるが、損することはない

債務整理の手続きは弁護士・司法書士に依頼することになりますが、依頼費用がかかります。

 

費用がかかると戸惑ってしまうと思いますが、借金が減った金額以上に依頼費用がかかることはありませんので、あなたが損することはありません。

 

また依頼する前に費用がいくらかかるか提示されるので、その金額を確認した上で依頼するかどうか決めることができます。

 

今手持ちのお金がなくて費用が払えなくても、分割払いや後払いに対応している事務所がほとんどですので、その点も安心してください。

 

まずはお近くの事務所に無料相談しよう

まずは、お近くの事務所に以下3点を無料相談して、債務整理すべきか確認してみましょう。

 

・借金を減額できるか?いくら減らせるか?
・どの債務整理の方法が一番合うのか?
・費用はいくらぐらいかかるのか?

 

当サイト債務整理ナビでは、全国の事務所からお近くの事務所を簡単に探すことができます。借金問題の解決が得意な事務所のみを掲載しているので、どの事務所に相談してもOKです。

 

まずは、以下からお住まいの都道府県を選んで、無料相談しましょう。今すぐにお話できない方はメールがおすすめです。

 

もちろんあなたの都合やプライバシーを配慮しますので、安心して相談してください。

債務整理を行うにはまず借金問題解決のプロである弁護士に無料相談を

債務整理とは、「任意整理」「個人再生」「自己破産」「特定調停」等の総称です。

債務とは借金のことで、整理とは借金を減らしたりなくしたりすることです。

 

「借金が減ったりなくなったりするような、そんな都合のよいことが可能なのか」と思われるかもしれませんが、法的に可能です。(但し、ブラックリストに乗ることになります)

 

任意整理は借金が減る額は小さいのですが、処理が簡便です。

 

自己破産をすると借金が基本的に免責され、手続きもそこまで煩雑でないものの、職種によっては仕事にも支障が出る可能性があります。

個人再生は、借金が大幅に圧縮されますが、手続きが煩雑です。

 

特定調停は、裁判所を介した任意整理手続きです。

 

いずれの債務整理手段を選択するにも、借金返済に詳しい弁護士に相談することをおすすめします。

 

弁護士や司法書士といった専門家であれば「あなたの借金400万円問題」の解決に最適な債務整理方法を提案します。

 

ひと口に「借金400万円」といっても人によって重みが異なります。弁護士は借り主の経済状況や職業、性格などを吟味して、最もダメージが少ない返済計画をつくります。

 

▶「

 

400万の借金返済に関するまとめ

借金400万円は、なんとかなりそうな額であり、なんともならない額でもあります。しかし多くの人は「なんとかなりそうだ」と判断してしまい、返済計画も立てず同じ日常を繰り返し、「なんともならない」状況に陥ってしまいます。

 

そうなる前に手を打ちましょう。以上で述べた解決手段はもちろん、専門家への相談が解決のカギを握ります。

 

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

本記事は債務整理ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※債務整理ナビに掲載される記事は弁護士・司法書士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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