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【知らないと損する】おまとめローンのデメリット

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
【知らないと損する】おまとめローンのデメリット

借入先が複数ある人にとって、借金を1つにまとめられる『おまとめローン』はとても魅力的でしょう。しかし、デメリットを知らないままおまとめローンをしてしまうと、かえって借金が増えてしまうかもしれません

この記事では、おまとめローンを行う前に知っておいて欲しいデメリットについてご紹介します。

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借金を解消する最適な方法はおまとめローンではありません。債務整理なら、借金を減額した上に、金利を完全にカットすることも可能です。他にも、以下のようなメリットがあります。

  1. 業者からの催促を止められる
  2. 返済期間・返済額を調整できる
  3. 借金を減額・免除できる(手続きにより)

借金原因は問いません。まずは、どのくらい返済が楽になりそうか相談してみましょう。

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おまとめローンする4つのデメリット

おまとめローンには、主に以下のようなデメリットが存在します。

1:根本的な借金問題を解決できない

おまとめローンは、複数あった返済先を一つにまとめただけで借金を完済できたわけではありません。そのため根本的な借金問題は解決されないまま、借金が減ったと勘違いしてしまい、新たに借り入れを行ってしまう人もいます。

 

2:最終的な返済額が増加する

おまとめローンでは、返済にかかる金利を下げることができるため、返済額も下がると考えてしまいがちです。ですが、実際に計算してみると、最終的な返済額が増えていることが分かります(概算になります)。

利息総額は35万2,084円です。

おまとめローンを行った場合、利息総額は82万5,904円になります。金利が下がっているのに、利息総額が高くなってしまう理由は最小返済額が低くなっていることが原因です。

最小返済額が低いと返済期間が延びるため、利息も比例して増額します。このように、おまとめローンにすることで最終的な返済額が増えてしまいます。

3:金利が低い金融機関は審査が厳しい

おまとめローンを行う際にも通常のキャッシング同様に、審査があります。当然金利が安いところほど審査が厳しくなります。

特に銀行系は低金利で審査が厳しいことで有名で、5社以上の借り入れがあると審査に通りにくくなるといわれています。

4:おまとめローンを利用したという情報が共有される

ブラックにはならずとも、金融機関では「返済に困っておまとめローンを利用した」という情報が残ります。これにより、一定期間はおまとめローン後の新規借り入れが困難になります。

おまとめローンに向いている人・向いていない人

ローンのデメリットを見て、おまとめローンするかお迷いの方の判断基準として、向いている人・向いていない人についてまとめました。

おまとめローンに向いている人

現在の借金の金利を下げたい人

とにかく現在の金利を下げたい人がおまとめローンに向いています。

手間を省きたい・状況を整理したい人

返済先が一つだけなので、複数ある場合より簡単に返済することができます。また、どこにいくら支払ったか考える必要ありませんので、返済状況を整理したい、管理したい人にも向いているといえるでしょう。

月々の返済額を小さくしたい人

支払いにかかる期間は長くなりますが、月の返済額はその分少額になるので、返済が滞りそうだったり、家計を圧迫していたりする人におすすめです。

おまとめローンに向いていない人

返済計画が立てられない人

返済計画を立てられないままおまとめローンにしてしまうと、返済期間が長引きより借金が増えてしまうことも考えられます。

返済のお金がない・返済に追われている人

返済のお金がない、返済に追われている人はおまとめローンで問題を解決することはできません。毎月の返済額が減ったとしても、また返済に追われることになるでしょう。

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借金をまとめたいなら債務整理!

借金をまとめたいのであれば、代わりに債務整理を行うことをおすすめします

債務整理であれば、借金問題を根本的に解消することも可能です。

債務整理するとどうなるの?

債務整理は『任意整理』『個人再生』『自己破産』の総称で、このような手続きになります。

任意整理は利息のカットや毎月の返済額などの調整を行い、個人再生では、借金の総額の減額が望めます。自己破産は、借金をすべて免除することが可能です。

任意整理や個人再生後は、弁護士や司法書士もしくは裁判所が指定した口座への振り込みとなるため、借金をまとめることが可能です。

債務整理がおすすめな人

債務整理は手続きにより利用条件が異なりますが、総じておすすめなのはこのような人です。

  1. 借金問題を解決したい
  2. 返済に追われて、生活が圧迫されている
  3. 返済計画が立てられない
  4. 滞納金がある
  5. 収入が大きく減って、返済できなくなった

債務整理は弁護士・司法書士に相談し、どの手続きが最適か判断してもらった上で行われることがほとんどです。

相談料と着手金が無料で、現在手持ちがなくても利用できる事務所もありますのでご安心ください。また、費用の支払いは分割払いなど柔軟な対応が望めます。

まとめ|おまとめローンを語る詐欺・闇金に注意!

おまとめローンを利用する際、専用窓口を語る詐欺や、『審査なし』などの甘い言葉で誘い実際は高金利で貸し付けを行う闇金に惑わされてはいけません。

金利が低い金融機関は審査が厳しいですが、その分信用性があります。甘い言葉に騙されて更に借金が増えてしまった、暴力的な取り立てをされるようになったなどのリスクがあります。

借金をまとめたい、解決したいと思った場合は、おまとめローンを利用するのではなく債務整理をおすすめします。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

本記事はベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ債務整理(旧:債務整理ナビ)に掲載される記事は弁護士・司法書士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。