【知らないと損する】おまとめローンのデメリット
借入先が複数ある人にとって、借金を1つにまとめられる『おまとめローン』はとても魅力的でしょう。しかし、デメリットを知らないままおまとめローンをしてしまうと、かえって借金が増えてしまうかもしれません。
この記事では、おまとめローンを行う前に知っておいて欲しいデメリットについてご紹介します。
借金を解消するなら債務整理! |
借金を解消する最適な方法はおまとめローンではありません。債務整理なら、借金を減額した上に、金利を完全にカットすることも可能です。他にも、以下のようなメリットがあります。
借金原因は問いません。まずは、どのくらい返済が楽になりそうか相談してみましょう。 |
おまとめローンする4つのデメリット
おまとめローンには、主に以下のようなデメリットが存在します。
1:根本的な借金問題を解決できない
おまとめローンは、複数あった返済先を一つにまとめただけで借金を完済できたわけではありません。そのため根本的な借金問題は解決されないまま、借金が減ったと勘違いしてしまい、新たに借り入れを行ってしまう人もいます。
2:最終的な返済額が増加する
おまとめローンでは、返済にかかる金利を下げることができるため、返済額も下がると考えてしまいがちです。ですが、実際に計算してみると、最終的な返済額が増えていることが分かります(概算になります)。
利息総額は35万2,084円です。
おまとめローンを行った場合、利息総額は82万5,904円になります。金利が下がっているのに、利息総額が高くなってしまう理由は最小返済額が低くなっていることが原因です。
最小返済額が低いと返済期間が延びるため、利息も比例して増額します。このように、おまとめローンにすることで最終的な返済額が増えてしまいます。
3:金利が低い金融機関は審査が厳しい
おまとめローンを行う際にも通常のキャッシング同様に、審査があります。当然金利が安いところほど審査が厳しくなります。
特に銀行系は低金利で審査が厳しいことで有名で、5社以上の借り入れがあると審査に通りにくくなるといわれています。
4:おまとめローンを利用したという情報が共有される
ブラックにはならずとも、金融機関では「返済に困っておまとめローンを利用した」という情報が残ります。これにより、一定期間はおまとめローン後の新規借り入れが困難になります。
おまとめローンに向いている人・向いていない人
ローンのデメリットを見て、おまとめローンするかお迷いの方の判断基準として、向いている人・向いていない人についてまとめました。
おまとめローンに向いている人
現在の借金の金利を下げたい人
とにかく現在の金利を下げたい人がおまとめローンに向いています。
手間を省きたい・状況を整理したい人
返済先が一つだけなので、複数ある場合より簡単に返済することができます。また、どこにいくら支払ったか考える必要ありませんので、返済状況を整理したい、管理したい人にも向いているといえるでしょう。
月々の返済額を小さくしたい人
支払いにかかる期間は長くなりますが、月の返済額はその分少額になるので、返済が滞りそうだったり、家計を圧迫していたりする人におすすめです。
おまとめローンに向いていない人
返済計画が立てられない人
返済計画を立てられないままおまとめローンにしてしまうと、返済期間が長引きより借金が増えてしまうことも考えられます。
返済のお金がない・返済に追われている人
返済のお金がない、返済に追われている人はおまとめローンで問題を解決することはできません。毎月の返済額が減ったとしても、また返済に追われることになるでしょう。
借金をまとめたいなら債務整理!
借金をまとめたいのであれば、代わりに債務整理を行うことをおすすめします。
債務整理であれば、借金問題を根本的に解消することも可能です。
債務整理するとどうなるの?
債務整理は『任意整理』『個人再生』『自己破産』の総称で、このような手続きになります。
任意整理は利息のカットや毎月の返済額などの調整を行い、個人再生では、借金の総額の減額が望めます。自己破産は、借金をすべて免除することが可能です。
任意整理や個人再生後は、弁護士や司法書士もしくは裁判所が指定した口座への振り込みとなるため、借金をまとめることが可能です。
債務整理がおすすめな人
債務整理は手続きにより利用条件が異なりますが、総じておすすめなのはこのような人です。
- 借金問題を解決したい
- 返済に追われて、生活が圧迫されている
- 返済計画が立てられない
- 滞納金がある
- 収入が大きく減って、返済できなくなった
債務整理は弁護士・司法書士に相談し、どの手続きが最適か判断してもらった上で行われることがほとんどです。
相談料と着手金が無料で、現在手持ちがなくても利用できる事務所もありますのでご安心ください。また、費用の支払いは分割払いなど柔軟な対応が望めます。
まとめ|おまとめローンを語る詐欺・闇金に注意!
おまとめローンを利用する際、専用窓口を語る詐欺や、『審査なし』などの甘い言葉で誘い実際は高金利で貸し付けを行う闇金に惑わされてはいけません。
金利が低い金融機関は審査が厳しいですが、その分信用性があります。甘い言葉に騙されて更に借金が増えてしまった、暴力的な取り立てをされるようになったなどのリスクがあります。
借金をまとめたい、解決したいと思った場合は、おまとめローンを利用するのではなく債務整理をおすすめします。
【最短30秒】ユーザーアンケートに回答する |
|
【全国65拠点以上】【法律相談実績90万人以上】【周りに知られずに相談OK】はじめの一歩は弁護士への無料相談!あなたの街のアディーレに、何でもお気軽にご相談ください
事務所詳細を見る【全国65拠点以上】【法律相談実績90万人以上】【周りに知られずに相談OK】はじめの一歩は弁護士への無料相談!あなたの街のアディーレに、何でもお気軽にご相談ください
事務所詳細を見る【全国65拠点以上】【法律相談実績90万人以上】【周りに知られずに相談OK】はじめの一歩は弁護士への無料相談!あなたの街のアディーレに、何でもお気軽にご相談ください
事務所詳細を見る当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。
・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡
いつ起きるかわからない法的トラブル。弁護士費用の準備はできていますか?
答えがNoの方、ベンナビ弁護士保険が役立ちます。
弁護士への依頼費用は数十万~数百万円かかりますが、ベンナビ弁護士保険(月2,950円)に加入しておくことで、弁護士費用の補償が受けられます。
- 保険料は1日あたり約96円
- 通算支払限度額1,000万円
- 追加保険料0円で家族も補償
補償対象となる家族が5人の場合、1人あたりの保険料は月590円(2,950円÷5人)。労働問題、ネット誹謗中傷、近隣トラブルなど様々な法的トラブルに対応しています。
補償内容、付帯サービスをまとめた資料の請求はWEBから。
弁護士保険で法律トラブルに備える
その他に関する新着コラム
-
ホストクラブのツケや売掛金とは一体どのようなもので、ツケをおこなったらどのようなリスクがあるのかを正確に把握せずに使っている方も多いのではないでしょ...
-
この記事では、個人再生に失敗するケース、個人再生に失敗したらどうなるのか、成功するための方法、また失敗したときにどういった方法で借金を減額すればよい...
-
多重債務者とは、2件以上の貸金業者から借り入れがある人のことをいいます。この記事では、多重債務者の特徴と現状をお伝えした上で、多重債務者になりやすい...
-
債権者とは、特定の人に対し、一定のお金を請求する権利を持つ人です。要するに、金貸し業者や慰謝料を受け取る人などが該当します。この記事では、債権者が有...
-
債務超過とは負債が資金を超え、資金を全て売却しても返済しきれない状況を指します。即倒産ではありませんが、倒産のリスクが非常に高いといえるでしょう。こ...
-
民事再生法とは、会社が抱える借金を減らし、会社の経営を立て直すための法的手続きです。また。破産と違い、民事再生法なら事業を継続することができます。会...
-
督促状が届いても自動車税の滞納を続けていると、突然給与や預貯金を差し押さえられるリスクがあります。
-
債務者(さいむしゃ)とは、特定の債権者(さいけんしゃ)に対してお金を借りている、あるいは一定の給付義務を持つ人のことで、ローンの未払いや奨学金の滞納...
-
新型コロナウイルスの影響を受け、収入が減ってしまった方は必見!相談先やもらえる給付金をまとめました。国民年金の減免から住宅ローンの延長まで幅広く取り...
-
借金地獄に陥る原因は人それぞれです。そのため、脱出方法も個々で最適な方法が変わります。この記事では、あなたの原因に合わせて最適な脱出方法をご紹介しま...
その他に関する人気コラム
-
ブラックリストとは、クレジットカードやカードローンの返済遅延・滞納や債務整理などにより、信用情報機関に事故情報が記録されることを指します。本記事では...
-
専門家の助力があったとしても、今すぐブラックリストを削除することは難しいです。信用情報を回復させる方法、ブラックリストが消えるまでの期間、これ以上悪...
-
スマホを購入する際に、分割払いに利用する方も多いのではないでしょうか。しかし場合によってはその審査に落ちてしまうことがあるのです。ここの記事では、ど...
-
債務者(さいむしゃ)とは、特定の債権者(さいけんしゃ)に対してお金を借りている、あるいは一定の給付義務を持つ人のことで、ローンの未払いや奨学金の滞納...
-
催告書(さいこくしょ)とは、滞納しているお金等を請求する際に送られてくる書類のことをいいます。この記事では、①催告書の意味②督促状との違い③すぐに払...
-
廃課金とは、廃人と課金を合わせたネットスラングで、一般的に収入に見合わない金額を課金する人を指します。本記事では廃課金の定義や課金してしまう人の特徴...
-
債務不履行とは、故意又は過失によって自分の債務を履行しないことを言い、履行遅滞、履行不能、不完全履行の3種類があります。債務不履行とならないように、...
-
国民健康保険は国民皆保険と呼ばれるように、「20歳以上の社会保険未加入者は国民健康保険へ加入する義務」があるため、もし滞納をしている場合は必ず滞納分...
-
買い物依存症とは、借金をしてまでも買い物を続けてしまう症状のことを言います。この記事では買い物依存症の特徴や対処法、すでに借金を作ってしまった人の解...
-
債権者とは、特定の人に対し、一定のお金を請求する権利を持つ人です。要するに、金貸し業者や慰謝料を受け取る人などが該当します。この記事では、債権者が有...
その他の関連コラム
-
水道料金を滞納してしまうと、水を使えなくなるだけではなく、ブラックリスト入りしたり給料の差し押さえなどのリスクがあります。この記事では、滞納から給水...
-
任意売却(にんいばいきゃく)とは、住宅ローンや借入金の返済が困難な時に使われる方法の一つです。競売による不動産売却のように市場価格よりも安くなる事態...
-
債務整理の弁護士費用は分割払いができます。本記事では、弁護士費用の相場から、分割払いしたときの月々の返済額、分割払いの回数上限、費用を安く抑える方法...
-
自己破産するにはどうしたらいいか考えている方に向けて、自己破産するための要件、自己破産の手続の種類と特徴、同時廃止事件と管財事件の流れなどを解説しま...
-
妻がサラ金で借金をしていた、夫の名義でカードをつくっていたなど、自分は節制していたはずなのに借金を抱えることになるケースは珍しくありません。この記事...
-
債務者(さいむしゃ)とは、特定の債権者(さいけんしゃ)に対してお金を借りている、あるいは一定の給付義務を持つ人のことで、ローンの未払いや奨学金の滞納...
-
『お金がないけど病院に行きたい』経済状態によって治療費の負担は大きくなりますが、本記事ではお金がない時に病院を利用する方法と、お金がない方が病院で治...
-
催告書(さいこくしょ)とは、滞納しているお金等を請求する際に送られてくる書類のことをいいます。この記事では、①催告書の意味②督促状との違い③すぐに払...
-
「在宅ワーク 高収入」と誰しも一度は検索してみたことがあるのではないでしょうか。自宅にいながらにして高収入とは、夢のような響きです。しかし、果たして...
-
個人再生は裁判所を介して借金の返済計画手続きを申立てることで借金を大幅に減額することができますが、一方で、車を手放すことになるとも言われています。本...
-
ブラックリストとは、クレジットカードやカードローンの返済遅延・滞納や債務整理などにより、信用情報機関に事故情報が記録されることを指します。本記事では...
-
パチンコで借金を作ってしまったことに後悔しているのであれば、債務整理することでやり直すことができるでしょう。この記事では、パチンコでできた借金でお悩...
弁護士・司法書士があなたの借金返済をサポート
債務整理では、債権者と交渉する任意整理や法的に借金を減額する、個人再生や自己破産などがあります。また、過去の過払い金がある方は、過払い請求を行うことも可能です。
ただ、どれもある程度の法的な知識や交渉力が必要になってきます。債務整理をしたくてもなかなか踏み切れないあなたをベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)の弁護士・司法書士がサポートいたします。