任意整理は、債権者(お金を貸している側)と交渉して和解することにより、将来利息と遅延損害金をカットしてもらって借金総額を減らし、さらに残った元金部分の返済期間を猶予(延長)してもらう手続きです。債務者(お金を借りている側)が債権者と直接交渉することも可能ですが、応じてもらえないことがほとんどなので、弁護士・司法書士に依頼して代理人になってもらい、交渉を
進めるのが一般的です。
裁判所など公的機関は通さないので、手続きは比較的シンプルかつ短期間に進み、配慮しておけば家族や職場など周囲には知られずに完了させることも可能です。そのため依頼者にとってはハードルが高くない債務整理手続きで、年間数百万人が利用しているといわれています。減額幅はそれほど大きくありませんが、月々の返済の負担が減れば生活を立て直せそうな人に適しているでしょう。
任意整理は私的な手続きなので、債権者の同意さえ得られればどのような条件でも行えますが、一般的には以下を満たしていない場合、交渉が難しいでしょう。
以下のシミュレーターを使って、任意整理をした場合にどのぐらい借金総額が減るか、月々の返済額がどのくらい減るか計算できます。
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任意整理を弁護士・司法書士に依頼した場合、借入先の数や減額幅によって費用が変動します。
※費用は目安で、事務所により異なります
内訳 | 金額 |
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基本費用 | 1債権者あたり2~4万円 |
減額報酬 | 減額できた金額の10% |
任意整理の解決事例は以下からご覧いただけます。
任意整理の解決事例を見る日常生活で何かペナルティがあるわけではありませんが、クレジットカードが作れない、ローンが組みにくいなど、いくつかの制限が生じます。
任意整理後の生活の詳細を見る債権者が和解案に応じなかったり、依頼者の返済が滞ってしまったりして、失敗するケースはあります。
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