2019.4.10

ノンバンクとは|銀行との違いとノンバンク利用の注意点

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
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ノンバンクとは、その名の通り、銀行のような預金の受け入れ機能を持たずに、与信業務を行う金融機関のことを言います。

 

よく銀行と同じような意味合いで捉えられる事が多いのですが、文字通り「ノンバンク(Non-bank=銀行以外の金融機関)」であり、融資のみを行う金融機関と考えていただいて良いでしょう。

 

お金を借りる機関のため、借金や過払い金を取り戻す債務整理とは若干相反する内容になるかとは思いますが、借り入れの際にはよく出てくる用語ですし、お金を借りる際に、通常の金融機関との大きな差がありますので、今回はノンバンクの基礎知識を得て頂ければと思います。

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銀行とノンバンクの主な違い

まずは銀行とノンバンクの違いはどのようなものがあるのかを確認していきましょう。
 

総量規制に違いがある​

銀行とノンバンクの大きな違いは、銀行は総量規制の対象外なのに対し、ノンバンクは総量規制の対象となる点です。この裁量規制とは、年収の3分の1以上の貸し出しをしてはいけないという規制のことです。例えば、年収300万円の人の場合、ノンバンクからの借入限度額は100万円までになっています。

 

専業主婦はノンバンクを利用できない

無収入の専業主婦の場合、銀行のカードローンやキャッシングでは配偶者に安定した収入があれば、限度額内で借入することができますが、ノンバンクの場合、専業主婦では借り入れができない可能性があります。

 

ノンバンクは金利が高い

銀行のキャッシングなどは審査が厳しい分、金利が低く設定されていますが、ノンバンクは貸し倒れのリスクがあるため多少高い金利が設定されています。

 

  • 銀行:14%〜18%程度
  • ノンバンク:17〜18%程度

 

融資の実行までの所用時間が比較的短い

ノンバンクのキャッシング・カードローンは、業者によりますが最短30分で融資を受けることが可能です。いますぐまとまったお金が必要という人にとっては大変便利なサービスと言えますね。

 

借り入れと返済方法に種類がある

振り込み融資のみならず、コンビニATMやネットを使ったキャッシングにも対応しているのがノンバンクです。返済方法も数多くの種類が用意されているため、時間や場所を気にすることなく利用することができます。

 

ノンバンクで借入ができる融資

個人向けのローンの場合:フリーキャッシング

個人向けの融資で最も多いものが「フリーキャッシング」と言うものです。要は、借りたお金を何に使おうと、用途は問わないということです。

 

事業者の場合:ビジネスローン

ビジネスローンは「事業性のある目的」に対して行い、主な目的は運転資金やつなぎ資金、事業の拡大、設備投資などに利用される事が多いでしょう。ただし、借入の金額が大きくなると担保や保証人の取り扱いも変わってきますので、詳しい内容は担当者と相談して決めていくのが良いでしょう。

 

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ノンバンクを利用するメリットとデメリット

次に、ノンバンクで融資を受けるメリットとデメリットについてご紹介していきます。

メリット

1:赤字や税金の滞納をしていても滞納可能

ノンバンクは、通常の銀行よりも審査が簡易的な会社も多いので、滞納中や赤字の状況でも融資してもらえる可能性は高いです。

2:金利の見直しが常に行われている

ノンバンクは、銀行よりも金利が高い傾向にあるのですが、会社によっては金利を定期的に見直しているところも増えています。

3:即日融資が受けられる

大手消費者金融のCMでも見るように、審査が簡単で即日融資を売りにしている会社も増えてきています。

 

デメリット

1:安全性には不安が残る

ノンバンクには大小様々な会社があるため、場合によっては違法な金利や取り立てなどを行っている会社がゼロだとは言い切れません。金融庁の「登録貸金業者情報サービス」で正式に許可されている業者かどうかを調べたうえで利用しましょう。

2:借入の限度額は少ない

ノンバンクの融資制度は数百万円までと、限度額が低いと言えます。高額な融資をご検討の方は、国の制度・助成金・担保融資などを検討しましょう。

 

ノンバンクで融資を行う際に気をつける事

最後にノンバンクを利用する際に気をつけるべき事をご紹介しておきます。

 

返済ができない場合の取り立てが厳しい?

もし返済が出来ない場合、ノンバンクと銀行の「取り立て方法」は同じだと思って良いでしょう。ノンバンクの方が厳しい、銀行は甘いといったことはありません。

 

延滞が続く場合は、法的な手続きに沿って処理が行われます。闇金などの場合はまた違いますが・・・
参考:闇金とは|闇金の手口と絶対にお金を借りてはいけない理由

 

「銀行から事業融資」を受けている場合、信用保証協会や保証会社が「代位弁済」を行います。代位弁済が行われると、信用保証協会から債務者に「支払いの督促」が送られるといった流れになります。
参考:代位弁済とは|ローン返済が困難な人が知っておくべき全情報

 

銀行・ノンバンクともに「連絡のある」延滞に対しては非常に柔軟です。無断で延滞や遅延を起こすと、信用情報を著しく損なう可能性が高いので、その点だけは注意しましょう。

 

ノンバンクはブラックリストに入っていても利用できる?

結論から言いますと、ブラックリストに登録されていることにより、新規借り入れすることはできません。これは、「返済能力がない」と、判断されてしまうからです。まれに、「ブラックでも借りれます」と言った、触れ込みを見かけますが、この場合、十中八九違法な貸金業者であると言えます。

参考:ブラックリストに載る理由と消し方|ブラックリストの全知識

 

まとめ

ノンバンクに関する内容は以上になります。

 

翌日最短30分でお金が借りられるノンバンクは大変便利なものですが、借りた以上返さないといけないものですので、くれぐれも利用する際は慎重になりましょう。

 

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

本記事は債務整理ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※債務整理ナビに掲載される記事は弁護士・司法書士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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