ギャンブルで作った借金を、住宅を維持しつつ、債務額と返済額を減少させた事例

個人再生
40代
男性
借金の理由
パチンコや競馬などのギャンブルで生活費を使い果たし、借入れを繰り返した。
債務整理前
借金総額
700万円
月々返済額
13.5万円
借り入れ社数
6社
借金の期間
5 年5ヶ月
不動産の有無
あり
減額できた借金総額
560 万円
減額できた月々返済額
9.6 万円
債務整理後
借金総額
140万円
月々返済額
3.9万円

依頼前の状況

Aさんは、会社の先輩から教わり、30代半ば過ぎで初めてギャンブルを覚えました。
Aさんは、仕事のストレス解消の目的もあり、休日を利用してパチンコをしたり、競馬の馬券を購入したりしましたが、やがて、負けが込んでくると利益を出すまで止められず、生活費はおろか借入れをして資金を作り、パチンコや競馬にのめり込みました。
気が付くと700万円にまで借金が膨らみ、借入れなくして月13.5万円の返済ができない状態でした。
Aさんには自宅以外に目立った財産はなく、実家からの援助など一切見込めませんでした。
このままでは近い将来には、住宅ローンも払えず、せっかく買った住宅を手放さなければならない状況でした。

依頼内容・対応と結果

当事務所がAさんから小規模個人再生のご依頼をお受けした結果、住宅ローン以外の債務700万円について、8割に当たる額を免除し、残りの2割部分のみを無利息かつ3年で返済するという内容の再生計画案が、債権者全員の同意で認可されました。
その結果、債務総額は140万円、月々の支払額も月3万9000円(3年36回払い)に減少しました。
一方、自宅だけは売りたくないとのAさんの希望を受け、住宅ローンについては引き続き契約通りの返済を継続できる特例を再生計画案に盛り込み、同じく全債権者の同意により認可されました。
現在、Aさんは、ギャンブルも一切せず、自宅を維持しながら、住宅ローン以外の債務を無理なく返済していけるようになりました。

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