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闇金の相談は警察にするべき?民事不介入だが犯罪については対応可能

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
闇金の相談は警察にするべき?民事不介入だが犯罪については対応可能

闇金とのトラブルについて「警察に相談をする」という方法があります。

例えば、闇金業者が自宅や親族・職場などに押しかけてきて、脅迫的に返済を求めて来るようなことがあれば、すぐに警察に相談するべきでしょう。

他方、警察に相談してもなかなか対応してもらえないケースというものも存在します。

この記事では、闇金問題を警察に相談することについてお伝えします。

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この記事に記載の情報は2023年11月07日時点のものです

警察に闇金の相談はできる?

警察は闇金問題について広く相談に乗ってくれるものなのでしょうか。

何が闇金なのか

そもそも「闇金」という呼称は俗称であって、法律的な用語ではありません。

一昔前は、暴利で貸付を行い、暴力的・脅迫的な取立てを行う業者を「闇金」と呼ぶことが多かったように思われますが、警察の取締強化に伴い、昨今ではこのような「闇金」業者はほとんど見られなくなったように思われます。

他方、インターネットの匿名性を利用して、必要な貸金業登録をせずに不法な金利で貸付を行う業者は増加傾向にあるようです。

昨今ではこのような違法な業者を「闇金」と呼ぶことが多いのではないでしょうか。

「闇金」について警察に相談することはできるのか

では、上記のような「闇金」とのトラブルを、警察に相談することはそもそも有効なのでしょうか。

結論からいえば、伝統的な「闇金」業者のように暴力的・脅迫的取立が繰り返されているというケースでは、警察に相談することは有効です。

このような場合、事案として悪質であるとして刑事事件として立件される可能性があり、業者側が検挙等されれば、トラブルが抜本的に解決する可能性があります。

他方、昨今の無登録での貸付等の「闇金」業者については、警察に相談しても民事の問題であるとか緊急性が乏しいとされて、対応してくれない可能性が高いと思われます。

警察が対応するのは、基本的には、犯罪行為であることが明確でありかつ緊急性の高い事案です。そのため、単に金の貸し借りでトラブルとなっている程度では、警察は動かないことが多いと思われます。

したがって、警察への対応を強く希望するのであれば、少なくとも脅迫、恐喝、詐欺等の犯罪行為が行われていることがわかる客観資料(録音やメール等)を持参し、事実経緯をきちんと整理した上で相談するべきでしょう。

「闇金」との典型的トラブル

闇金」とのトラブルとして典型的なものは以下のようなトラブルではないかと思われます。

暴利

闇金業者は、通常の金融機関では借り入れができない(信用力のない)債務者を相手に貸付を行っているケースが多いようです。

そのため、通常ではあり得ない暴利で貸付を行うケースが大半であり、返済しても返済しても借金が減らないということが想定されます。

過激な取り立て

昨今はあまりないのかもしれませんが、債務者が支払いに窮する場合に、過剰な取立が行われるケースもあるかもしれません。

また、返済を余儀なくさせるために嫌がらせ等を行うこともあるのかもしれません。

このような常軌を逸した取立に苦しむということが、現在でもないとは言い切れません。

弁護士に相談する

闇金の対応について、警察に連絡をすることも一つの手です。

しかし、警察が対応してくれないケースも十分想定されます。

このような場合には、弁護士に相談することで、民事的に解決を図ることができるかもしれません。

もし闇金業者とのトラブルに悩んでいるのであれば早めに弁護士に相談をしてみましょう。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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