オンラインカジノの借金は危険！借金が膨れ上がるリスクと解決方法を解説

• 「オンラインカジノで高額の借金をつくってしまった。どうすれば借金の問題を解決できる？」
• 「オンラインカジノで借金が膨大になるのはなぜ？」

オンラインカジノで増えた借金を返済できず困っていませんか？

オンラインカジノで、返済できないほど借金を大きくしてしまう方は少なくありません。

借金額が大き過ぎてどうしていいかわからない場合は、債務整理を検討することが推奨されます。

債務整理は法律などに認められた借金減額の手段です。

本記事ではオンラインカジノで膨大な借金をつくってしまうリスクと、借金問題を解決するための債務整理とはどんな手続きかを解説します。

借金問題はできる限り早く解決のための行動をすべきです。放置すれば、借金は増え続けるだけで解決はどんどん難しくなるでしょう。

本記事を読めば、オンラインカジノでつくった膨大な借金を解決するための手段について理解できます。

オンラインカジノの恐ろしいリスク | わずかな期間で膨大な借金額に！

オンラインカジノに手を出し、膨大な借金に苦しむことになる方が少なくありません。

オンラインカジノは刺激が強いにもかかわらずスマートフォンさえあれば手軽に遊べてしまうことから、深みにはまる方が多いのです。

以下、統計データから具体的にどのようなリスクがあるかみていきましょう。

利用者の約3割がわずか1週間で、6割以上が1ヵ月で借金を始める

オンラインカジノの最大の特徴は、その依存性の高さと借金に至るまでのスピードです。

下記の調査によると、オンラインカジノを始めてから借金をするまでの期間は、非常に短いことがわかっています。

オンラインカジノを始めてから借金するまでの期間（n=93人）

借金をするまでの期間	割合（人数）
1週間以内	30.1％（28人）
1ヵ月以内	33.3％（31人）

※合計63.4%が1ヵ月以内に借金をはじめている
　借金なしはわずか7.5%（7人）

利用者のうち実に6割以上（合計63.4%）が、オンラインカジノを始めてからわずか1ヵ月以内に借金生活に陥っています。

24時間365日いつでもどこでもプレイできる手軽さや、クレジットカードで簡単に入金できてしまうシステムが、金銭感覚を麻痺させ、借金へのハードルを極端に下げていると考えられます。

オンラインカジノ利用者の約半数が犯罪行為に手を染めている

オンラインカジノによる借金問題が深刻化すると、その影響は経済的な困窮だけにとどまりません。

以下調査結果をみると、オンラインカジノが原因となり犯罪に手を染める方が多いことがわかります。

オンラインカジノが原因の犯罪行為の有無（n=93人）

有り	46.2％（43人）
無し	53.8％（50人）

この調査では、実に利用者の約半数が、オンラインカジノが原因で何らかの犯罪行為に及んだ経験があると回答しています。

犯罪行為の内容は、以下調査結果のようにさまざまです。

オンラインカジノの借金を原因とする犯罪行為の種類（上位5つ）（n=43人）

種類	割合（人数）
横領	41.9％（18人）
窃盗・万引き	41.9％（18人）
口座売買	23.3％（10人）
携帯の転売	18.6％（8人）
携帯以外の不正な転売・横流し（売り飛ばし）	4.0％（6人）

会社の金を使い込む「横領」や、店の品物を盗む「窃盗・万引き」といった直接的な犯罪だけでなく、「口座売買」や「携帯の転売」といった、「闇バイト」と想定される犯罪行為も少なくありません。

オンラインカジノ利用者の借金平均額は2,053万円

オンラインカジノによる借金は、ほかのギャンブルに比べても膨大になりがちです。

以下調査結果をみると、オンラインカジノによる借金がいかに大きいかがわかります。

オンラインカジノの有無による借金平均額の差

オンラインカジノもやっている人	2,053万円
オンラインカジノはやっていない人	820万円

上記調査をみると、オンラインカジノを利用している方の平均借金額は2,000万円を超え、オンラインカジノ以外のギャンブルをされている方の約2.5倍にも及んでいます。

なぜ、これほどまでに借金が膨れ上がってしまうのでしょうか。

その理由は、オンラインカジノが持つ特有の「のめり込みやすさ」にあります。

以下は、オンラインカジノにのめり込みやすいと感じた要因について聞いたアンケート調査の結果です。

オンラインカジノにのめり込みやすいと感じた要因（n=193人）

要因	割合（人数）
早朝から深夜までレースがおこなわれていた	72.5％（140人）
会員登録が非常に簡単だった	52.9％（102人）
クレジットカードで入金ができた	49.7％（96人）
キャリア決済、電子マネー、ポイントなどで支払えた	49.7％（96人）
解約後もすぐ再入会できた	38.3％（74人）
ステータス制度でキャッシュバックがあった	30.1％（58人）
広告やキャンペーンが頻繁にあった	29.0％（56人）
退会・解約が郵送など面倒だった	15.0％（29人）

24時間いつでもプレイできる環境や現金を使っている感覚が薄れるクレジットカードや電子マネーでの決済・簡単な登録手続き方法など、オンラインカジノはユーザーがのめり込んでしまいやすい仕組みが整っているのです。

オンラインカジノは違法！利用者の検挙が激増している

日本国内でオンラインカジノを利用して賭博行為をおこなうのは違法です。

「違法と知らずにオンラインカジノで遊んでしまった」という言い訳は通用しません。

日本国内から携帯電話やパソコンのような端末を操作して、オンラインカジノを利用した場合は、日本の刑法に基づく賭博罪・常習賭博罪（刑法185条、186条）が適用される仕組みになっています。

警察による摘発は年々強化されており、以下のとおり検挙者数は急激に増加しています。

オンライン上でおこなわれる賭博事犯の検挙者数

2022年	59名
2023年	107名
2024年	279名

このデータからわかるように、警察はオンラインカジノに対する取り締まりを本格化させています。

検挙者数はわずか2年で約4.7倍にまで跳ね上がっており、「自分は捕まらない」という考えは非常に危険です。

借金で首が回らなくなるだけでなく、ある日突然警察が家に来て逮捕され、前科がついてしまうといった最悪の自体も考えられるのです。

オンラインカジノで作った借金は債務整理で解決できる！

オンラインカジノで作ってしまった、膨大な借金を解決できる手段として債務整理があげられます。

債務整理とは法律などで認められた借金救済の手段です。

債務整理では、債権者との交渉や裁判手続きによって借金の減額や返済猶予を実現します。

債務整理の手続きは個人でおこなうのが難しいため、弁護士などの専門家へ依頼するのが一般的です。

オンラインカジノで作った膨大な借金が返済能力をはるかに超え、どうしていいかわからないときは債務整理を検討しましょう。

オンラインカジノの借金を解決できる債務整理の種類

債務整理には、主に以下の3つの種類があります。

1. 任意整理
2. 個人再生
3. 自己破産

それぞれに特徴があり、あなたの借金の額や収入、財産の状況によって最適な方法は異なります。

ここでは、それぞれの方法を簡単に解説します。

任意整理 | 債務者との交渉で借金の減免と返済期間延長を実現

任意整理は裁判所を介さずに、債権者との交渉で借金減免と返済期間延長を実現するための手続きです。

任意整理が成功すれば借金の将来利息や時には遅延損害金がカットされ、残りの借金を3～5年の分割で返済することになります。

任意整理は裁判所を通さないため、比較的簡易的で手続きにかかる期間が短くてすむのが特徴です。

一方でほかの債務整理手続きに比べると、減額できる借金の額は大きくありません。

任意整理手続きのより詳しい内容は、以下記事が参考になります。

個人再生 | 裁判所を通じて借金を最大90％削減

個人再生は、裁判所に申立てをおこない、法律に基づいて借金の総額を大幅に減額してもらう手続きです。

減額の幅はケースによりますが、借金を5分の1から最大で10分の1程度まで圧縮できる可能性があります。

そうして残った借金を原則3年間で返済するのです。

個人再生は裁判所を通す手続きなので任意整理より手間がかかりますが、減額できる借金額はずっと大きくなります。

一方で自己破産に比べると減額できる借金額は小さいですが、資産を没収される自己破産と違い、自宅などを手元に残すことが可能です。

個人再生についてより詳しい内容を知りたい場合は、以下記事を参考にしてください。

自己破産 | 裁判所を通じて全ての借金を免除

自己破産は、裁判所に支払い能力がないことを認めてもらい、税金などの一部の支払いを除いて、全ての借金の返済義務を免除してもらう手続きです。

自己破産は任意整理や個人再生に比べ、減額できる借金額は大きくなります。

その一方で持ち家や自家用車をはじめ、多くの財産が没収される可能性がある点は注意しなくてはなりません。

没収された財産は現金化され、債権者に分配されます。

自己破産についてより詳しい内容は、以下記事を参照ください。

債務整理について弁護士に相談・依頼すべき理由

債務整理で借金問題を確実かつスムーズに解決するためには、弁護士に相談・依頼することが不可欠です。

以下、その理由を解説します。

自分に合った債務整理の手続きを提案してもらえる

任意整理、個人再生、自己破産、どの手続きがあなたにとって最適なのかを正確に判断するためには専門的な知識や経験が必要です。

弁護士は、収入、借金の総額、財産の状況、借入れの理由、そして今後の生活への希望などを総合的にヒアリングし、法律のプロとして最も適した解決策を提案してくれます。

間違った手続きを選んでしまうと、借金が思うように減らなかったり、守れるはずだった財産を失ったりするリスクがあります。

場合によっては、自己破産による免責が認められないという可能性もあります。

最初の段階で正しい道筋を示してもらえることは、何よりも大きなメリットです。

債権者からの督促を一時的に止められる

弁護士に債務整理を依頼すると、まず弁護士から各貸金業者へ「受任通知」という書面が送られます。

この通知を受け取った業者は、貸金業法により、あなたに直接電話をかけたり、書面を送ったりといった取り立て行為をすることが一切できなくなります。

取り立て行為の禁止は、受任通知が債権者に届いた日から効果があります。

鳴りやまなかった電話や、ポストに届く督促状の恐怖からすぐに解放されるのです。

借金の返済を一時的に停止できる

受任通知が送られると、督促だけでなく、借金の返済も一時的に停止できます。

弁護士が交渉や裁判所の手続きを進めている間は、一切返済をする必要がなくなります。

これまで返済に充てていたお金を、生活費や弁護士費用に充てることができるため、経済的にも余裕が生まれます。

これにより、無理なく手続きを進めることが可能になります。

債務整理の複雑な手続きや債権者との交渉を全て任せられる

債務整理には取引履歴の取り寄せ、利息の再計算、裁判所に提出する大量の書類作成、そして貸金業者との厳しい交渉など、専門的で時間のかかる作業が山ほどあります。

これら全てを、弁護士に任せることができます。

普段通りの生活を送りながら、仕事や家族との時間に集中することができます。

ストレスの多い手続きから解放され、生活の再建に専念できるのは、弁護士に依頼する大きなメリットです。

手続きをミスなくスムーズにすすめてもらえる

法的な手続きには、厳格なルールや期限が定められています。

ひとつでもミスをすれば、手続きが認められなかったり、不利な結果になったりする可能性があります。

経験豊富な弁護士に任せれば、全ての手続きを正確かつ迅速に進めてもらえます。

これにより、借金問題が解決するまでの期間を最短にし、成功の確率を最大限に高めることができるのです。

さいごに | オンラインカジノで作った借金については弁護士に相談を！

オンラインカジノは非常にリスクが高く、短い期間で膨大な借金を作る方があとを絶ちません。

オンラインカジノの借金が原因で、お金をつくるために犯罪をする方も多いです。

日本においてオンラインカジノで賭博行為をおこなうのは違法であるうえ、このようにリスクが高く手をだすべきではありません。

万が一オンラインカジノで莫大な借金をつくり、返済が困難になっている場合は債務整理が推奨されます。

債務整理は法律で認められた借金減額の手段です。

債務整理をすれば借金が減額・免除され、生活を立て直すことができます。

ただし債務整理手続きを成功させるには、専門的な知識やノウハウが必要です。

債務整理を選ぶ場合は、まず弁護士に相談・依頼しましょう。

弁護士はあなたにとって最適な債務整理手続きを提案してくれるうえに、必要な手続き・交渉を全て代行してくれます。

債務整理を相談・依頼する際は「ベンナビ債務整理」を活用ください。

ベンナビ債務整理は、借金問題の対応を得意とする弁護士を探せるポータルサイトです。

ベンナビ債務整理を使えば、いくつかの条件から自宅・勤務先のお近くで無料相談が可能な弁護士を簡単に探せます。