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闇金問題を24時間相談できる窓口はある? | 窓口の特徴や相談時の注意点も解説

弁護士法人若井綜合法律事務所 新橋オフィス
澤田 剛司
監修記事
闇金問題を24時間相談できる窓口はある? | 窓口の特徴や相談時の注意点も解説
  • 「闇金の激しい取り立てに困っている。闇金の問題について24時間相談できる窓口はないか。」
  • 「仕事が忙しくて、なかなか相談をする時間がない。」

闇金の取り立てが続いて、どうすればいいかわからず困っていませんか? 

闇金問題の対応で困ったときは、専門家に相談すれば適切なアドバイスを受けられます。

しかし仕事や家事で忙しく、平日の日中などに問い合わせができないという方は少なくないでしょう。

ただし残念ながら闇金問題について、24時間相談できる窓口はほとんどないのが実情です。

かわりに平日夜間や休日に相談できたり、電話やオンラインで相談できたりする窓口はあります。

そのなかから、希望に合う窓口をみつけて早急に相談するとよいでしょう。

本記事では闇金問題について相談できる窓口や、闇金問題を根本的に解決できる相談先について解説します。

闇金問題は、自分だけで悩んでいても解決するのは難しいでしょう。本記事を読めば適切な相談先を見つけて、闇金問題を迅速に解決できるようになります。

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目次

闇金問題の相談を24時間体制で応じる窓口は少ない

闇金からの取り立ては、深夜や早朝など時間帯を問わずおこなわれるケースも多く、強い恐怖や不安を感じている人もいるはずです。しかし、法律相談や借金相談を専門とする窓口に関しては24時間体制で常時対応してくれるところは限られているのが実情です。

事件性のある闇金トラブルであれば警察が24時間相談に応じてくれる

闇金から激しい取り立てに合い相手から暴力を振るわれたり、脅迫をされたりした場合は警察へ相談しましょう。

このように刑事事件として立件できるような闇金トラブルであれば、警察が24時間相談に応じてくれます。

ただし、警察が介入してくれるのは犯罪に発展しそうなケースです。

借金の問題を解決したい場合は、別の窓口に相談する必要があります。

死にたくなるほど心がつらいなら「よりそいホットライン」が話を聞いてくれる

闇金被害によっ精て神的に追い詰められ、死にたいとまで感じてしまうような場合には、心の悩みを支える24時間対応の「よりそいホットライン」を頼ることができます。

よりそいホットラインは、闇金問題について法知識にもとづいて専門的な回答ができる窓口ではありません。しかし生活苦や心の悩みなどさまざまな悩みについて話を聞いてくれる窓口で、匿名で相談することが可能です。

特に夜間や休日などのように、誰にも相談できないと感じるときに、安心してつながることができる心の拠り所となるでしょう。

深夜などに相談したい場合は、メール相談を検討するのもひとつの方法

闇金問題に悩んでいるとき、「今すぐ助けてほしい」と感じることは珍しくありません。

しかし、深夜や早朝といった時間帯には、法律事務所などの多くが営業時間外で対応していないのが実情です。そうした場合に検討したいのが、メールでの相談受付です。

多くの法律事務所や相談窓口では、24時間体制でメール相談を受け付けています。

返信は翌営業日以降になることが一般的ですが、自分の状況を文章で整理して伝えることで、相手に状況を理解してもらいやすくなるでしょう。

闇金問題について相談できる窓口4選

闇金業者からの取り立てや違法な貸付に悩んでいる場合は、一刻も早く専門の窓口に相談することが大切です。

闇金問題は自力で解決しようとすると、かえって被害が深刻化するおそれがあるため、信頼できる相談先に助けを求めましょう。

ここでは、闇金問題について相談できる窓口を4つ紹介します。

法律事務所|夜間の相談に対応していることも多い

弁護士が所属する法律事務所は、闇金問題においてもっとも頼れる窓口です。

弁護士は、闇金の違法な金利や脅迫的な取り立てに対して、法律に基づいた適切な対応をしてくれるため、安全かつ迅速に問題の解決を目指すことができます。

多くの事務所では、初回相談無料のサービスを提供しており、経済的な負担を気にせず相談できるのもメリットです。

近年では夜間や休日の相談に対応している法律事務所も増えており、仕事や家事で日中に時間を取れない人にも利用しやすくなっています。

対面形式だけでなく、電話やメール、LINE・オンライン相談に対応している事務所もあるため、自分に合った方法で相談することが可能です。

法律事務所が24時間体制で相談にのってくれるケースはほとんどありませんが、専門家の窓口のなかでも比較的相談しやすく、直接的な解決に結びつきやすいといえるでしょう。

司法書士事務所|借入額が一定額以下の場合に比較的安く相談できる

司法書士のなかでも認定司法書士であれば、1件あたり借入額の元金が140万円以下の事案に関して弁護士と同じように闇金業者との交渉を依頼できます。

認定司法書士は、弁護士に依頼するよりも費用を抑えて手続きできる可能性があるため、経済的に困っている人にとっては有力な選択肢です。

認定司法書士も借入額の条件を満たせば、弁護士同様に違法業者とのやり取りを代行し、取り立てをストップさせるなどしてくれます。

貸金業相談・紛争解決センター|賃金業者に対する苦情や紛争解決窓口

貸金業相談・紛争解決センターは、指定紛争解決機関として、貸金業者とのトラブルに関する苦情や相談を受け付けている中立的な機関です。

闇金業者からの督促に困っている場合も、貸金業相談・紛争解決センターへ問い合わせれば、適切な対処方法をアドバイスしてくれます。

ただし弁護士や司法書士と違い、闇金業者と直接交渉してくれるわけではありません。あくまで対処方法のアドバイスにとどまる点は注意ください。

貸金業相談・紛争解決センターでは電話やWebで相談できるほか、センターを訪れて対面で相談にのってもらうことも可能です。

連絡先:0570-051-051(受付時間 9:00~17:00※土日祝休日・年末年始休業日を除く)

消費生活センター|専門の相談員が解決方法を提案してくれる

消費生活センターは、闇金の問題を含め消費生活全般の相談に乗ってくれる地方自治体の機関です。

消費生活センターでは、国家資格を持つ消費生活相談員やそれに準じた知識を持つ担当者が相談対応をしてくれます。

闇金の取り立てなどに困っている場合に消費生活センターへ問い合わせれば、解決のためのアドバイスをしてくれるでしょう。

消費者ホットライン「188」に電話をすれば、お近くの窓口を案内してくれます。以下公式サイトから、自分でお住まいの地域にある窓口を探すことも可能です。

なお消費生活センターへ相談してもアドバイスにとどまり、闇金業者と交渉してくれるわけでないので注意ください。

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闇金問題の相談に対応している弁護士・司法書士の探し方

闇金問題は早急な対応が必要なケースが多く、根本的な解決を望む場合はなるべく早く弁護士や司法書士へ相談することが推奨されます。

ここでは、闇金問題の対応を得意とする弁護士・司法書士を効率的に探す方法をみていきましょう。

ベンナビ債務整理 | 地域やさまざまな条件を指定して効率的に探せる

「ベンナビ債務整理」は、闇金問題や債務整理を含む借金の問題を得意とする弁護士・司法書士を探せるポータルサイトです。

お住まいの地域や休日相談可能・初回相談可能などの条件を指定して、希望に合う弁護士・司法書士を効率的に見つけられます。

適切な相談先をみつけて一刻も早く闇金問題を解決したいときは、ベンナビ債務整理を使うのが最もおすすめです。

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インターネットで検索する | 任意のキーワードで探せる

今すぐに弁護士や司法書士を探したい場合、インターネット検索も有効な手段です。

たとえば「闇金 弁護士 無料相談 東京」や「夜間対応 闇金相談」など、任意のキーワードで検索すれば、自分の希望に合う専門家が見つかりやすくなります。

事務所の公式サイトを見れば、料金体系や対応方針、過去の実績なども確認できるため、自分に合うかどうかの判断材料にもなります。

ただし、検索結果の上位に出てくる事務所が必ずしも希望に合うとは限りません。

複数の事務所を比較し、できれば電話やメールで実際に問い合わせて対応を確かめるのが望ましいでしょう。

より効率的に弁護士・司法書士を探したいときは、前述のベンナビ債務整理を使うことを推奨します。

弁護士会・司法書士会 | 相談内容にあう弁護士・司法書士に相談できる

各地域の弁護士会や司法書士会では、闇金問題の対応を得意とする弁護士・司法書士を紹介してくれます。

自分で探すのは難しい場合は、弁護士会や司法書士会に頼るのもよいでしょう。

相談料や問い合わせ先は、弁護士会・司法書士会によって異なります。以下公式サイトでお近くの窓口を探してお問い合わせください。

法テラスに相談する | 経済的に困窮している方は無料相談が可能

経済的に困窮している場合は、法テラス(日本司法支援センター)の利用も選択肢に入れましょう。

法テラスでは、一定の収入・資産条件を満たす方に対して、弁護士や司法書士による無料法律相談を提供しています。

さらに、債務整理に関する手続きを進める際には、民事法律扶助制度を利用して弁護士費用や書類作成費用を立て替えてもらえることもあります。

立替え費用は分割返済が可能で、生活保護受給者や収入が著しく少ない方については返済免除が認められることもあるため、費用面で不安がある方にとって非常に心強い制度といえるでしょう。

最寄りの法テラス窓口や公式サイトから予約・相談が可能です。

法テラスで無料相談を申し込む条件や流れ、全国の法テラスについては以下公式サイトで確認ください。

闇金問題を専門家・専門機関に相談する際のポイント

闇金問題を専門家・専門機関へ相談をする場合は、以下のポイントをおさえておくとスムーズです。

  • 借入状況を整理しておく
  • どのような結果を望んでいるのか明確にしておく
  • 自身にとって不利なことも隠さずに話す

それぞれについて、詳しく解説します。

借入状況を整理しておく

専門家に相談する前に、自身の借入状況を整理しておくことが重要です。

具体的には、「借りた金額」「借入日」「返済総額」「借入先の名称や連絡先」「契約書の有無」「振込口座情報」などを箇条書きでメモしておきましょう。

闇金業者は違法に営業しているため、正式な契約書を交わさないケースが多いですが、LINEやSMSでのやり取りの記録、送金履歴なども立派な証拠となります。

どのような結果を望んでいるのか明確にしておく

相談をする際には、最終的に自分が「どうしたいのか」を明確にしておくことが大切です。

たとえば、「今すぐ取り立てを止めてほしい」「闇金との関係をすぐにでも断ち切りたい」など、相談者によって望む解決は異なる可能性があります。

相談の目的が曖昧なままだと、専門家も対応方針を決めづらくなり、結果として対応が遅れてしまう可能性があります。

特に闇金問題はスピードが求められるため、優先順位を明確にしておくことで、相談後すぐに動き出すことが可能となるでしょう。

目的を明確にしておくと、相談内容の整理にもつながり、無駄なやりとりを減らすことができるというメリットもあります。

自身にとって不利なことも隠さずに話す

闇金問題を相談する際に重要なのは、「隠しごとをしない」ということです。

情報を隠したまま相談すると、専門家は適切な対応ができず状況が悪化してしまう可能性があります。

専門家には守秘義務がありますので、安心して事実を全て打ち明けるようにしましょう。

さいごに|闇金問題が深刻化する前にできるだけ早く相談を!

本記事では、闇金被害について相談できる窓口や、闇金被害の相談をするときのポイントなどについて詳しく解説しました。

闇金業者は違法な貸付をおこなっているため、そもそも闇金に対して返済する義務はありません。

そうはいっても、脅迫的な取り立てや夜間の訪問・電話などに怯えてしまい、どう対応したらいいかわからなくなる人も多いはずです。

そのまま放置していると、さらなる犯罪に巻き込まれる恐れもあるため、闇金からお金を借りてしまった場合は少しでも早く弁護士などの専門家に相談しましょう。

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この記事の監修者
弁護士法人若井綜合法律事務所 新橋オフィス
澤田 剛司 (東京弁護士会)
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編集部

本記事はベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)に掲載される記事は弁護士・司法書士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。