過払い金請求にデメリットは少ない|状況別デメリットまとめ

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過払い金請求にデメリットは少ない|状況別デメリットまとめ
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2016.10.27

過払い金請求にデメリットは少ない|状況別デメリットまとめ

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過払い金請求ができる対象者は現在500万人以上いると言われていますが、実際のところ過払い金請求に踏み切る方は実はそう多く無いといわれます。その理由の一つが、「過払い金請求をするとブラックリストに載る」などのデメリットを気にしてのことです。

確かに「過払い金請求のデメリット」にブラックリスト行きを示す言及をしているブログなどが多くありますが、それは全くの誤解です。以前は過払い金請求を行うとブラックリストに載ってしまうこともありましたが、金融庁による見解の見直しを受けて、現在ではそういったデメリットは無くなっています。

詳細はこちら:過払い金返還請求のデメリットと思われている事

今回は、デメリットを考えて過払い金請求を躊躇しているかもしれない方に、過払い金請求に関するメリットとデメリットを状況別にご紹介していきたいと思います。
 

【過払い金の全知識】
過払い金請求|利息の計算と返還手続き・専門家選びの全手順

借金問題を弁護士や司法書士に依頼するメリット

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【目次】
結論|過払い金請求にはデメリットが少ない
 ◆過払い金請求は本来返ってくるべきものを請求しているだけ
 ◆過払い金請求をしてもブラックリストには載らない
 
状況別の過払い金請求のメリット・デメリット
 ◆完済している金融機関から過払い金請求をする場合
 ◆返済中の金融機関から過払い金請求をする場合
 ◆自分で過払い金請求をするメリット・デメリット
 ◆専門家に過払い金請求を依頼するメリット・デメリット
 
過払い金請求を行う上での注意点
 ◆過払い金の返還金額は会社の経営状態により変動する
 ◆過払い金には時効がある
 ◆請求先へ借入残高がある場合の注意点
 
まとめ
 ◆過払い金請求に関する記事まとめ
 

結論|過払い金請求にはデメリットが少ない

まず、率直に申し上げますと過払い金請求にはデメリットが少ないと言えます。他の債務整理であるように、財産を失ってしまったり、裁判所を通して難しい手続きを行なったり、保証人に請求がされたりというデメリットと考えられることが過払い金請求には無いからです。
 
また、懸念している方も多い「ブラックリストへの掲載」も、状況によりますが載らないケースが多いのです。まずはそのことについて詳しくご説明していきます。
 

過払い金請求は本来返ってくるべきものを請求しているだけ

なぜ過払い金請求にデメリットが少ないと言い切れるかというと、過払い金請求は多く払いすぎていた利息分を請求しているだけに過ぎないからです。砕いて言うと「昔払いすぎていた分を返してください」と言っているだけなので、それによって財産が差し押さえられたり、裁判所を通したり、保証人に迷惑をかけるようなことになれば納得できませんよね。
 
昔払いすぎていた過払い金を請求する権利は誰にでもありますので、例え現在借金があるとしても臆することなく行使していかないと損です。

 

過払い金請求をしてもブラックリストには載らない

まず、最もおおきなデメリットとされてきた「ブラックリストに載る」という誤解についてです。そもそもブラックリストとは、「信用情報機関が行う返済能力に関する情報」のことを言い、貸金業者が「この人にお金を貸しても返済が難しいとだろうと思われる方」を、信用情報機関に登録されることを指します。

 

【信用情報機関とは?】
信用情報機関とは、加盟する会員会社から登録される信用情報を「管理・提供」することで、消費者との間の健全な信用取引を支える機関です。
参考:自分の信用情報を確認する信用情報開示請求の手順

 

以前は過払い金請求でもブラックリストに載っていた

ひと昔前までは、過払い金請求でも信用情報機関に「契約見直し」等の情報が登録されてしまうため、信用情報機関に載らないように、一度借金を完済してから過払い金請求をするという手順でした。

しかし、過払い金請求は、「自己破産個人再生任意整理特定調停」などに代表される債務整理とは性質が異なり、払いすぎたお金を返してくれという政党な権利主張です。これを受けて、金融庁は過払い金請求の場合でも、信用情報機関に履歴を登録すべきでないとの見解を示したのです。

参考:グレーゾーン金利とは|過払い金を返還する為の正しい知識まとめ

 

現在も借金がある方はブラックリストに載ってしまう可能性もある

ただ、後述しますが現在も借金が残っている方は、債務が残っている金融機関に過払い金請求をすることでブラックリストに載ってしまう可能性はあります。例えばA社から100万円借りていて過払い金が60万円あり、過払い金請求により借金が40万円に減ったようなケースです。
 
この場合、任意整理として過払い金請求を含めた借金の減額交渉を行ないます。つまり、過払い金請求後も債務が残ってしまうようでしたらブラックリストに載ってしまうというデメリットがあります。
 

ブラックリストに載っても他人に知られることは無い

ブラックリスト(信用情報機関)に載ってしまう場合は、債務整理(自己破産・民事再生・任意整理・特定調停)があった場合や、返済の遅れなどが発生した時です。

その場合には、5〜10年間の間カード会社の利用や消費者金融などからお金を借りることはできなくなってしまいますが、もっとも、あくまで信用情報機関が貸し倒れを防ぐための情報ですので、仮にブラックリストに載ったとしても、家族やなどに知られる心配は皆無でしょう。
 

【関連記事】
ブラックリストに載る理由と消し方|ブラックリストの全知識
 


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状況別の過払い金請求のメリット・デメリット

過払い金請求と言っても今現在も借金をされている方や、既に完済されている方、または、自分で過払い金請求をしようとお考えの方、弁護士や司法書士などの専門家に依頼しようとお考えの方と様々だと思います。こちらでは、過払い金請求の状況別のメリット・デメリットについてまとめてみました。
 

状況

メリット

デメリット

 

借金完済済み

 
・返還額がそのままプラスになる
 

・特になし
・過払い金請求しないことがデメリット(時効の成立)
 

 

借金返済中

 
・借金を減らせる

 
・ブラックリストに載る可能性がある
 

 

自分で行う

 
・費用を安く抑えられる

・手続きが面倒
・期間がかかる
・和解金が低くなる
・訴訟されることもある

 

専門家に依頼する

・手続きをやってくれる
・早い解決が望める
・過払い金の増額が望める
・訴訟されても頼りになる

 
・費用がかかる

 

完済している金融機関から過払い金請求をする場合

まず、既に借金が完済している方は過払い金請求をすることでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
 

メリット:返還額がそのまま手元に入る

既に借金返済が終わっている方にとって、過払い金請求は大きなメリットです。過払い金請求の平均返還額は100万円前後と言われており、それがそのままあなたの臨時収入(厳密には取り返しているだけですが)になります。
 

デメリット:過払い金請求をしないことがデメリット

借金完済している方にとって、過払い金請求をするデメリットはありません。むしろ、このまま過払い金請求を行わないと完済から10年後に過払い金請求の消滅時効が完成してしまうというデメリットがあります。過払い金請求の消滅時効については後半でもう少し詳しくご説明します。

 

返済中の金融機関から過払い金請求をする場合

現在まだ返済中の金融機関から過払い金請求をするメリット・デメリットは以下の通りです。
 

メリット:借金を減らすことができる

現在借金が残っている金融機関からも過払い金請求は可能です。過払い金請求を行うことにより現在の借金を減らすことができるでしょう。金額によっては過払い金請求によって借金完済できるかもしれません。
 

デメリット:ブラックリストに載る可能性がある

上記でもお伝えしましたが、借金が残っている金融機関に過払い金請求を行ない、それでも借金が残ってしまうと、ブラックリストに掲載されてしまいます。それにより、新たな借り入れやローン契約を5~10年することができません。

 

言い換えると、それくらいしかデメリットはありませんので過度に気にしすぎる必要もないでしょう。
 

自分で過払い金請求をするメリット・デメリット

それでは、過払い金請求を自分で行なった場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
 

メリット:費用を安く抑えられる

メリットはやはり、過払い金請求にかかる費用を極限に抑えることができる事です。過払い金請求は裁判所を介する手続きではありませんので、全くと言っていいほど費用がかかりません。
 
つまり、自分で過払い金請求を行ない100万円の過払い金が返ってきたのであれば100万円が丸々そのまま、あなたの手元に入ってきます。
 

デメリット:手間がかかる

一方で自分で過払い金請求を行なうデメリットは、まず、非常に時間と手間がかかってしまうことです。過払い金請求は取引履歴の請求から始まり、引き直し計算、請求書の作成、和解交渉と行っていきます。一般の方が一朝一夕でできるような内容ではありません。初めての方が引き直し計算をしてみても、計算が不十分で「実はもっと過払い金請求ができたのに」というケースもあります。
 
また、業者によっては専門家ではなく個人から請求がされたことを良いことに、低い和解金で交渉してきたリ、逆に訴訟に持ち込もうとしてきます。要は、過払い金が極端に低くなったり、裁判沙汰になってしまうということです。
 
そうなってしまうと、無駄な労力は使い、過払い金も低くなり、費用は掛からなかったものの結果としては不十分に終わってしまうかもしれません。ですので、過払い金請求では専門家に依頼することが一般的ですし、おすすめもしています。
 
【関連記事】
自分で過払い請求をする全手順と自分で行うデメリット
 

専門家に過払い金請求を依頼するメリット・デメリット

一方で過払い金請求を専門家に依頼した場合のメリット・デメリットも見てみましょう。
 

メリット:手間を省ける

過払い金請求を専門家に依頼することで考えられることは「楽ちん」「早く返還できる」「高額請求ができる」「訴訟になっても心強い」などが挙げられます。特に過払い金請求を得意としている専門家に依頼するとそのメリットも大きくなるでしょう。
 
上記の個人で過払い金請求を行うデメリットでも挙げた、面倒な手続きや手間、金融機関からの対応、訴訟問題なども専門家に依頼することでほとんど心配しなくて済むようになるでしょう。
 

デメリット:費用がかかる

一方で、過払い金請求を専門家に依頼することのデメリットは費用がかかってしまうことですね。過払い金請求のプロにお願いしているので致し方ない出費ではあります。費用の相場としては、過払い金の20%前後が相場となっています。
 
つまり、100万円の過払い金があったとしたら20万円が専門家の報酬になるようなイメージです(費用はあくまでも相場で、事務所によって違います)。ですので、いかに過払い金請求に強くて費用面でも高額すぎない弁護士・司法書士を見つけるかが重要になります。
 
【関連記事】
過払い金請求を弁護士に依頼する費用とメリットとデメリット
過払い金請求を司法書士に頼むメリットと依頼時の費用相場
 


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過払い金請求を行う上での注意点

一般的に過払い金請求においてデメリットだと思われていたことが、実はデメリットではなかったことがお分かりいただけたかと思います。しかしながら、過払い金請求を行う上で、いくつか気を付けるべき点があるので確認していきましょう。

 

過払い金の返還金額は会社の経営状態により変動する

そもそも過払い金請求は、過払い金を回収するための行為でありますが、過払い金の発生者は50万人以上、存在します。過払い金ブームにより経営が傾いた会社、または倒産した会社が多数存在しますが、賃金業者側も利用者から数多の過払い金請求を受けているため、会社によっては返還できるだけの余裕がありません。

 

経営状態の悪い会社への過払い金請求

つまりは、レイクアコムニコスなど今も経営状態が良好である賃金業者からの高額な過払い金返還は期待できますが、CFJなど今も過払い金の返還請求に苦しんでいる賃金業者からの過払い金の返還請求が難しいということです。そのため経営状態の悪い会社に関しては、交渉で納得のいく過払い金の返還が得られず、裁判まで発展するケースが珍しくありません。

しかしながら、過払い金は過払い金発生者にとって債権であり、裁判で勝訴に持ち込むことは難しくないでしょう。経営の悪い賃金業者が相手でも、判決を通して過払い金を返還(満額の返還に過払い金の利息5%)してもらうことができます。対応の悪い会社ですと、判決後の過払い金の支払いを分割支払いなど、返還を長引かせることがあることが留意点です。

 

倒産寸前の会社からの返還金額は少ない

以上のことを踏まえると、経営状態の悪い賃金業者に関しては、なるべく早く過払い金返還請求を行うべきでしょう。会社が倒産の手続きを行った場合、過払い金の返還への望みが薄くなるためでもあります。倒産手続きは、裁判所を介した手続きであるため、実際の過払い金の返還ではなく配当金という形で、10%未満の過払い金しか戻ってきません。

実際に、倒産手続きをした賃金業者からの過払い金返還請求に関して、以下の記事を参考にしてください。

クレディアへ過払い金返還するために必要な知識とその方法
民事再生法とは|倒産した企業に過払い金請求する為の知識
武富士への過払い金返還請求への対応と今後の動向
破産したSFCGから過払い金を取り戻すのが難しい理由
民事再生したアエルからも過払い金を回収する手順
SFコーポレーション・三和ファイナンスへ過払い請求する手順
 

過払い金には時効がある

現在、過払い金発生者の多くの方が、過払い金の時効が近づいていることをご存じでしょうか。2010年から、利息制限法を超える貸付が刑罰として処罰されることになったため、ほとんどの賃金業者が法定金利内で貸付をするようになったためです。

 

そのため2010年以前に、消費者金融など高金利で貸付をしていた賃金業者から借入した方が、過払い金の対象になりますが、2010年に発生した過払い金の時効も、2020年で時効時効を迎えてしまいます。

 

時効時効を迎えた過払い金は、返還を受けることができなくなるため、過払い金の返還請求はなるべく早く行うべきです。

【関連記事】
過払い金の消滅時効は10年|時効を止める方法と過ぎた場合の対策

 

請求先へ借入残高がある場合の注意点

また、過払い金返還請求することで、ブラックリストへ掲載されることはないと紹介しましたが、請求先の賃金業者へ借入残高がある場合は、事情が異なります。もし過払い金の発生額より借入残高が上回る場合、過払い金返還請求ではなく、任意整理として過払い金による借金の減額交渉を行わなければなりません。

任意整理は債務整理の一つであり、任意整理によって借金の減額交渉を行うと、ブラックリストへ掲載されるため注意が必要です。そのため過払い金請求を行う際は、名称は異なるけど請求先が取り扱っているカードローンを利用していないか確認しましょう。

ブラックリストに関する詳細は以下の記事を参考にしてください。

▶「信用情報(ブラックリスト)を回復させる為にやるべきこと
▶「自分の信用情報を確認する信用情報開示請求の手順
▶「ブラックリストに載る理由と消し方|ブラックリストの全知識
 

 

また任意整理に関しては、以下の記事を参考にしていただけたらと思います。

▶​「任意整理の費用相場と任意整理の費用を抑える方法
▶「任意整理を有利に進めるために知っておきたい6つの事
 

 

▶▶任意整理が得意な弁護士・司法書士を探す
 

 

まとめ

過払い金請求のデメリットに関する内容は以上になります。

今回の内容でブラックリストに関する不安はすべてなくなったかと思いますので、過払い金請求をするためのきっかけになれば幸いです。
 

 

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債務整理では、債権者と交渉する任意整理や法的に借金を減額する、個人再生や自己破産などがあります。また、過去の過払い金がある方は、過払い請求を行うことも可能です。

ただ、どれもある程度の法的な知識や交渉力が必要になってきます。債務整理をしたくてもなかなか踏み切れないあなたを債務整理ナビの弁護士・司法書士がサポートいたします。

編集部

本記事は債務整理ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※債務整理ナビに掲載される記事は弁護士・司法書士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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