【男女3,000人に聞いた!】 お金を借りた経験や借りた理由など借金の実態を調査
近年、スマホなどで気軽にお金を借りる手続きができるようになり、昔と比べて借金することへの抵抗が薄れてきているように感じます。
国民生活センターへ寄せられる多重債務の相談件数は、若干増加傾向にあります。
年度 |
2020 |
2021 |
2022 |
2023 |
相談件数 |
20,777 |
20,381 |
21,288 |
2,356 (前年同期 2,100) |
※相談件数は2023年5月31日時点
無理なく返済できる金額であれば何も問題ありませんが、つい借りすぎてしまい、返しても借金が減らないで苦しんでいる方も少なくありません。
今回は、20~69歳の男女3,000人のうち、お金を借りた経験のある780人を対象に、どんな理由でいくら借金をしたのかなど、借金の実態調査を実施しました。
【調査概要】 調査対象:20歳~69歳の男女3,000人 回答者の年代割合:20代(20%)30代(20%)40代(20%)50代(20%)60代(20%) 調査期間:2024年2月14日~2024年2月15日 調査方法:Freeasyを用いたインターネットリサーチ |
約26%の方が借金した経験があると回答
はじめに、20歳~69歳の男女3,000人を対象に、借金をしたことがあるかどうかを聞いたところ、26%の方が借金をしたことがあると答えました。
また、男女別で見ると、借金をした方は、男性の方が女性より倍以上多いことがわかりました。
約65%の方が30歳までに借金を経験
次に、「借金をしたことがある」と答えた男女780人を対象に、はじめて借金をした年齢を聞きました。
一番多かったのは20~25歳で、約36%という結果になりました。
次いで、26~30歳(約19%)、31~35歳(約15%)と続きます。
若いうちはもらえる給与が少ない傾向にあります。
また、30代になると家を購入する方が増えたり、子どもの教育費がかかったりするなど大きなお金が必要になることもありそうです。
多くはありませんが、20歳になるまでに借金を経験した方も10%いました。
借金をした理由1位は「生活費の補填」
続いて、借金をした主な理由を調査しました。
その結果、「生活費の補填」という方が280人で最多になりました。
「車の購入(180人)」や「住宅の購入(193人)」など、大きな買い物ではなく日々の生活資金のために借りている方が多いことがわかります。
また、ギャンブル(85人)やショッピング(104人)、娯楽費(65人)などで借金をする方も少なからずいました。
「生活費の補填」で借金をした方の約7割がカードローン消費者金融から
次に、「借金をどこからしたか」という質問では、カードローン消費者金融(321人)、銀行信用金庫ゆうちょJAなど(321人)が同率で最多になりました。
カードローン消費者金融は、スピーディーに借入返済ができるため、生活費を補填するには便利だと感じる方が多いのかもしれません。実際、生活費を主な理由として借金をした方の7割がこの手段を使ったと答えました。
多くの方が借りた金額帯は「100万~500万円未満」
借金の総額が「100万円以上~500万円未満」という方が約27%で最多という結果になりました。
次いで多かったのが「1000万円以上~5000万円未満」で、住宅を購入した約65%の方がこの金額帯でした。
また、「生活費の補填」としてお金を借りた方の借金総額は「100万円以上~500万円未満」という価格帯が一番多いという結果が出ており、生活費にしては高額な印象を受けます。
法的に借金問題の悩みを解決できる「債務整理」という方法がある
お金を借りたことがある方の実態が見えてきましたが、法的に借金問題の悩みを解決できる「債務整理」という方法を知っていますか?
今回の調査では、借金の経験者の約17%の方が債務整理をしたことがあると答え、債務整理をしたことがなくても、債務整理を知っているまたは検討している方は49%ということがわかりました。
債務整理とは、借金(債務)を整理し、借金の減額や払いすぎた利息の返還などをおこなうための手段の総称を言います。
借金問題を抱える方それぞれの状況は異なりますが、この債務整理の手続きをおこなうことで、借金問題を早期に解決できる可能性があります。
債務整理をした、もしくは検討している方の約66%が「任意整理」を選択
債務整理には大きく「任意整理」「個人再生」「自己破産」「特定調停」の4つがありますが、どの方法が一番支持されているのでしょうか?
実際に債務整理をした、もしくは検討している方に聞いてみました。
その結果、一番多く選択検討されているのが「任意整理」(約66%)でした。大きな差をあけて次に多かったのが「個人再生」(約19%)、そしてよく耳にする「自己破産」は約13%でした。
債務整理をしてよかったと感じた方が約86%
では、実際にこの「債務整理」という方法をとった方の声を聞いてみましょう。
「最終的に、債務整理をしてよかったか」という質問をしたところ、約86%の方が「よかった」と答えました。大多数の人が満足していることがわかります。
では、具体的にどういった点がよかったのか調査してみると、以下のような回答が得られました。
- 金銭面での問題にめどがついた。(46歳男性)
- メンタルに余裕ができた。(35歳男性)
- 悩みがなくなってすっきりした。(51歳男性)
- 毎月の返済を考えながらの生活をしなくて済むようになった。過払い金が多かったので借金が無くなった。(49歳女性)
- 支払いが楽になった。(29歳男性)
- 利子分を示談していただき、総返済額が減った。全ての借金がどれだけ残っているか把握できた。(37歳男性)
- 返すめどがついたこと。月々の支払いが少なくなった。(49歳女性)
- 督促から解放されて、気持ちが楽になった。(57歳女性)
さまざまな声が挙がりましたが、借金問題が整理されて返済のめどがたち、精神的に楽になった、すっきりしたという意見が多くみられました。金銭的なストレスから解放されることで、精神的な余裕ができることが大きいようです。
では、逆に、債務整理をするデメリットはあるのでしょうか?債務整理をして「悪かった点」も調査しましたので、回答を見てみましょう。
- クレジットカード作成ができない。(51歳男性)
- 手数料が思っていたよりかかってしまった。(20歳男性)
- 面倒だった。(36歳男性)
- ブラックリストにのってしまった。(36歳女性)
- 費用が掛かり過ぎる。(44歳男性)
- 手間と時間がかかる。(36歳女性)
- 信用履歴への影響や将来の借り入れへの制限がある。(27歳男性)
- 社会的信用を失った。住宅ローンや一部クレジットカードが作れなくなった。(57歳女性)
デメリットとして「債務整理にかかる費用が高い」「時間手間がかかる」といった点や、「債務整理をしたことが信用情報に記録されたり、一定期間クレジットカードやローンでの借入ができない」といったことが主にあげられました。
上記のようなメリットデメリットがあることを認識し、専門家にアドバイスを求めたりしながら、自分にとって最善な方法を模索する必要がありそうです。
調査結果のまとめ
借金問題で苦しまないために、自分の経済状態をしっかり把握し、無理のない範囲でお金を借りることが重要です。
また、借金に頼らない生活を送るために、お金の使い方や生活習慣を見直すのもいいかもしれません。
ですが、借りすぎて返済能力を超えてしまった場合には、一人で抱え込まず、身近な家族や友人に助けを求めたり、公的な機関の窓口や弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
【最短30秒】ユーザーアンケートに回答する |
|
【全国65拠点以上】【法律相談実績90万人以上】【周りに知られずに相談OK】はじめの一歩は弁護士への無料相談!あなたの街のアディーレに、何でもお気軽にご相談ください
事務所詳細を見る【全国65拠点以上】【法律相談実績90万人以上】【周りに知られずに相談OK】はじめの一歩は弁護士への無料相談!あなたの街のアディーレに、何でもお気軽にご相談ください
事務所詳細を見る【全国65拠点以上】【法律相談実績90万人以上】【周りに知られずに相談OK】はじめの一歩は弁護士への無料相談!あなたの街のアディーレに、何でもお気軽にご相談ください
事務所詳細を見る当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。
・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡
調査・アンケートに関する新着コラム
-
20~69歳の男女3,000人のうち、お金を借りた経験のある780人を対象に、どんな理由でいくら借金をしたのかなど、借金の実態調査を実施しました。
調査・アンケートに関する人気コラム
-
20~69歳の男女3,000人のうち、お金を借りた経験のある780人を対象に、どんな理由でいくら借金をしたのかなど、借金の実態調査を実施しました。
調査・アンケートの関連コラム
-
20~69歳の男女3,000人のうち、お金を借りた経験のある780人を対象に、どんな理由でいくら借金をしたのかなど、借金の実態調査を実施しました。
弁護士・司法書士があなたの借金返済をサポート
債務整理では、債権者と交渉する任意整理や法的に借金を減額する、個人再生や自己破産などがあります。また、過去の過払い金がある方は、過払い請求を行うことも可能です。
ただ、どれもある程度の法的な知識や交渉力が必要になってきます。債務整理をしたくてもなかなか踏み切れないあなたをベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)の弁護士・司法書士がサポートいたします。