幼少期から学生時代まで、借金問題で苦労したという坂本先生。この世の債務整理を解決していきたい、という強い想いにはそういったバックグラウンドが関係しております。
また、即日相談で全国津々浦々にいつでも債務整理解決のために向かう坂本先生にはどういった背景があるのか？坂本先生について深く掘り下げたインタビューです。
「郵便受けに入っていた父の消費者金融の督促状を、どう母に見せるか迷った」
――最初になぜ坂本先生は司法書士になられたのですか？
幼い頃、父、母、自分の家族三人で暮らしており、ずっと父が借金問題で悩んでいる姿を傍で見てきました。借金の理由として家計に余裕がないなか、父が不動産を高値で買ってしまって。その後、不動産を売りに出しましたが、全く売れずに住宅ローンが借金として残ったことと、その後、父がやけになり、パチンコにはまってしまったことでしたね。当時、父の借金の督促状がポストに入っているのを私が見つけ、それを母親に見せるか何度も迷ったものです。
その後、専門家にも相談したのですが、破産を勧められただけでした。その後、破産はしませんでしたが、この借金問題がきっかけで、父と母は離婚しました。家族も自分も精神的に、とてもつらい思いが長い間続きました。これが、自分が士業に関わりたいと思った始まりです。
――なるほど、幼少期から学生時代にかけて借金問題で困った経験から、同じ思いを人にしてほしくない一心で司法書士を志したのですね。
そうかもしれませんね。
お金の問題で犯罪が起きているのをニュースで見かけますが、それは一般的に「専門家に相談すれば解決する」という世間の認知が足りていないのだと痛感します。
当事務所は小さくて発信力がない事務所ですけれども、業界全体で発信しなければいけないな、と強く思っているんです。
――私も昔、借金問題などを弁護士や司法書士に相談するべきと知らなかったので、そういった事実は普及していくべきだなと思います。
最近だとリボ払いをしている方が多いじゃないですか？
リボ払いで悩む方もお金に対する認識がしっかりしていれば減ると思います。ちなみに、リボ払いってご存じですか？
――実は現金派でして…(笑)確かに名前は聞いたことありますが…。
あ、そうなんですね(笑)
リボ払いについて説明させて頂くと、例えばあなたが年利15％で10万円の借金をするとします。
そうすると多くの方は、一万円を返す時に利息が1500円でいいと考えるのではないでしょうか。そして「利息安いな～」と感じるんじゃないでしょうか。
しかし、これは間違いです。先程の例では、10万円×0.15＝1万5000円という計算となり、年間に発生する利息の総額が出ます。これを12で割れば1か月に発生する利息が1200円となるわけです。
そうするとクレジットカード会社の人は「2000円で返せますよ」と言ってきますけど、2000円から1200円を引くと大体800円くらいしか残らないですよね。あなたは一か月に元金は800円しか返せないと言うことになります。
――なるほど。元本には半分も入っていないんですね。
これがリボ払いの正体です。向こうが取れる利息は決まっていて、それにちょっと上乗せして返済させると少しずつしか返せないから長引くという仕組みですね。
そうすると次の年に元金にさらに15%が上乗せされるという形になります。だからお金を貸す方はずっと長引いた返済をさせてきます。元金に対して利息が付くので。
――え！！怖いです！！
若い方は、かなり多くの方がカード関係で悩みますね。
便利で見えないお金の流れには本当に要注意が必要です。現在決済するものを来月に回す仕組みとなっているカードはみなさん気を付けてください。
知らない間にとんでもない利息を払う羽目になる危険性を持っていますからね。
――私も以前からカード関係怖いなと思っていまして、生まれてこの方カードを持たないようにしています…。
あ、現金派ってそういうことでしたか！(笑) カードだとポイントもたまってお得なこともありますが、使いようによっては本当に借金問題に苦しむことになるので…。
僕はそういったお金のことで人生が悪い方向に変わってしまった過去があるからこそ、せめて当事務所に相談に来られた方はそういったカードの被害に遭わないようにしてほしいとは思いますね。特にお金の問題は、個人の悩みに留まらず、人間関係にも影響を及ぼしてしまいます。
依頼者の方の多くは営業のために僕らがこういった言葉を言っていると思われますが、本当に早めに対処をすることが良い方向に繋がるのでお困りの方はどこでもいいからお早めに相談をしてください。
――インタビューを通して坂本先生は本当にそういったお金の問題で困っている方を救いたい、という気持ちが伝わってきて、お優しい方だなと思います。
相談者様が後悔しない選択肢を
――ちなみに先生は相談に応じてそれに沿った解決方法を提示しているという形ですか？
そうですね。
ちなみに債務整理のやり方は三種類あって、自己破産、個人再生、そして任意整理です。一応相談者様の皆さんには全部説明致します。
大方この人はこういう手段を取るべきだなとは思いますが、説明をしないと後で違う選択があったかもしれないと後悔されたくないので全部の選択肢を説明します。
特に任意整理（※）を選択された方は、支払っている間に支払いがしんどくなる時が必ず来ます。その時にもっと違う選択肢があったのではないか、と思ってほしくはないです。自分が選んだ選択に悔いが無いように最初に全ての選択肢を説明させて頂きます。
（※任意整理とは：返済時に発生する金利をカットすることで返済対象を元本のみとし、3年～5年程度の分割で返済する手続き）
――素敵ですね…！先生のホームページには即日相談が可能と記載ありましたが、ご相談者様からするととてもありがたいことではないかなと思います。
当事務所は即日相談可能を重要視していてそこは他の事務所にはない自分の強みだと実感しております。
例えば、前の夜に東北地方のある県の方から電話があって、次の日の始発でその方に会いに行き、午前中には相談・受任することも最近ありました。
2,3日前には関東地方のある県の方から電話があり、闇金14社からお金を借りていて明日中にそのうちの５～６社に返さなくてはいけないという状況だったので、その日中にその地域に行きホテルに泊まって、次の日に片っ端から闇金に電話を掛ける、ということをさせて頂きました。
私は一人で事務所をやっており、大阪の箕面という多少中心から離れた地域で事務所を開業しているので、分刻みのスケジュールというわけではなく、ある程度、調整できるので、全国対応でなるべく即日お会いできるように頑張っております。それが当事務所一番の強みですね。
――全国津々浦々いつでも向かうのはすごいですね。
基本的には交通費もその日中に頂くことはなく、費用にプラスして後日お支払いしてもらう形なのでご安心して頂きたいです。
――言葉にならないくらいすごいですね。
他の方には中々出来ないことだと思います。ただ、個人事務所で自分ひとりしかいないですから。従業員がいてその方々に払う給料は無くて自分一人が生きていければ何も問題はないと思ってこのスタイルで営業しています。
――そういった内容はホームページには載っていないのですが載せない理由などはございますか？
ホームページにサービスが乗っていて実際蓋を開けてみたらそうでないということはよくあるじゃないですか？そういうことをあまりしたくなくて。
実際に東京まで行って、ご相談をさせて頂いた結果、結局ご依頼して頂けなかった場合などは、交通費は当日に頂くこともありますし。あまりホームページに誇張して書くことはしたくないですね。
本音をお伝えする事が重要
――なるほど、表向きだけのホームページは作りたくないのですね。そういった正直な性格な坂本先生の他の強みや弱みなどはございますか？
うちの事務所は自分一人なので直接司法書士とやり取りが出来るのも事務所の強みですね。大きい事務所なんかは事務の方としか話せないということもありますし。
――先生がご相談を受ける上での心がけはございますか？
なによりまず相談をされる方は緊張しているので、緊張をほぐすことですね。緊張して大事な要点を話忘れてしまっては元も子もないのでリラックスしてもらうことは心掛けています。後はメリットよりもはるかにどんなデメリットがあるのかを説明することですね。メリットはほどほどにしか言わないです。
選択された道を後悔してほしくないのでデメリットをなるべくお伝えしております。メリットなど自分にとってプラスな話はすぐにみんな覚えるんですよ。デメリットはすぐ忘れてしまう方が多いので。デメリットに時間をかけますね。
例えば、クレジットカードが五年、十年使えなくなりますという説明以外にもクレジットカード使えなくなることによって携帯の機種変更できなくなりますなど。一括でしか買えなくなります。分割が出来ない。このことは、丁寧に説明します。
あとはETCカードが使えなくなることも説明します。もしETCカードが使えなくなった時はパーソナルETCカードというものがあり、このカードの手続方法なども説明しています。
――そういった丁寧な対応を取る先生に向けての感謝の言葉も多いのかなと思います。
そうですね、多くはないですが、定期的に連絡を取ってくれる方はいますね。
しかし、悲しいことにまた同じ問題での連絡もあるのがつらいですね。そういった連絡が無くなるように日々債務整理問題の解決に向けて全力で取り組んでおります。
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