法テラスで弁護士に無料相談|メリットや利用方法をわかりやすく解説
法的トラブルは全国で発生していますが、どのように解決すればよいのかがわからず、泣き寝入りしている人も少なくありません。
また、法的トラブルについて弁護士に相談したいけれど、収入や預貯金が少ないため諦めているという方もいるのではないでしょうか。
そのような場合には、法テラスに相談することをおすすめします。
法テラス(ほうてらす)とは、統合法律支援法に基づいて設立された『日本司法支援センター』の通称で、あらゆる法的トラブルを解決するための情報やサービスを提供する機関です。
ここでは、法テラスの特徴や利用するメリット、デメリットなどについて詳しくご紹介します。
借金問題について法テラスを活用して専門家に無料相談したい方には、当サイトで利用できる弁護士への無料相談もおすすめします。通話であれば、今すぐ無料相談することが可能です。
専門家があなたの生活状況を確認した上で、今後の借金返済における最適な方法を知ることが可能です。
法テラスの役割とは?
法テラス(日本司法支援センター)は、国が運営する法的トラブルの解決案内所で、平成18年4月10日設立の法務省所管の公的法人です。
たとえば借金問題や離婚問題、相続トラブルにあった際に、「だれに相談すればいいのか?」迷った方に対して、問題解決への「道案内」をすることを役割としています。
▶法テラス(日本司法支援センター)とは | 法テラスについて | 法テラス
専門家の無料案内
相談者のお問い合わせの内容に合わせて、地方公共団体や弁護士会、司法書士会といった消費者団体など、全国の法テラス地方事務所にて、無料で案内しています。
▶「ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)で相談料無料の弁護士・司法書士事務所を探す」
法制度の紹介
法的トラブルを解決に導くために必要な情報を提供しています。しかし、知識だけで法的トラブルを解決することは難しいでしょう。法テラスでは、法律サービスを提供する関係機関についての情報も提供し、速やかなトラブル解決につなげています。
資金サポートや専門家の紹介
資金力が乏しいために訴訟をためらっている方に、裁判代理援助費用や書類作成に必要な費用などを立て替えます。また、該当のテーマに知見のある弁護士や司法書士も紹介してもらえます。
法律サービスの提供
地域によっては、弁護士や司法書士がいないため、依頼したくても依頼できないケースがあります。このような場合には、法テラス勤務の弁護士によるサポートを受けられます。ただし、料金はかかるので注意しましょう。
犯罪被害者に対するサポート
犯罪の被害による損害を軽減するための制度や、犯罪被害者のテーマにおいて知見を持つ弁護士や支援団体などを紹介してもらえます。
国選弁護人の確保
刑事裁判の被疑者で、費用が足りないために弁護士に依頼できない場合、裁判所からの要請によって国選弁護人を確保します。
法テラスを利用するメリットとデメリット
法テラスの業務内容は幅広く、うまく利用することで法的トラブルの解決に導いてもらえます。しかし、それだけでは弁護士などに依頼するのと変わりません。
法テラスを利用するメリット
無料で法律相談ができる
法律相談をしたくても、費用が足りないために諦めてしまうケースがあります。法テラスでは、一定の要件を満たしている場合に限り、無料で法律相談ができるのです。満たすべき要件は、収入額と資産額です。
例えば、生活保護一級地に住んでおり、同居している家族の人数が1人の場合、20万200円以下で収入の要件を満たせます。
そして、現金・預貯金の合計額が180万円以下であれば、資産額の要件をクリアすることになります。この2つの要件を満たせば、無料で法律相談ができるのです。ただし、嫌がらせを目的とするような、自己満足のための利用については認められていません。
法テラスのホームページにて、無料相談できるかどうか簡易診断できるようになっているので、相談前に利用してみましょう。
弁護士費用を立て替えてもらえる
無料で法律相談が可能となる要件を満たした上で、勝訴の見込みがあるといえる場合においては、弁護士および司法書士費用などを立て替えてもらえます。
なお、資産額の要件については、現金・預貯金だけではなく、自宅および訴訟の目的となっている物を除く不動産と有価証券の時価を含めた金額で審査されるため、無料の法律相談よりも適用が難しくなっています。
法テラスを利用するデメリット
法テラスのメリットである法律の無料相談や弁護士の紹介などについては、注意しなければならないことがあります。その注意点が、ある意味デメリットと言えるでしょう。
3回までしか無料相談ができない
法テラスの無料相談は、1つの案件につき3回までしか受けることができません。3回以上の相談が必要になった場合は費用がかかるため、途中で相談をやめてしまうことになる可能性があります。そうなると、最初の3回の相談の意味がなくなってしまいますよね。
弁護士費用は月々の返済が必要
弁護士費用の立て替えは、代わりに費用を支払ってもらえるものではありません。あくまでも立て替えなので、月々返済していくことになります。月々の返済額は、収入を加味して決めるため、生活を大きく圧迫する額ではありません。
支払いが滞ると差し押さえなどの法的手続きをとる可能性があるため、必ず返済しましょう。
紹介の弁護士を自分で選べない
法テラスの弁護士紹介サービスでは、希望に沿った弁護士を紹介してもらえるとは限りません。担当になった弁護士との相性が悪く、結果的に法的トラブルの解決につながらないことも考えられるのです。
法テラスの利用方法
法テラスは、次の手順で利用します。
法テラスの利用料金
法テラスの利用料金は年度によって異なります。2014年度では、500万円請求の訴訟で25万1,000円となっています。立て替えてもらえる場合は、25万1,000円を分割で返済していくことになります。
書類作成援助では、訴状作成が4万2,000円、自己破産申立書などの作成が10万3,400円です。詳しい料金については、相談時によく確認しておきましょう。
問い合わせ
どのようなことを相談したいのかを伝えましょう。相談内容にあわせて、適切な窓口を案内してもらえます。また、無料で相談できるかどうか尋ねましょう。あらかじめ、収入と資産額について算出しておくとスムーズです。
相談
法テラスに出向いて相談します。その際に、収入と資産額を証明できる書類を提出しましょう。
事件終了
事件が終了したら、弁護士や司法書士の報酬額を算出します。立て替えてもらえた場合には、月々の返済額を決定します。
法テラスを利用する際の準備
法テラスで無料相談や立て替えなどの制度を利用するには、収入と資産額を証明する書類を提示しなければなりません。また、事件や世帯に関する情報も必要です。法テラスを利用する際に準備しておく書類について、詳しくご紹介します。
収入に関する書類
収入を証明するための書類として、直近2ヶ月の給与明細、直近の課税証明、直近の確定申告書の写しを1通、基礎年金番号が記載されていない直近の年金証書の写しが必要です。
なお、確定申告書の写しについては、収受印を押さなければなりません。確定申告書を郵送する場合、しかるべき方法で写しも一度提出する必要があります。詳しくは、各自治体の確定申告の窓口へお問い合わせください。
また、生活保護を受給中の場合は、生活保護を申し込んでから3ヶ月以内に国が発行した生活保護受給証明書が必要です。そして、生活保護受給者以外は、現金・預貯金などの情報を記載した資力申告書も提出しなければなりません。
世帯分の住民票の写し
マイナンバーが記載されておらず、本籍と筆頭者、続柄まで記載されている世帯全員分の住民票の写しが必要です。
事件に関する資料
事件によって必要な書類が異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。例えば、相続トラブルでは、相続人と被相続人の戸籍謄本、遺言状の写しなどが必要です。漏れのないように持参しましょう。
まとめ
法テラスは、収入や預金などの要件を満たすことで、3回まで無料相談できます。その他、弁護士や司法書士の紹介、費用の立て替えなどさまざまなサービスを提供しているので、費用が不足している人だけではなく、どうやって弁護士に依頼すればよいのかわからない人にもおすすめです。
法テラスをうまく利用して、法的トラブルをスムーズに解決しましょう。
法テラス法律事務所一覧
法テラス法律事務所一覧
Something small enough to escape casual notice.
北海道 |
事務所名:法テラス函館法律事務所 事務所名:法テラス江差法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス八雲法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス旭川法律事務所 事務所名:法テラス釧路法律事務所 |
青森県 |
事務所名:法テラス青森法律事務所 事務所名:法テラス八戸法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラスむつ法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス鰺ヶ沢法律事務所(司法過疎地域事務所) |
岩手県 |
事務所名:法テラス岩手法律事務所 事務所名:法テラス宮古法律事務所(司法過疎地域事務所) |
秋田県 |
事務所名:法テラス秋田法律事務所 事務所名:法テラス鹿角法律事務所(司法過疎地域事務所) |
福島県 |
事務所名:法テラス福島法律事務所 事務所名:法テラス会津若松法律事務所(司法過疎地域事務所) |
茨城県 |
事務所名:法テラス茨城法律事務所 事務所名:法テラス牛久法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス下妻法律事務所(扶助国選対応地域事務所) |
栃木県 |
事務所名:法テラス栃木法律事務所 |
群馬県 |
事務所名:法テラス群馬法律事務所 |
埼玉県 |
事務所名:法テラス埼玉法律事務所 |
千葉県 |
事務所名:法テラス千葉法律事務所 |
東京都 |
事務所名:法テラス東京法律事務所 |
新潟県 |
事務所名:法テラス佐渡法律事務所(司法過疎地域事務所) |
富山県 |
事務所名:法テラス魚津法律事務所(司法過疎地域事務所) |
福井県 |
事務所名:法テラス福井法律事務所 |
長野県 |
事務所名:法テラス長野法律事務所 |
岐阜県 |
事務所名:法テラス岐阜法律事務所 事務所名:法テラス可児法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス中津川法律事務所(司法過疎地域事務所) |
静岡県 |
事務所名:法テラス静岡法律事務所 事務所名:法テラス沼津法律事務所 事務所名:法テラス浜松法律事務所 事務所名:法テラス下田法律事務所(司法過疎地域事務所) |
愛知県 |
事務所名:法テラス愛知法律事務所 事務所名:法テラス三河法律事務所 |
三重県 |
事務所名:法テラス三重法律事務所 |
滋賀県 |
事務所名:法テラス滋賀法律事務所 |
京都府 |
事務所名:法テラス京都法律事務所 事務所名:法テラス福知山法律事務所(司法過疎地域事務所) |
大阪府 |
事務所名:法テラス大阪法律事務所 |
兵庫県 |
事務所名:法テラス阪神法律事務所 |
奈良県 |
事務所名:法テラス奈良法律事務所 事務所名:法テラス南和法律事務所(司法過疎地域事務所) |
和歌山県 |
事務所名:法テラス和歌山法律事務所 |
鳥取県 |
事務所名:法テラス鳥取法律事務所 事務所名:法テラス倉吉法律事務所(司法過疎地域事務所) |
島根県 |
事務所名:法テラス島根法律事務所 事務所名:法テラス浜田法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス西郷法律事務所(司法過疎地域事務所) |
広島県 |
事務所名:法テラス広島法律事務所 |
山口県 |
事務所名:法テラス山口法律事務所 |
徳島県 |
事務所名:法テラス徳島法律事務所 |
香川県 |
事務所名:法テラス香川法律事務所 |
愛媛県 |
事務所名:法テラス愛媛法律事務所 |
高知 |
事務所名:法テラス高知法律事務所 事務所名:法テラス須崎法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス安芸法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス中村法律事務所(司法過疎地域事務所) |
福岡県 |
事務所名:法テラス福岡法律事務所 事務所名:法テラス北九州法律事務所 |
佐賀県 |
事務所名:法テラス佐賀法律事務所 |
長崎県 |
事務所名:法テラス長崎法律事務所 事務所名:法テラス佐世保法律事務所(扶助国選対応地域事務所) 事務所名:法テラス壱岐法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス五島法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス対馬法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス平戸法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス雲仙法律事務所(司法過疎地域事務所) |
熊本県 |
事務所名:法テラス熊本法律事務所 事務所名:法テラス高森法律事務所(司法過疎地域事務所) |
宮崎県 |
事務所名:法テラス宮崎法律事務所 事務所名:法テラス延岡法律事務所(司法過疎地域事務所) |
鹿児島 |
事務所名:法テラス鹿児島法律事務所 事務所名:法テラス鹿屋法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス指宿法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス奄美法律事務所(司法過疎地域事務所) 事務所名:法テラス徳之島法律事務所(司法過疎地域事務所) |
沖縄 |
事務所名:法テラス沖縄法律事務所 事務所名:法テラス宮古島法律事務所(司法過疎地域事務所) |
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- 通算支払限度額1,000万円
- 追加保険料0円で家族も補償
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補償内容、付帯サービスをまとめた資料の請求はWEBから。
弁護士保険で法律トラブルに備える
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