事務所はどうやって選んだらいいの?
掲載しているのはいずれも借金問題・債務整理に詳しい事務所ばかりなので、迷ったらまずは第一印象で問題ありません。あなたと相性の良い事務所を見つけることが結果的に借金問題解決への近道となるので、まずは連絡を取ってみて「話しやすいか」「説明がわかりやすいか」確かめてみましょう。
複数の事務所に相談してもいいの?
問題ありません。事務所により提案する解決方法が異なる場合もありますので、あなたが納得のいく提案をしてくれる事務所を探しましょう。
相談前に準備しておいたほうがいいことは?
ご自身の借金について、わかる範囲で答えられるようにしておくと、相談がスムーズに進みます。
借入社数/返済年数/月々返済額/借金総額/住宅ローン有無 など
※わからない場合はそれでも問題ありません
全国消費者実態調査では、都道府県別に負債残高や貯蓄現在高などのデータを公開しています。群馬県の1世帯あたりの負債残高を見てみると、全国で13番目に多い681万円です。全国平均は700万円で20万円ほど下回っていますが、ほとんど平均並みとなっています。
上位5県は東京都947万円、神奈川県883万円、埼玉県825万円、千葉県795万円、滋賀県751万円、下位5県は香川県486万円、大分県461万円、高知県445万円、島根県406万円、長崎県379万円となっており、上位と下位の差が大きいです。群馬県は全国平均並みであるものの、順位で見ると負債残高の多い県と言えます。
都道府県別の平均消費性向に注目してみると、全国平均78.4に対して、群馬県は79.1で上回っています。平均消費性向が高い県は順に、大分県84.3、岩手県83.0、宮崎県82.8、福岡県81.1、宮崎県80.9と続き、全国15位に群馬県が位置しています。最も平均消費性向が低い福井県70.4に比べると、群馬県は消費に積極的で、少なからず負債残高の高さに影響しているでしょう。
年間収入の全国平均は706万円で、群馬県は30万円ほど下回る678万円で全国28番目に位置しています。年間収入の高い順に、東京都814万円、福井県776万円、神奈川県765万円、千葉県750万円、愛知県747万円となっていて、東京都とは100万円以上差があるので、年間収入の少ない県と言えるでしょう。
参考までに年間収入が少ない下位5県を見てみると、大分県594万円、宮崎県588万円、鹿児島県583万円、青森県571万円、沖縄県495万円となっています。
貯蓄現在高のデータを見ると、群馬県民の貯蓄現在高は993万円で全国31番目です。貯蓄現在高が多い順に、福井県1,602万円、香川県1,438万円、愛知県1,428万円、東京都1,418万円、富山県1,416万円と続き、全国30位和歌山県1,002万円までが1,000万円以上貯蓄現在高がある県となっています。
下位5県は、北海道841万円、大分県813万円、鹿児島県695万円、青森県643万円、沖縄県410万円で、全国平均は1,179万円です。群馬県の貯蓄現在高は下位の県とは差があるものの、全国平均よりも200万円ほど下回っているので、貯蓄現在高には不安が残ります。
日本弁護士連合会 消費者問題対策委員会では、2014年破産事件及び個人再生事件記録調査を公表しており、都道府県別に自己破産に関する情報が詳しくまとめられています。
群馬県については、21人の自己破産者が無作為に選ばれ、年齢層や負債額帯などを公開しています。
まず群馬県の自己破産者の年齢層を見ていきましょう。
・20歳未満:0人
・20歳代:2人
・30歳代:3人
・40歳代:4人
・50歳代:7人
・60歳代:2人
・70歳代以上:3人
最も多い年齢層は50歳代の7人となっています。全国的にも21.05%と多いですが、全国的にも群馬県の50歳代の自己破産者は多いのが特徴です。
それぞれの年齢層で2人以上いるのも特徴で、年齢に問わず満遍なく自己破産者が存在すると予想できます。
次に自己破産者の負債額帯をご紹介します。
・100万円未満:1人
・100~200万円:2人
・200~300万円:0人
・300~400万円:1人
・400~500万円:1人
・500~600万円:2人
・600~700万円:1人
・700~1000万円:1人
・1000~2000万円:3人
・2000~3000万円:3人
・3000~4000万円:1人
・4000~5000万円:1人
・5000~1億円:0人
・1億円以上:4人
200~300万円と5,000~1億円を除いて、幅広い負債額帯に自己破産者が存在しています。
中でも1億円以上の負債を抱えた自己破産者が4人いることは、全国平均4.35%と比べて特徴的なデータです。
群馬県で無作為に選ばれた21人の自己破産者は、21人中20人が免責許可となり、借金を帳消しにしています。残り1人は結果が不明であるため、許可となっている可能性があり、ほとんどが自己破産に成功していると言えるでしょう。
自己破産手続きでは、21人中17人が代理人委任、4人が司法書士に依頼しています。選出された自己破産者全員が専門家の力を借りています。
個人で自己破産手続きをする場合、自身が専門家でない限り、手続きが滞り失敗に終わるリスクがあります。弁護士・司法書士に依頼・相談し、手続きを進めるのが最善の方法と言えます。
群馬県で選出された自己破産者が弁護士または司法書士に依頼していることから、自己破産を成功させるためには弁護士・司法書士に依頼するのがおすすめです。
いきなり依頼ではなく、相談をすることもできるので、自己破産が最善の方法か、手続き後どうなるのかなど、不安な点があればまずは気軽に相談してみましょう。